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マーケティングの教科書・業務を効率化させるSNSツールの選択・SNSマーケティング7

皆さんこんにちは!マーケターのYuchunです!
SNSマーケティング編も気づいたら7記事目!フォロワーも100人を達成しました!平素からご愛読いただいている皆さんに感謝です!

今回はSNS運用の業務効率を向上させるためのツールに関する記事です!


初めに

ソーシャルメディア戦略を運用する際には、ソーシャルメディアの基本機能だけでなく、業務効率を向上させるツールの使用が推奨されます。これは、人数が少なくリソースが限られているチームが時間や労力を節約したい場合にも、多くのコンテンツやデータを管理する大きなチームにも同様に有効です。

ツールの選択

自社のソーシャルメディア戦略に適合するツールやアプリを選択する方法について説明します。小規模チームの場合、無料のツールだけでニーズを満たすことができることもあります。一方で、より大規模で堅牢なサービスを利用することにより、時間とコストを節約し、売上を増やすことが可能です。これらのツールには、複数の機能を持つものが多く、直接オーディエンスとの交流やオーディエンス管理機能を備えた優れたソーシャルリスニングサービスもあります。

ソーシャルリスニングやモニタリングツールには、限定されたチャンネルのみを対象とするものや、複数のチャンネルからの情報を一元化できるものが存在します。これにより、すべてのソーシャルメディアプラットフォームでオーディエンスの活動を一箇所で監視することが可能です。

さらに、ソーシャルメディア上でのエンゲージメントを管理できるツールもあり、次のような機能が利用できます:

  • コメントやメンションをレビューする

  • 自社ブランドに関するコミュニケーションを追跡する

  • ハッシュタグをモニターする

  • インフルエンサー、顧客、見込み客を追跡する

適切なソーシャルリスニングツールを使用することは、質の高いカスタマーサービスを提供するために重要です。これは、ソーシャルメディア上でのオーディエンスの発言を把握する必要があるためです。また、競合他社のソーシャルメディア活動を監視できることも、これらのツールを利用する大きな理由です。

有料ツールは種類が豊富であり、たとえばHubSpotでは有料サービスの一部としてソーシャルメディアツールが提供されています。無料ツールの利用も選択肢の一つです。ソーシャルリスニングを行うための無料ツールとしては、GoogleアラートやTwitterのTweetDeckがあります。これらのツールを使用すると、公開作業やコミュニティ管理などのタスクを簡単に行うことができます。

Googleアラート

Googleアラートは、ユーザーが指定したキーワードに関連するインターネット上の新しいコンテンツを監視し、発見次第メールで通知するGoogleの自動化されたコンテンツ検出ツールです。このサービスは、特定のキーワードやフレーズに関する情報がウェブ上で新たに公開された際に追跡するのに非常に便利です。

Googleアラートの主な特徴

  1. キーワードベースのアラート設定: ユーザーは興味のあるキーワードやフレーズをGoogleアラートに設定します。例えば、自社名、特定の人物名、イベント、製品名など、あらゆるトピックを監視することができます。

  2. リアルタイム通知: キーワードに関連するコンテンツがインターネット上に公開されると、Googleアラートはその情報をリアルタイムで捉え、登録したメールアドレスへ通知します。これにより、トピックに関する最新情報を逃すことなく迅速にキャッチアップできます。

  3. カスタマイズ可能なアラート頻度: ユーザーはアラートの頻度を「リアルタイム」、「1日に1回」、「1週間に1回」といったオプションから選択できます。これにより、情報の流量をコントロールし、オーバーロードを防ぐことが可能です。

  4. さまざまな種類のコンテンツをカバー: Googleアラートはニュース記事、ブログポスト、ウェブページ、ビデオなど、さまざまな種類のコンテンツを検出します。これにより、多角的な視点からの情報を得ることができます。詳しい使用方法に関しては以下からご覧ください

Googleアラートの利用目的

Googleアラートの利用目的としては以下のようなものが挙げられます。

  • 企業の評判管理: 企業やブランド名をキーワードに設定することで、自社に関する言及やニュースを追跡し、評判管理に役立てます。

  • 市場調査: 特定の製品や業界についての動向を追跡し、市場調査の一環として利用します。

  • 個人の興味・趣味の追跡: 個人的な興味や趣味に関連するトピックの最新情報を収集し、知識を更新します。

Tweet Deck

TweetDeckは、Xユーザーが複数のアカウントを効率的に管理し、Xの機能をより包括的に活用できるように設計された無料のダッシュボードアプリケーションです。このツールは、特にSNSの監視や情報の収集、ツイートのスケジューリングなど、複数のタスクを同時に行う必要があるパワーユーザーやプロフェッショナルに適しています。

