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エッセイ&その他

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本当の宝物は、他人から見たらゴミなのかもしれない

本当の宝物は、他人から見たらゴミなのかもしれない

 私にしかわからない価値。
 自分にしかわからない価値あるものが、その人にとって、本当の宝物なのかもしれない。

 波乗りピカチュウのイラスト、もうだいぶ薄くなってしまって……見えますか? もとはちゃんと鮮やかなイラストだったんですよ。二十年以上も使っていて、こんなに薄くなって、みすぼらしいカップになってしまいました。

 このカップ、私が出版社に就職したお祝いに、同じ出版業界を目指していたダブル

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ホテルの部屋閉めだされたら違う部屋で、クレーム付けたら違うホテルだった!

ホテルの部屋閉めだされたら違う部屋で、クレーム付けたら違うホテルだった!

 な……なにを言っているかわからないと思うが、当時は私もわからなかった。

 ケルンからフランクフルトに移動して、フランクフルト・マリオットホテルにチェックイン。このホテルはフランクフルトメッセのすぐそばに建つ、比較的新しいホテルで、できるビジネスマンご用達ホテルの雰囲気を醸し出している、めちゃめちゃ近代的なビッグタワー。ビシッとスーツで決めた、エリートビジネスマンみたいな雰囲気のホテルのカウンタ

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ドイツの電車、切符買うの面倒くさいし、微妙にボッチに厳しい

ドイツの電車、切符買うの面倒くさいし、微妙にボッチに厳しい

 ドイツ一人旅行の感想、その1。
 

 ドイツの券売機の前では、選択することがいっぱいだ。
 日本では(直近で行った韓国や台湾でも)まず、行先の運賃を調べて、その金額のボタンを押すだけですね。券売機の前では数字さえ読めればいいので、迷うこともないし、時間もあまりかかりません。現地語、英語わからなくても問題なし。
 ドイツの券売機では、まず言語を選択します。ドイツ語含めて六か国が用意されていますが

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記憶が頼りなくなってきたから、記録に頼ることにした

記憶が頼りなくなってきたから、記録に頼ることにした

 旅行先で写真とか動画とか撮るの、好きではありませんでした。シャッターきる集中力を、肉眼に焼き付ける労力にまわしたい……なんて格好いいこと言っていたんですけれど、一番大きな理由は面倒くさい。
 私がバリバリ海外旅行をするようになったのは二十年以上前もの話。
 その頃は、写真ってすごく面倒くさいものだった。
 まず、カメラ自体が大きい、重い。フィルムが必要だから荷物が多くなる。現像に出さなくてはなら

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記憶が頼りなくなってきたから、記録することにした

記憶が頼りなくなってきたから、記録することにした

 旅行先で写真とか動画とか撮るの、好きではありませんでした。シャッターきる集中力を、肉眼に焼き付ける労力にまわしたい……なんて格好いいこと言っていたんですけれど、一番大きな理由は面倒くさい。
 私がバリバリ海外旅行をするようになったのは二十年以上前もの話。
 その頃は、写真ってすごく面倒くさいものだった。
 まず、カメラ自体が大きい、重い。フィルムが必要だから荷物が多くなる。現像に出さなくてはなら

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クレジットカードの危険性 1

クレジットカードの危険性 1

 ~韓国で詐欺に遭った体験談~

 ことの始まりは、9月の韓国旅行、ザセム明洞一号店で美容液を購入したことです。5万ウォンの美容液を一年分の12個、60万ウォン分購入。(1万ウォン=約1000円弱)
 韓国でコスメを買った経験のある人なら知っていると思いますが、メチャクチャおまけをつけてくれるんですよね。化粧水1本買っただけでも、サンプル品をこれでもかと鷲掴みにして袋に入れてくれたり、エステと併設

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クレジットカードの危険性 3

クレジットカードの危険性 3

〜韓国で詐欺に遭った体験談〜

 今回は、反省を含めてどうすれば回避できたか、不幸にもカード詐欺に遭ってしまったらどう対処すべきかを書いていきます。

●こうすれば回避できたかも

1.即決せずに、一度店を出て検索

 クチコミが必ずしも正しいとは限りませんが、ザセム明洞1号店ほど悪いクチコミがあれば避けるほうが無難。私も事前にこのクチコミを知っていたら、絶対店に入らなかった。
 ちなみに明洞一号

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クレジットカードの危険性 2

クレジットカードの危険性 2

 ~韓国で詐欺に遭った体験談~

 異議申し立ての結果、店が返金を拒否したとのこと。これは予想していました。詐欺する店が認めるわけないじゃない。

 問題はサインがなくとも支払いするカード会社に責任はないのか?

 このままではいくらでも二重請求詐欺ができるし、これってどんなに気を付けても防げない。レジの扱いに詳しい人が一瞬も目を離さずに、店員がカードを切る手元を見張っているしかない。でも、テーブ

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自著を持って旅に出る

自著を持って旅に出る

 ちょっといいホテルや、リゾートホテルなどには、図書室(ライブラリー)がある。
 図書室がなくとも、フロントやロビーに本棚が設置されていることもある。
 ホテルが用意した図鑑や写真集などと一緒に、訪れたゲストが読み終えた本を寄付していくのだ。
 ここにたどり着くまでの道中、バスや飛行機の中で読まれた本、あるいはリゾート滞在中に読み終えた本が並んでいる。
 私はホテルのライブラリーを覗くのが大好きだ

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腕時計の針はあえて修正しない

腕時計の針はあえて修正しない

 まだスマートフォンなどなく、インターネットもこんなに発達していなかった時代。海外の空港に降りたって最初にすることは、腕時計を現地時間に合わせることだった。
 リューズをいじって針を進ませたり遅らせたり、あるいはデジタル時計の表示を修正したり。デジタル時計の中にはボタン一つで日本時間と現地時間の表示を切り替えられる便利ものがあり、あの頃の私には画期的で魅力的であり、それを手に入れた時は旅行に欠かせ

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作家デビュー十年目、自分へのご褒美にアメリカの土地買った件

作家デビュー十年目、自分へのご褒美にアメリカの土地買った件

 そして、マネーロンダリングを疑われる(;'∀')

 有間 カオル(ありま かおる)は、日本の女性小説家。東京都出身。法政大学文学部哲学科卒業。2009年、『太陽のあくび』で、電撃小説大賞の一部門として新設された「メディアワークス文庫賞」の最初の受賞者となる(野﨑まどと同時受賞)。同作は、2009年12月、メディアワークス文庫の創刊ラインナップのうちの1冊として刊行された。(Wikipediaよ

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