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「世界に対して伝えたい大きなVISIONが必ずある〜誰もが自分の軸で生きる境界線のない社会へ〜 WORLD ROAD代表 平原 依文さん」

今回は、WORLD ROAD代表の平原依文さんにインタビューしました。

◼︎プロフィール
出身地: 東京都目黒区
活動地域: 日本、世界各国
経歴: 「当たり前がない世界を探求するために」小学生から単身で中国・カナダ・メキシコ・スペインに留学。医療関係で仕事をしていた父親の影響でジョンソン・エンド・ジョンソンに就職。「自分にしかできない世界にもたらしたい価値とは何か?どんなことに一番情熱を持っているのか?」という問いに直面し、幼少期からの夢である日本の教育に変革をもたらすためにプロノイア・グループ株式会社への転職を決意する。現在はプロノイア・グループ株式会社で「働き方における教育改革」を推進しながら、「WORLD ROAD」という自身で立ち上げた会社で、「一人ひとりが自分の軸で生きる境界線のない社会」を目指し日本、世界に向けて「教育」を軸に活動している。

「誰もが学ぶことを愛し、自分にしかない宝物を生み出していく境界線のない世界を創りたい!」

記者: どのような夢やVISIONをお持ちですか?

平原依文さん(以下 平原 敬称略): 境界線がない世界を創っていきたいと思います。大人に対しては、仕事の中にあるルールではなくて、「自分が何がしたいのか?」「それに対してどういう風に周りを巻き込めるのか?」というように考え、自分らしく働ける世界を創りたいと思います。子供たちに対しては選択問題を解くのではなく、自ら選択を生み出していくような教育をしたいなと考えています。

「自分の国で留まっていては分からない新しい教育を!」

記者: それを具現化するために、どんな目標や計画を立てていますか?

平原: 直近だと、SDGsの「自分ごと化教育」を考えております。SDGsはみんなが1つとなって達成しなければいけない目標でありながら、「遠い存在」として見られがちだと感じています。「より近く、より日常」に感じてもらうために、学校を創りたいと思っています。今、色んな企業や地方自治体の方と取り組みを進めているのですが、そこにおける成功事例を1年後には1つの「生きるSDGs学校」にしていきたいと考えています。私自身、2018年の青年版ダボス会議に出て社会起業家の方々から溢れるばかりの刺激をもらいました。日本と何かしたいという海外の方人がたくさんいて、そのような方々を日本と繋げ、いつか全世界のミレニアル世代がつながれるようなプラットフォームも創っていきたいです。世界からダボス会議で出会った仲間に日本に来てもらい、「自分の国にいるだけでは分からない違う世界=みんなの世界」を共有し、教えあえるような学校を創りたいです。SDGsには正解がないからこそ、自分が1番解決したい「困った」を持続的に実現することが重要です。この学校を通じて、「自分だけの教科書」を生徒さん1人ひとりに創造してほしいです。

「みんなが1つに歩き回れる道を創る!」

記者: その目標や計画に対して、現在どのような活動指針を持って、どのような活動をしていますか?

平原: 今年の6月に「みんながひとつに歩き回れる道を創りたい」という想いで「WORLD ROAD」という会社を立ち上げました。実際にやっていることとしては、SDGsプロジェクトを起点とした、企業のサステナビリティ推進部や地方自治体の方々に向けて、企画立案・プロモーション支援や「SDGsマーケティング」「SDGs 商品開発」をテーマとしたワークショップを通じて、SDGsが自分ごと化できるような企画を立ち上げたりしています。SDGsと言いながら何をしていいか分からないと考える同世代の仲間に対して、みんなが1つとなって考えてやっていくことができる機会をどんどん創っていきたいと考えています。

「全ての境界線を越えていきたい!」

記者:そもそも、その夢やビジョンを持ったきっかけは何ですか?そこには、どのような発見や出会いがあったのですか?

平原: 私が小学2年生の時に中国留学に行った時、すごく境界線に縛られすぎて、目の前の人と向き合えませんでした。留学先の学校の中では日本人は私一人で、日本人だから点数取れないのは嫌だったので、一生懸命中国語の勉強に取り組みました。しかし、自分の「生まれた国の歴史」が原因で、最初のころはすごく差別にあいました。ストレスで10円玉ハゲになったりしたこともあり、なかなか国境の壁を越えられませんでした。「中国人の〇〇ちゃん、カナダ人の〇〇ちゃんだから」という目で観たくないと思いました。自分という名前がパスポートになり、そのパスポートで縛られてしまうと感じています。そうではなくて、自分がキチンとどういう人間なのかを伝えられたら、「〇〇人の〇〇ちゃんだから」って言われなくなると思います。そんな「〇〇人の〇〇ちゃんだから」という、しがらみや偏見、思い込み、国境、制度、ルールなど境界線のない世界を創りたいと思いました。

「本来あるべき人間の生き方が必ずある!」

記者: その発見や出会いの背景には、何があったのですか?

平原: カナダ留学時に、学校でライフプラン二ングの授業がありました。中学2年生から、2週間に1回、高校卒業後に何をしたいかを話す機会がありました。周りの生徒たちは「世界一周したい」「家を建ててホテルにする」とピュアな思いからの夢を語っていました。そして私も先生から「あなたは高校を卒業した後に何をしたいの?」と言われましたが、大学に行くという選択肢しか思いつきませんでした。「なぜ大学に行きたいのか?大学に行くのはよい会社に入るためなのか?」
その時「大学以外に道があるんだ!」と感じました。本来人間はそうあるべきだと思います。会社員になるからとか、大学生になるからとか、その為に人間って生きてないと思います。何か世界に対して大きなVISIONがあって、それをキチンと言えて、それが育まれるような教育を創りたいです。

☆最後に世界78億人の方々に向けてメッセージをお願いします!!

平原: 私は地球は国の集合体ではないと感じており、地球は1つのお家だと思います。大きなお家の中にいろんな人たちが住んでいると思います。今だと地球の中にいろんな国旗が並べてあると思いますが、「一旦それ忘れませんか?」って言いたいです。世界はみんなが大黒柱だからこそできていて、みんなが支えないと崩れてしまいます。

みんなで地球の大黒柱になりましょう!

それを心の底から伝えたいです。

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平原さんの情報はこちら
↓↓↓

●Facebook 
https://www.facebook.com/ibun.hirahara.9

●WORLD ROAD ホームページ
http://www.worldroad.org/

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【編集後記】

記者を担当した、野田、稲垣、住吉です。小学2年生から海外へ留学するチャレンジをしながら、海外にも染まらず日本の文化も大切にする平原さんの心の広さに感動しました。留学や現在の活動などを通して、国と国、人と人、環境と環境、様々な境界線の壁としっかり向き合う姿勢がインタビュー中でもすごく伝わってきました。全ての境界線を無くしたところから創る未来はどんな未来になっているのか?平原さんの活動を通じてとてもワクワクしました!平原さんの今後のさらなるご活躍を応援すると共に未来を創っていきたいと思いました!平原さん、今回は貴重な時間を作って、素晴らしいお話をしてくださりありがとうございました!

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この記事は、リライズ・ニュースマガジン”美しい時代を創る人達”にも掲載されています。
https://note.mu/19960301/m/m891c62a08b36



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