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何度も読みたい

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#みさとん日記

22歳、最後のnote。

22歳、最後のnote。

きみにもっと、大好きと伝えればよかった。

きみにもっと、ありがとうと伝えればよかった。

嫌だ。やめて!とこころから叫べばよかったし、それは間違ってると凛と背筋を伸ばして言えばよかった。

あなたのおかげでわたしはいつも楽しいです。いつも迷惑をかけてごめんなさい。
愛しています。これからもよろしくね。そう言いたい場面がいくつもあった。

本当は、そんなつもりじゃなくて......。目線の先の季節

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多様性って正義じゃない。

多様性って正義じゃない。

"多様性"

わたしはまだ22年間しか生きていないこともあって時代の巡り方がよくわかっていないのだけど、今、この瞬間のバズワードのひとつに"多様性"は間違いなくランクインしていると思う。

毎年行われる流行語大賞みたいな感じで、やはりその時代時代でバズワードがあるのだろうか。時代背景によって、生き方も考え方が変わる象徴的な言葉。

「考え方」があるから「言葉」が生まれるのか。「言葉」があるから「考

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それでも伝えること。

それでも伝えること。

泣きたかったんだ、きっと泣きたくてここにきた。空はすっかり星たちの居場所になっている。

彼はわかっていない
全然わかっていない

わたしの想う、わたしが伝える、"大好き"が、どのくらい、どのように、大好きなのか。

そもそも、赤の他人に自分の気持ちをわかってもらうことなんてできるのだろうか。同じ言葉を使っていても、それが同じ感情だとは限らない。感情なんてあやふやなものをくっきりはっきり「言葉」に

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魂が震える、仕事をしよう。

魂が震える、仕事をしよう。

フリーライターになって、1ヶ月。

たった1ヶ月と思うか、されど1ヶ月と思うか。

アルバイトをしつつもすっからかんになりそうな口座にそわそわしながら、自分が何者なのかわからない不安定さに押し潰されそうになりながらなんとか毎日布団をはぎとり生きてきた。

未来に種を撒きながら、今目の前を大切に。

焦りと不安とやりたいことに、ココロとカラダがちぐはぐになってなかなかバランスが取れない。「がんば

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あの人が泣いた日のこと。

あの人が泣いた日のこと。

だいすきな人の文章を読んだときに頬を伝った涙。顧問の先生が異動してしまうことを知ってわっと泣き出した先輩。祖父のお葬式で声をあげて泣くぼんやりとした喪服姿。高架下の電車の音と悔し涙に目を真っ赤にする同期。修学旅行の夜に、ベッドの上、ぽつりぽつりと悩みとともに涙をこぼす友達。

素直に泣ける人が、好きだ。

人知れずシャワーとともに流れる涙も、目を閉じる一呼吸まえに枕に落ちた涙も。見えない涙を流す、

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書くことと、恋と、深夜の日記。

書くことと、恋と、深夜の日記。

いつからか、書くことがわたしの一部になっていた。寝る時間を削ってでもやりたいと思うことに出会えて本当によかった。だれに何を言われても揺るがない。逆にだれかに何かを言われれば言われるほど、「書くこと」は頑丈になった。

それが本当に好きなことかどうかなんてやってみなければわからないし、続けてみなければわからない。書くことが嫌いだったわたしが今のわたしを見たらなんていうだろうか。

人生、なにが起こる

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