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出羽健太郎
2020年11月26日 21:24
京都大学総長、山極寿一さんの著書を読み終えた。タイトルの通りに内容については想像に難くないのだが、このコロナ渦において多くの人々が感じているアナログの良さだったり、ある種の原点回帰的な話題が中心に据え置かれている。近しい書籍を読まれている方にはやや既視感強めの内容かもしれないが、さすがゴリラを数十年ものあいだ間近で観てきた人の発言、なんともいえない含蓄がある。あと愛嬌も。つまりは温故知新的
2020年11月22日 16:24
2017年から今日まで読んだ本、およそ1,200冊をgoogleスプレッドシート上でリスト化するという意味があるようで意味がなさそうなことを先週から始めているのだが、作業を進めていく上で背中にじっとりと非常に気持ち悪い汗がつーっと流れていくのを感じていた。そしてその作業が今朝完了した。読んだことは記憶しているのだが、内容についてはほぼ忘却されているという衝撃の事態。残念ながら読了後に感じること
2020年11月16日 22:08
端的に説明すれば探検とは地理についての物語、いっぽうで冒険とは人の物語と説明されることが多いように思う。未開の土地での行動であればそれは探検となるし、行為そのものが社会的常識から著しく逸脱したり、人類史上初などの冠がつけば冒険となるだろう。最近冒険しているか、と聞かれることはあるだろうが、最近探検しているか、と聞かれることはまずない。そんな質問を受けるのは川口浩か藤岡弘、くらいだろう。前者を知
2020年11月12日 21:34
今年読んだ本は今日で180冊。どうやら2020年は200冊前後で終わりそうだ。読書に夢中になった2017年から緩やかに減少傾向だが量より質となっているのは明らかで、おそらく今後も200冊程度で推移していくだろう。今年の目立った変化としては図書館で借りる冊数が激減した。新刊よりも過去に購入した積読を優先して読み解きたいし、気に入った本を何度も何度も繰り返し読むようにもなった。そして知識よりも知恵