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コムジョの独り言

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日々思ってしまったことなど。
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#コム活

托鉢の鐸の音が聞こえる☆上野にてコム活

托鉢の鐸の音が聞こえる☆上野にてコム活

チーーーーーーーン

チーーーーーーーン

と、鐸(鈴)の音が聞こえる。

近くに托鉢僧がいるらしい。

来るときには姿は見えなかったが、ここ上野駅前は、ものすごい人通りなので隠れていたか。

いや、目立つはずだが。

このまま虚無僧の格好で確認しに行くのもなんだし…、
来たばかりだから止めるのもなんだし…、

吹き続けてみるか…。

向こうも聞こえているだろうけど、どうなんだろう。

銀座で会っ

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さよなら卯年🐰

さよなら卯年🐰

今年もウサギの事を思い出す間もなくピョンピョンピョンと終わってしまいました。

今年一年、皆さんのおかげで尺八活動を続ける事ができました。多くの皆々様に感謝です🙏

さて、今年の目標は達成出来たのかというと、尺八関係の目標は何とかボチボチ達成できているのですが、2年ほど前からやりたいと思っていることが中々着手出来ない。

それはメルカリ。

メリカリならしょっちゅうやってるんですけどってオチを毎

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路上の人々★

路上の人々★

駅前で何か活動をやっている人というと、募金活動や署名活動、政治家の辻立ちや、物販、演奏活動やパフォーマー等々。

あとは、宗教活動者だ。

誰でも見たことのあるキリスト教系の二人組、富士山の写真のチラシを配る人。

虚無僧なので私もそのひとりになるのかも知れない。網笠に絡子、偈箱の「不生不滅」は仏教感あふれている。

先日、とある女性が話しかけてきた。

「あなたはもしや2〜3年前、吉祥寺でも活動

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男の人と、男の子。

男の人と、男の子。

最近のコム活ばなし。

とある駅前で、吹いておりました。

仕事帰りではなさそうな感じの(編み笠からは足元しか見えませんが、サラリーマンぽくないゆるい格好の)男性たちが、どこの居酒屋に行こうか相談しているようだった。  

しばらくして私に気がついて、目の前で立って聞きはじめた。

一曲吹き終わっても、立っている。

これは吹きつづけた方がいいのかな、

ともう一曲、短めの「大和調子」を吹いてみる

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乞う。を考ふ☆地下街の洋服屋の前で

乞う。を考ふ☆地下街の洋服屋の前で

コム活中、あまりの暑さで朦朧としてしゃがみ込んでいたら、目の前の偈箱にチャリンと入れてくれた人がいた。

後ろ姿は、見るからに日本人ではない海外の人。

しゃがんでいるだけでくれたということは…、

改めて自分の姿を見てみるに、完全にボロをまとった乞う人。

夏仕様の虚無僧スタイルは、上着はかなり使用感のあるインド綿の黒の羽織のようなもの。パンツはもんぺ型で作った黒パンツ。黒布が足りなかったため二

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拾う神さまに会いに行く☆ある路上演奏者の話🪈

拾う神さまに会いに行く☆ある路上演奏者の話🪈

「捨てる神あれば拾う神あり」

ということわざがある。

『ことわざを知る辞典』の解説によると、 

中世の頃からある表現なんですね。

世の中には様々な人がいて、自分のことを見限って相手にしてくれない人もいれば、その一方で救いの手を差し伸べてくれる人もいる。
日本には八百万の神がいるのだから、不運なことや非難されるようなことがあっても、悲観することはない。

…という、故事ことわざ辞典の解説。

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虚無僧の幽霊の件。

虚無僧の幽霊の件。

とても久しぶりに新宿でコム活です。

ようやく、咳が減ったということで出てみる気になった。

人が増えましたね。

観光客がほとんど。

そして、いつもの場所の地下道の滞在者のみなさんは一掃され、誰もいなかった。

寂しい…。

とても幅の狭い地下道なので、苦情があったかも知れない。

昨年12月の話。

みんなどうしているのか。
何処に行ったのか。
屋根のある場所にいるのか…

近くの連なってい

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いつもの場所。

いつもの場所。

新宿のとある地下道。

コム活日記にも度々つぶやいているこの場所、 
地下道に、

今年から一人、
二人、

と、

段ボールをひいて寝転がる人が現れ、

秋頃から、

七つ、

八つ、

段ボールと少しの荷物の、場所の確保の跡。

二人くらいぼんやり座っている。

目の前には途切れなく人が行き来している地下道。幅は4メートルくらい。

コロナのせいか、オリンピックで締め出されたのか…。

都庁の

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鳴らない竹と鬼太郎と🎃変わってあげたい命

鳴らない竹と鬼太郎と🎃変わってあげたい命

尺八にはよく鳴る竹と、全然鳴らない竹がある。
そもそも鳴らないのではなく、鳴らせないのでは?
という疑問は置いておいて...、
鳴らない竹は目一杯、息を吹き込んでも、全然大きな音が出ない。
それが、一時間も吹いていると、よく鳴る竹よりも全然よく鳴る竹に変わったりする。しかも良い音で。

これは私にだけあることかも知れないが、実際そうなのだ。
地無しだったりすると、竹の中がいくらか湿ってそれが漆の変

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尺八とジェンダーギャップ🌈

尺八とジェンダーギャップ🌈

某駅前にて。
一曲吹き終わり、編み笠を上げて見やると、今風の可愛いセーラー服を来た女子中学生が私の横に立ち、パチパチ手を叩いてくれていた。

「綺麗な音がするな〜と思って・・・」

あら嬉しい❤️

「2年前も尺八吹いているのを見ました」とのこと。

おお、覚えててくれてたの、ありがとう❤️
また会えたなら偶然だねぇ。

「この長い棒は何ですか?」

ああ、このつっかい棒ね。前も、お父さんが尺八奏

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辻立ちを排除された駅に、暫くしてからまた辻立ちに行ってみる。

辻立ちを排除された駅に、暫くしてからまた辻立ちに行ってみる。

雨降りは虚無僧ができる場所が限られるのである。

なので、以前警備員さんに排除された場所にもう一度行ってみたりする。
性懲りもなく。

何度も行っていたけど、ある日突然警備員さんがやって来て「ここは禁止です」なんて言われたりする。

しかしながら、こちらにとって良い場所というのがあるのだ。

何故良い場所かというと、その雨降りでも出来る屋根がある場所ということ。そして下校の子どもたちが大勢通るのだ

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さよなら丑年🐮

さよなら丑年🐮

今年もあと僅かです。
いつの間にか。

何を隠そう私、丑年生まれです。
今年何回目の丑年かはご想像におまかせ❤

この一年色々ありましたね。

最大のピンチは、夏以降、体の不調で虚無僧活動に暫く行けなかった事でしょうか。持病がありまして再発ってやつなんですが、普段は数ヶ月続く咳を何とかやり過ごすのですが、今年は12月に芝居に出なければいけない。責任重大なので医者に薬を処方してもらいに行きました。呼

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