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「お金持ちになるより文学一筋」

 今日、久しぶりに弟と話した。
 
 弟は、思春期病を病み、すごい家庭内暴力児であった。
 その頃、何度も家族会議が開かれ、精神病院に強制入院させるかどうか、話し合われるれた。

 精神科医が言うには、精神病ではなく思春期の時だけの一時的なもので、成長するにつれてかどがとれ丸くなるでしょう、ということだった。

 しかし、大学教授をしている先生は、精神分裂病、今で言う、統合失調症で治らないと言われた。
 
 今は、極度の吃音があり、異常性格ではあるが、お薬を飲みながら医師として働いている。
 
 そんな弟であるから、電話で会っても彼と話すときは、彼をおだて褒めるようにしてご機嫌を取らないといけないので、疲れる。
 
 そんな弟からいろいろなことを聞いた。
 特に印象に残ったことは、クレジットカードで買い物をすると、それをマイレージにして貯めておくカードがあり、飛行路線や空港ラウンジだけでなく、日頃のショッピングにマイレージが適応されるということだ。
 
 これは非常に便利でお得だと思った。
 
 しかし、よくよく考えてみると、彼は医師で、さらに開業医であるので稼ぐ年収が7000万円以上あり、1回のお買い物に10万円以上使うことがよくあるという。年収が違うからなあ、と思った。
 
 弟は、月にクレジットカードで130万円以上は普通に使うそうだ。
 そうすると、1月にマイレージが60万円溜まり、それで、ショッピングができるわけだ。非常に数字だけ見ていると気持ちが良いが、普通、我々はそこまで年収は行かないと思う。
 
 それどころか、わたしは、最近クレジットをやめてデビットカードに切り替えようとしている人間だ。
 
 「妻が、お金持ちはいいわね」とうらやましそうにいう。
 
 稼ぎが弟より数段低く、無謀な新築工事をしたわたしには、身分不相応な住宅ローンを抱えている。
 それなのに、妻に「いいわね!」とうらやましがられると、カチン!と来るところがある。それが男というものだ。
 
 内心、確かにわたしもうらやましいとおもう。
 しかし、お金持ちになって成功するのではなく、ここ「note」の創作大賞の準備をし、次々と「すばる」「群像」と応募し、満足のいくお金で映えることのできないものになりたい。

 わたしの場合は、純文学作家になりたい。
 今日も気合を入れ、創作大賞に出す二作目を書くことにした。下書きはしてあるので、修正し、清書をするだけである。
 
 明日は、朝4時に起きて午前10時ごろまで原稿を書く予定だ。
 
 自分の人生は、自分で切り開く。
 
 それが基本である。
 

近代文学


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