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アート記事

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アートについて書いた記事をまとめました。
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#毎日note

アートめぐり ストリートミュージアム

アートめぐり ストリートミュージアム

 先日、デミアン・ハーストの展覧会に行く途中でストリートミュージアムの展示を少しだけ見ました。時間がなくてちゃんと見れなかったのですが、もっと時間があればゆっくり見たかったです。

 TOKYO MIDTOWN AWARD 2021 アートコンペ受賞者の作品が展示されています。2022年3月18日(金)〜2022年5月29日(日)まで開催中です。

●草地里帆さん You Know Them, B

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アートめぐり 2121年 Futures In-Sight展

アートめぐり 2121年 Futures In-Sight展

 有名な建築家、安藤忠雄さんが設計した21_21 DESIGN SIGHTで開催されている『2121年 Futures In-Sight展』に行きました。2021年12月21日〜2022年5月8日まで開催されています。

 100年後の未来がどうなっているか、デザイナーやアーティスト、思想家、エンジニア、研究者など多角的な視座で創られている展覧会です。

 安藤忠雄さん独特なコンクリートを使った建

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アートめぐり ダミアン・ハースト 桜展

アートめぐり ダミアン・ハースト 桜展

 ぽっかり休日。2日目は、そうだ美術館へお花見に行こうです。前からかなり気になっていた『ダミアン・ハースト 桜』展、2022年3月2日〜5月23日開催に行って来ました。

 ダミアン・ハーストの作品と言えば、まっさきに思いつくのが、動物を切断したホルマリン漬けのとんがったもので、好きか嫌いかは問われれば、本物を見たことがないので、苦手かもしれないと答えるしかありません。

 今回は桜の絵ということ

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アートめぐり ミロ展 日本を夢みて

アートめぐり ミロ展 日本を夢みて

 Bunkamuraザ・ミュージアムで2022年2月11日から4月17日まで開催されているミロ展に行ってきました。

 抽象画を鑑賞するのは難しいイメージで、普段はあまり足を運ばないのですが、『真美の巨人たち』でミロが取り上げられており、行くことにしたのです。

 17時以降は、限定のハガキが貰えるということを知らず、たまたま行ったら貰えたので、うれしくてテンションが上がりました。

 たぬきの置

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アートめぐり 私の楽しみ方⑤

アートめぐり 私の楽しみ方⑤

 今回は、楽しみ方というより、展示物に対しての私自身が大事にしたい姿勢のお話です。

 アート展や博物館の展示は、すごい古いものから新しいもの、人気があるものからあまり知られていない作品、明るい作品、暗い作品とさまざまなものが展示されています。

 私は、怖い話が好きですが、事故物件にまつわるお話を最近よく耳にします。とても怖くて、そういうお部屋には私は住めないなぁとよく思っています。

 人の死

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アートめぐり メトロポリタン美術館展

アートめぐり メトロポリタン美術館展

 ニューヨークのマンハッタンにあるメトロポリタン美術館。メトロポリタンは、コレクションの幅がひろい私立美術館です。膨大なコレクションがありながら、私立というのがとてもすごいですよね。どれだけお金があれば美術館を開けるかなんて、想像したこともないです。

