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#写真

モデルだからわかる写真の撮り方

モデルだからわかる写真の撮り方

どうも、トウドウカズキです。

今回はタイトル通り、『モデルだからわかる写真の撮り方』について
書いて行くんですが、具体的な撮り方というより自分が写真を撮る際の
マインドセット的な話を垂れ流して行こうかと思います。

写真をすでに撮っている人、これから始めようと思う人は是非、
参考にして欲しい。

まず、本文を語る前に簡単なプロフィールを書いておきます

藤堂和希:model/photograph

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橋の上から見た夕陽。

橋の上から見た夕陽。

数年前、「ホタル祭り」に行ったことがある。地方の夏祭りで、特別ホタルがたくさんいる場所でもない。まあ、そういうネーミングだというだけだ。

そこで数枚の写真を撮ってSNSに載せたところ、まったく知らない人からコメントがあって、「全然ホタルが写ってねえじゃん。笑」みたいなことを言われた。その時、ああ、これだなと思った。

自分は仕事でアートディレクション、撮影、編集をしているからそれが変だとは感じな

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ある日受け取った一通の手紙についての話

ある日受け取った一通の手紙についての話

毎年この時期、一本の梅の木を撮ります。この木です。

三重県にある鈴鹿の森庭園というところの巨大なしだれ梅の木。といっても、園内で一番大きな木というわけではなく、むしろ庭園の一番端っこの方にある、巨木ばかりの園内ではむしろ少し小ぶりの一本かもしれません。でも、その堂々と広げた枝ぶりに強い印象を受けました。今ではひっきりなしに人が訪れる場所になった鈴鹿の森庭園ですが、当時はそれほど人が多いわけではな

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それは、誰のための希望なのだろう

それは、誰のための希望なのだろう

東日本大震災から間もなく8年という月日が経とうとしている。今でも鮮明に、思い返す出来事がある。

震災後に私が向かったのは、岩手県の沿岸の街の中で一番南に位置している、陸前高田市だった。私は神奈川県の出身だ。ただあの当時、夫の両親がこの街に暮らしていた。

瓦礫に覆われた市街地を前に、ただ茫然と立ち尽くした。義理の父は勤めていた病院の4階で首まで波に浸かりながらも、一命をとりとめた。けれども一カ月

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