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kataha
2024年5月25日 18:00
下北沢と言えば、演劇、音楽、アート、古着屋など、サブカルの街、そして若者が集まる街で知られている。若い頃は、ライブを聞きに行ったり、自分も個展をやったり…、芝居は今でも観に行ったり時々しておりますが、最近はもっぱら虚無僧でお世話になっている。改札口すぐ横のいつもの場所に陣取ると、左の方からは、ギターか何かを弾いて歌っている声、右の方では「6時から無料お笑いライブやってま〜す」の声(
2024年5月18日 18:21
チーーーーーーーンチーーーーーーーンと、鐸(鈴)の音が聞こえる。近くに托鉢僧がいるらしい。来るときには姿は見えなかったが、ここ上野駅前は、ものすごい人通りなので隠れていたか。いや、目立つはずだが。このまま虚無僧の格好で確認しに行くのもなんだし…、来たばかりだから止めるのもなんだし…、吹き続けてみるか…。向こうも聞こえているだろうけど、どうなんだろう。銀座で会っ
2024年5月4日 21:41
久々に新宿某地下道の端っこに陣取り、さて、吹き始めようと息を入れたら音が出ない。最近練習も怠っているし、とうとう劣ってしまったか!一瞬焦りましたが…、地下道から吹いてくる強風のせいだった。コム活の一番の大敵は風。ここは風が強いと分かっちゃいるが排除されない安心な場所。どっちを取るかなのだ。せっかく来たので意地でも吹いてやろうと風に負けないようにとこちらも吹いてやる。その日
2024年3月21日 06:19
最近、あちこちにある石塔やら石仏やらを調査していたら、自分もなんだか石塔やら石仏になったような気がしてきた。時代錯誤も甚だしい格好で、江戸のかけらも無い真新しい街中に立っていると、虚無僧は石塔並みかも知れない。ということで、ワタクシ石塔です。なんて気持ちで吹いていた。この日は吉祥寺駅周辺エリア。すると珍しくいつもより反応があった。年齢層の幅も広く、若い人から年配の方まで
2023年12月25日 14:19
年の瀬です。ひさびさにコム活報告です。場所は高円寺。実は最近また喘息がはじまり辻立ちに出られなかったのが、どうせ低空飛行だし(良くも悪くもならない)、クリスマスだし行く気になったのだ。さて、いつもの場所で吹きはじめようと思った矢先に、背後からマイクで何やら怒っている声。よくよく聞いて見ると、今世界で起きている戦争に対する批判。そりゃ、戦争はいけないことだしどこかの金
2023年10月27日 07:33
某地下道にて。しばらく吹いていてもいつものことだが人々の反応はない。オバチャンが10円くれただけだった。場所を変えようと、隣の駅に行く。ここは、後ろが壁で、高架下のため音がよく通るので、誰かしら聞いてくれる場所ではある。が、眼の前に、下校途中の高校生が5、6人たむろしはじめた。元気な高校生の話し声には負けてしまう。そして、何やらチクリとすると思ったら、蚊が飛び立っていった。
2023年10月23日 20:41
駅前で何か活動をやっている人というと、募金活動や署名活動、政治家の辻立ちや、物販、演奏活動やパフォーマー等々。あとは、宗教活動者だ。誰でも見たことのあるキリスト教系の二人組、富士山の写真のチラシを配る人。虚無僧なので私もそのひとりになるのかも知れない。網笠に絡子、偈箱の「不生不滅」は仏教感あふれている。先日、とある女性が話しかけてきた。「あなたはもしや2〜3年前、吉祥寺でも活動
2023年10月9日 16:43
最近のコム活ばなし。とある駅前で、吹いておりました。仕事帰りではなさそうな感じの(編み笠からは足元しか見えませんが、サラリーマンぽくないゆるい格好の)男性たちが、どこの居酒屋に行こうか相談しているようだった。 しばらくして私に気がついて、目の前で立って聞きはじめた。一曲吹き終わっても、立っている。これは吹きつづけた方がいいのかな、ともう一曲、短めの「大和調子」を吹いてみる
2023年8月24日 05:08
高円寺〜大久保〜新宿〜飯田橋普段はあまり夜は虚無僧しませんが、この8月は夕方5時過ぎても30℃超えが続き、流石に日が沈んでから行くことにする。何故、夜やらないかって、編笠かぶった全身黒尽くめの格好をした虚無僧が夜、駅前に立ってたら怖い。周りにマンションあるような駅だと通報されやすい。朝3時半起きしている。というわけで、夜は周辺に住宅のない賑やかな駅を選びます。神楽坂
2023年7月27日 09:13
いやはや、永遠にこのまま暑い日々が続きそうです。あまり暑すぎると野菜の成長が止まってしまうのだそうだ。そう言えば我が家のベランダ菜園のインゲンもキュウリも全然大きくならない…。ピーマンも暑さで傷んでしまっている。その代わり、この晴天続き。梅干しは干し放題だ。ということで、ご飯と梅干しの日々が続くのか。ま、我が家の事情はいいとして…、あまり気温が高すぎるとコム活に
2023年7月12日 05:32
コム活中、あまりの暑さで朦朧としてしゃがみ込んでいたら、目の前の偈箱にチャリンと入れてくれた人がいた。後ろ姿は、見るからに日本人ではない海外の人。しゃがんでいるだけでくれたということは…、改めて自分の姿を見てみるに、完全にボロをまとった乞う人。夏仕様の虚無僧スタイルは、上着はかなり使用感のあるインド綿の黒の羽織のようなもの。パンツはもんぺ型で作った黒パンツ。黒布が足りなかったため二
2023年6月25日 16:33
生きているとお腹が減る。尺八なんか吹いてたらさらにお腹が減る。 時々、コム活中に、お腹が減ったという感覚を強烈に自覚するということがある。シャリバテというやつだ。ちょうど劇団Pカンパニーによって公演された作・別役実の『招かれなかった客』『消えなさいローラ』2本立てを観た日のこと。演出は冨士川正美氏。音楽は日高哲英氏のゴールデンコンビで、共にフリーの大道具の頃にとてもお
2023年6月12日 20:27
梅雨ですね。このジメジメにも左右されない楽器、尺八。乾燥してるよりも有り難い環境なので、雨でも屋根の下であれば虚無僧日和といえば、そうなんですが…、行き交う人々は、雨の日の駅前では忙しいのです。傘という荷物が一つ多いので、何となく忙しくなり虚無僧に注意をはらう余裕が減り、特に駅前は人や車が集まりザワザワといつもより音が煩く、ついでに気圧のせいか頭も重い…。やはり、雨の日
2023年5月15日 18:46
「捨てる神あれば拾う神あり」ということわざがある。『ことわざを知る辞典』の解説によると、 中世の頃からある表現なんですね。世の中には様々な人がいて、自分のことを見限って相手にしてくれない人もいれば、その一方で救いの手を差し伸べてくれる人もいる。日本には八百万の神がいるのだから、不運なことや非難されるようなことがあっても、悲観することはない。…という、故事ことわざ辞典の解説。