 その所有の美術品から、西洋絵画の500年に焦点をあてて開催されている、メトロポリタン美術館展2022年2月9日(水)〜5月30日(月)に行って来

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アートめぐり 特別展 ポンペイ

アートめぐり 特別展 ポンペイ

 東京国立博物館の平成館で2022年1月14日(金)から4月3日(日)まで開催されているポンペイ展に行きました。

 紀元後79年にイタリア、ナポリのヴェスヴィオ山噴火により、火山灰に埋もれてしまったポンペイという都市があります。

 その都市に眠っていた、たくさんの出土品や邸宅の再現がされている見どころの多い展覧会です。

 ポンペイに関わる展覧会は、今回で2回目でした。紀元後79年は、日本では

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アートめぐり 柳宗悦没後60年記念展 民藝の100年

アートめぐり 柳宗悦没後60年記念展 民藝の100年

 東京国立近代美術館で2021年10月26日から2022年2月13日まで開催されている『柳宗悦没後60年記念展 民藝の100年』に行ってきました。

 100年とはなんと長い、1世紀も続くアート活動というのは、ひとりではできない大勢の人の力と想いによって続けられてきたんだなと驚かされます。

 民芸運動というのを簡単にはわかっているつもりでしたが、現在も続いていることは知らなかったのです。

 日

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アートめぐり ザ・フィンランドデザイン展

アートめぐり ザ・フィンランドデザイン展

 今年のアートシーンはとても熱く、見たい展覧会がたくさんあります。毎年、いい展覧会があるので、冷めた年もそうそうありませんけれど・・・。

 アート始めにどこに行こうか悩んでいましたが、会期終了が近いものから順番に見ていくことにしました。

 Bunkamuraミュージアムのザ・フィンランドデザイン展、2022年1月30日(日)まで開催中に行きました。

 デザインやデザイナーさんに興味はあるかと

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アートめぐり 川越市立美術館

アートめぐり 川越市立美術館

 今年、最後のアートめぐりになりそうな予感がする美術館となりました。

 地方の美術館は、地元の芸術家を収集していることが多く、すごい好きな方でない限り、作品の偏りで飽きてしまうことが多いです。

 そのため、見るかどうかを迷いましたが、友人に見てみようと背中を押され、訪れました。

 とても小さな美術館でしたが、相原求一朗記念室にある作品も常設展示の『動物大集合!―蜘蛛から羊まで―』もさまざまな

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アートめぐり ポーラ美術館コレクション展 甘美なるフランス

アートめぐり ポーラ美術館コレクション展 甘美なるフランス

 エコール・ド・パリの時代にフランスで活躍していた画家の展覧会とあって、自由で豊かな表現の作品がとても多かったです。

 色彩の豊かな作品も多く、こんなにも多くの色を使っているのにまとまっているなんてすごいとさえ思いました。

 マルク・シャガールの赤青黄緑とデュフィ、レジェ、ゴッホは、同じ色なのに彩度や色合いもまったく違う。当たり前のことですが、みんな違っていて素晴らしい作品です。

 キスリン

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アートめぐり 和菓子で楽しむ錦絵展

アートめぐり 和菓子で楽しむ錦絵展

 スピリチュアル散歩の途中で立ち寄った虎屋赤坂ギャラリーで、錦絵展をやっていました。

 こちらの虎屋に初めて来たのですが、和が感じられる素敵なモダン建築でした。

 地下がギャラリー、2階がショップ、3階がカフェとなっています。

 和菓子は、江戸時代も愛されていて、錦絵にも多く描かれていたことを初めて知りました。

 途中から絵よりも和菓子に夢中になり、すごくお腹が空いてきてしまいました。

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アートめぐり 蜷川実花展 ー虚構と現実の間にー

アートめぐり 蜷川実花展 ー虚構と現実の間にー

 蜷川実花さんのイメージそのままに、とてもカラフルで濃厚な展覧会でした。写真撮影はOKでしたので、たくさん撮りました。とても美しい写真です。

 カラフルな写真のイメージが多い蜷川さんですが、セルフポートレートはモノクロであったり、蜷川幸雄さんとの最後の一年の写真はとても優しげだったりと、作品の幅も広いです。

 最後の展示は、写真だけではなく、部屋全体を使って表現していたのですが、蜷川ワールド全

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アートめぐり ゴッホ展 響きあう魂 へレーネとフィンセント

アートめぐり ゴッホ展 響きあう魂 へレーネとフィンセント

 行きたいと言っていたゴッホ展、金曜日の仕事終わりに行って来ました。金曜日の夕方とは言え、すごい人でゴッホの人気の高さが伺えました。

 実は、ゴッホは画家の中でも苦手な人でした。大学の授業で、先生がゴッホは宮沢賢治のような人と例えていたこと強く覚えています。

 確かに、周りの理解が得られず、妹のトシが心の拠り所だった賢治と画家として評価されず、弟のテオが支えだったゴッホと不器用さも含めて似てい

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