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不動産相続、土地の探し方、土地の売り方、賃貸、民泊

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相続不動産の売却方法や賃貸活用、土地を購入したいという方へ向けた内容となっている。住宅業界に25年従事し、不動産・相続専門のFP1級技能士です。
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2023年4月の記事一覧

リバースモーゲージとリースバックの違いとは⁈

リバースモーゲージとリースバックの違いとは⁈

リバースモーゲージとリースバック、ニーズもあり取扱いが増加傾向であると聞きます。
名称も似ており利息分や家賃といった月々一定額を負担することで、先にまとまった資金を確保できるという点では違いがいまいち分からないという方も多いのではないでしょうか。
特に高齢者も多く利用するサービスであるという点においても、慎重に判断した上で活用される必要があるでしょう。

●リバースモーゲージとは?
高齢者が居住す

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リバースモーゲージの盲点とは⁉︎

リバースモーゲージの盲点とは⁉︎

リバースモーゲージとは自宅不動産を担保として金融機関から貸付を受ける制度。
他に自治体の社会福祉協議会も同様の自宅を担保とした貸付制度をおこなっています。
制度(使い方)の違いを見ていきましょう。

〜住宅金融支援機構が提供(リ・バース60)〜
1.住宅のリフォーム資金など
2.高齢者向け住宅への入居一時金など
その名のとおり、住宅に関する使いみちが主な要件。住み替え資金や建設資金・住宅ローン借り

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〜CM・広告でみる、不動産買取りリースバック〜

〜CM・広告でみる、不動産買取りリースバック〜

リースバックとは、自宅を売却し現金化した後も継続して住み続けられるサービスのこと。
現金を手元に残せた上で継続して住み続けられるという点では、リバースモーゲージと類似したサービスと受け止める方も多いでしょう。

〜リバースモーゲージと違う点〜
利息分ではなく「家賃を支払っていく仕組み」のため買手側と賃貸借契約を結ぶ。
所有権は買手側に移るため固定資産税などのランニングコストがかからなくなる半面、所

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〜認知症と家族信託〜

〜認知症と家族信託〜

だれにでも起こりうる認知症。高齢化社会において対策をしておく必要性が高まってきているのではないでしょうか。

社会全体の高齢化にともない、認知症患者も増加しているとのこと。いわゆる「2025年問題」とも言われているが、2025年には団塊世代の全員が75歳以上となることで様々な分野において影響が生じるでしょう。
約5人に1人は認知症になるとの予測もあるようです。
私も団塊ジュニア世代の1人として当事

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新制度「相続土地国庫帰属制度」とは!?

新制度「相続土地国庫帰属制度」とは!?

いよいよ、令和5年4月27日より相続土地国庫帰属制度がスタートしました。
国も空き家対策と並行し、空き地に対しても本格的に動き始めたのでしょうか⁉️

〜相続土地国庫帰属制度〜
相続又は遺贈によって、宅地や森林などの「土地」の所有権を取得した人が、一定の要件を満たした場合に土地を手放して国に引き渡すことができる新しい制度。
注)
遺贈:相続人に対する遺贈に限る
売買:売買により、土地を取得した方は

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