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少年サッカーカリスマ指導法

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#サッカー

子どもが求めているもの・・・

今日スクールの体験に来た子供がいた。
挨拶をしてきた時点で心を閉ざしている雰囲気満載。

どうしたらこの子を引き付けられるだろうか。
会話をしながら情報を仕入れるがなかなか
彼の心をヒットさせるフレーズが見つからない。

表情が変わらないのである。
そこそこ技術もあって面白い。
しかし、今一つ開けていない様子。

結局スクール終了まで彼の笑顔を引き出すことができなかった。
悔しいが力不足である。

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サッカーは判断のスポーツ

一生懸命練習しました。でも試合では活躍できません。
これは意外とよくあるケースである。

「日本人はうまいけどサッカーを知らないね。」

と欧州の選手に言われる。

子供達の練習を見ていても、ボールリフティング、
ジグザグドリブル、相手のいないパス練習。

「相手のいない練習が多い。」

これの何が問題なのか。。。

「判断力を養うことができない練習ばかりなのである。」

勿論、初心者は基礎が重要

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女の子は皆まじめ?!それはいいことなのか?

女の子は皆まじめ

女の子を指導していると明らかに男の子とは違う。
皆真面目である。素顔は違うかもしれないが、
女の子は精神的にも大人であることが多い。

6歳の女の子でさえ、子どもではなく女性なのである。
見ている視点も非常にシビアで鋭い部分を見ている。
だから子供として扱うことを私はしない。

一人の人間、一人の女性として尊重して扱うのである。
魂レベルで考えれば、年齢というのは関係ない。

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結果を素直に受け入れる強さ

あいつがこうすればこうなったのに。。。
監督が交代しなければ勝てたのに。。
なんであそこであのプレーを選択したのか。

納得いかない結果に対して、
現実を受け入れられないことというのは多い。
誰にでもあることだろう。

しかし、全ての出来事は全てあなたの責任である。
厳しいようであるが、これは現実である。

客観的に見て、ネックとなる人がいなくなる
ことで結果が大きく変わることはある。
自分が権限

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明るさと元気の良さは実力の1つである

明るさと元気の良さというのはエネルギーである。
エネルギーが集まるところにはプラスのものが
集まってくる。

監督が明るければ監督ところに子供は集まってくる。
キャプテンが明るければチームメイトが集まってくる。
ボールはエネルギーのあるところに集まってくる。

これは宇宙の法則なので、どこにいっても当てはまる法則である。
試合をしていても、やはり元気のある子はレベルに関わらず
目立つので皆が注目す

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練習では身に着けられないもの

元なでしこジャパン澤ほまれ選手が引退した時に、セルジオ越後氏が澤選手についてコメントしていた。

「記録もさることながら、練習では身に着けづらいゴールがたくさんある選手。そういう意味ではやはり生まれ持った才能があったと言える。」

確かにそう思う。
ワールドカップで世界一を取った時のアメリカ戦のコーナーからの角度のないところからのシュートなど、
一瞬の判断やタイミングでゴールを取っているシーンが何

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ピグマリオン効果とサッカー

期待をされた人ほどその通りの成果を出せる、という説があり、
それを「ピグマリオン効果」といいます。
これは、60年代、米国の教育心理学者ローゼンタールが説いた説です。

ローゼンタールは、ある学校の小学生に知能テストを行い、
そのなかから無作為に数名の生徒を選んで、
「この子たちが伸びる」と偽りの情報を教師に伝えました。

それを信じた教師が、その子たちを期待をこめて指導したところ、
本当にぐんぐ

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教育は絶対に必要

子どもを教える回数が増えるにつれて感じることがある。
有益な教育には絶対投資した方がいいということだ。
やはりコーチによって子供の伸び方が全く違うものになる。

人間という生き物を理解し、専門知識と経験が豊富な
コーチであればあるほど子供の成長率は高くなる。

優秀なコーチというのは、絶対に勉強している。
おそらく圧倒的に勉強していることだろう。

その勉強した知識や経験を子供に還元していくだから

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サッカーと笑顔と感謝

子供達は本当に疲れ知らずである。練習してもしても
全く休むことをしようとしない。

原点はやはり、「楽しい」という気持ちだろう。
苦しかったらはやり続かないのだ。

上手く出来た時の笑顔や雰囲気は最高である。
本人より教えている方が幸せになるのだ。

少年サッカーを見ていて思うことがある。
厳しさと否定言葉は比例しない。
優しさと甘やかすことは違う。

うまくいっているチームとうまくいってないチー

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サッカーと言葉 口癖の関係

子どもを教えていて気が付いたことがある。
口癖についてである。

できない子というのは、何かにつけて

「できない!」「無理!」
という言葉を連発する。

言葉の力というのは、驚異的である。
これは理屈ではなく脳の仕組みと関係があるからである。

「言葉は現実を作るのである。」

言葉に出した瞬間から脳がその言葉を実現するために作動するのだ。

だから、日常的に使っている言葉、特に無意識的に使って

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日本の教育とサッカー

日本の学校教育は、「教師」と「生徒」という
関係がある。これはメリットもあればデメリットもある。

そして、日本の学校教育は、「正解」か「不正解」が
常に求められる。

自分の考えや思いを他人に伝えることや、
自己主張すること。
議論を交わすこと。コミュニケーションをとること。

実生活で生かせる授業は少ない。
学校で勉強したことは、実社会で生かすことは
あまりできないのだ。

これはサッカーにも

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練習の目的はなんなのか?

少年団の練習を見ていると、この練習の目的はなんなのだろう?
と考えてしまう練習があります。

ひたすら顔を下げて行うジグザグドリブル。
足もとのみでの足裏のボールコントロール。

「その練習が試合ではむしろ逆効果になっている練習があります。」

上記の練習はおそらくボールコントロールを養うという
意味で行っているのでしょうが、ただただ無駄にタッチして
いるように感じられるのです。

何が言いたいか

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サッカー 1000回の法則

1万時間を費やすと一流のプロ選手になれるという理論がある。
1日3Hを10年間やる計算になるそうだ。
だれでもこれだけやればプロにはなれるだろうと思う。

子どもに新しい練習をさせると、
「できない」というが、できるわけがない。

そこで説明するのだ。
「1回でできる人はいないよ。1000回を目標にやってみよう!」
「1000回やれば絶対できるようになるからね!」

「え~」というが行動しようとは

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サッカーの適性ポジションとは・・・

少年サッカーでバルセロナのようなパス回し指導者が求めている
チームがある。

ポジションを固定して、
「ここから動くな!ここでプレーしろ!」
「こういう動きをしろ!」

というような指示をしている。

チームのスタイルがあるのは良いことであるが、
子どもはロボットではない。
そして指導者の指示通り動ける訳がないのである。

なぜなら、同じ人間ではないし、サッカーはその場その場
での判断が求められる

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