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日々の思いを書き留める

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日常生活からの気づきをエッセイとして記します。週2回更新。
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2020年9月の記事一覧

たまには息子とふたりで過ごし、スナックのママになって話を聴く。

たまには息子とふたりで過ごし、スナックのママになって話を聴く。

土曜日。ぎっくり腰をやってしまう。
2回目なので、感覚としては中度。なかなかツライ。
そんな中、強行すると決めたお茶の約束前に駆け込んだ整体は、9月限定お会計時の割引ジャンケンで盛り上がっている。

運良く?院長に当たり、少しだけマシになる。明日の予約も自動的に入れられた。

帰宅後が痛みのピーク。
でも、「痛いんだ」と主張できることで心は楽だった。むしろ、少し楽になっているような気がする次の日の

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笑顔は最高って知ってたけど

笑顔は最高って知ってたけど

思い出すと心が暖かくなる笑顔。

そんな笑顔をいくつ知っていますか?

『どうか、あの人が笑顔でいますように。
贅沢を言えば、自分に向けられた笑顔が見たい。
さらにおこがましいけど、あの人を笑顔にしたい。
だって、あの人の笑顔が好きだから。』

そんな風に思うようになって、笑顔ってすごいスペシャルなものだと感じるようになった。

わたしは母親から、もっと笑いなさいと言われていた。
それは、意識的に

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ベンチになりたい

ベンチになりたい

夏の終わり、
ファミマ外のベンチに怠い体を委ね、
曇った空を見上げている。

ここ20年で一番"野心"のない瞬間。

昨晩は頭が痛くなって3時に目が覚めてしまい、薬を飲んだ。

そんな報告をしないと落ち着かない程に、油断した心。

こんなベンチで目を閉じたくなるほど、油断した心。

例えば、5つ投げかけて5つ返ってくると、
(そんなはずはない)
(義務的な対応)と思ってしまう。

5つ投げかけたら

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玉ねぎを炒めて30分 ~6ギアで生きてきて~

玉ねぎを炒めて30分 ~6ギアで生きてきて~

最近、手作りインドカレーに挑戦している。
スパイスを使って、市販のルーを使わずに完成させる。
まだ、2回目だけれど、どれだけ食べても飽きない美味しさだ。
まだまだ奥は深そうなので、引き続き作っていきたいと思っている。



作る工程で、“玉ねぎを飴色になるまで炒める”というシーンがある。
これが、実はこれまでの人生で試みたことのない行為なのだ。
カレー好きな人が、自慢げに〇時間煮込みました!と投

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アパートがレストランになった日

アパートがレストランになった日

「ウィ、シェフ!」と夫が10歳の息子に言う。
「お飲み物は何になさいますか?」と8歳の娘が言う。
この日、我が家は1日限りのフレンチレストランになった。

“食べることが好き”
これが私たち家族のキャッチコピーだ。
夫はフレンチの料理人を経て、今はパティシエ。
休みの日にも料理やお菓子を作ってくれる根っからの“食の人”である。
おかげで、家族みんなが見事なまでの食いしん坊になった。

例えば、大福

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