TweetDeckの主な特徴

  • カラムベースのインターフェース: TweetDeckのユーザーインターフェースは、複数のカラムに分かれており、それぞれのカラムをカスタマイズして、ツイート、メンション、ダイレクトメッセージ、トレンド、ハッシュタグ、他のユーザーのタイムラインなど異なる種類の情報を表示できます。これにより、同時に多くの情報を追跡し、効率的に管理することが可能です。

  • マルチアカウント管理: TweetDeckでは、複数のTwitterアカウントの追加と管理が容易であり、一つのインターフェースから複数のアカウントにわたってツイートを投稿したり、返信やリツイートを行うことができます。

  • スケジューリング: ツイートを即時に投稿するだけでなく、特定の日時に自動でツイートを投稿するためのスケジュール設定も可能です。これにより、タイムリーなコンテンツ配信を計画的に行うことができます。

  • アラートと通知: 特定のキーワードやハッシュタグ、ユーザー名でツイートが投稿された際にリアルタイムで通知を受け取ることができます。これにより、重要な会話やトピックを見逃すことなく、迅速に対応することが可能です。

  • 高度なフィルタリング機能: 各カラムにはフィルタリングオプションがあり、キーワード、ユーザー、ハッシュタグなどに基づいて表示するツイートを絞り込むことができます。これにより、関心のある内容だけにフォーカスし、余計な情報を排除することが可能です。

  • キーボードショートカット: TweetDeckは多数のキーボードショートカットを提供しており、マウス操作を最小限に抑えて高速でナビゲーションすることが可能です。

TweetDeckの利用目的

TweetDeckの主な利用目的としては以下のようなものが挙げられます。
イベント監視: イベントやキャンペーン中に、特定のハッシュタグやキーワードに関するツイートをリアルタイムで追跡します。

  • ブランド監視: 企業や個人が自社や自分の名前がどのように話題になっているかを監視します。

  • 顧客サービス: ユーザーからの問い合わせに迅速に対応し、顧客満足度の向上を図ります。

実際の利用はこちらから


FacebookとInstagram

ソーシャルメディアの管理にこれらのサービスを利用する理由は、多数のチャンネルを管理する必要がある場合に非常に役立つからです。現時点で、FacebookとInstagramのみがネイティブで投稿スケジュール設定が可能ですが、ビジネスアカウントのみがクリエイタースタジオというツールを使用できます。それ以外の場合では、サードパーティのツールを利用する必要があります。

また、Canvaなどのコンテンツ作成ツールを活用することで、グラフィックデザイナーでなくても魅力的なソーシャルメディア投稿を作成できます。低価格で提供されるサービスを利用して、画像やグラフィックをデザインすることが可能です。無料や低価格で利用できる写真サービスも多く、HubSpotソフトウェアを使用している場合は、無料のShutterstock連携で投稿に使う画像を探すことができます。

ソーシャルメディア向け動画ツール

ソーシャルメディア用の動画ツールの利用もお勧めします。例に挙げた企業は優れた動画ツールを提供しており、これらのサービスを利用すれば、動画を含めたスクリーンキャストを簡単に作成したり、独創的なテンプレートを使用してカメラなしで動画を作成することができます。

そして、ソーシャルメディアの各ネットワークには、使いやすい無料の分析ツールがあります。自社のビジネス目標に照らして適切な分析ツールを選択することが求められます。すべてのソーシャルメディア指標を一か所にまとめたい場合は、全体をできるだけ明確に把握するのに役立つツールを見つけましょう。自社のビジネスに適切なツールを選ぶには、主要なビジネス目標を意識して検討することが大切です。顧客との関わりを深めることが最重要目標であれば、適切なユーザーを見つけ継続的なコミュニケーションを促進するのに役立つツールに重点を置きましょう。エンゲージメントの効果をトラッキングするツールも用意すると良いでしょう。

一方、創業したばかりの企業であれば、まずは全体の状況をしっかりと理解することが必要です。ユーザーが自社ブランドについてどんな話をしているかを把握したり、業界内のコミュニケーションや競合他社の動向をモニターしたりするためのソーシャルリスニングツールを検討すると良いでしょう。

コストモデルの策定

ビジネス目標に基づいたコストモデルの策定も大切です。多くのツールは月額または年額で課金され、追加するソーシャルメディアの数や、アクセス権を持つ社内ユーザー数に応じて料金が増加することもあります。

選択肢を絞り込むためのアプローチとして、ソーシャルマーケティング会社のBufferが以下の3ステップを提案しています。

  1. ソーシャルメディアで必要だと考える重要な機能を25個リストアップする。

  2. そのリストを見直し、特に重要な5つの機能にマークをつける。

  3. 作成した2つのリストを基に、ツール候補を評価する。

適切なソーシャルメディア用ツールを見つけたら、次にどうするべきでしょうか?必要な機能を明確にし、それがビジネス目標を達成するためにどのように役立つかを把握します。その後、ツールやサービスの候補を絞り込むことができます。ツールがなくてもできることと、ツールがあれば実現可能になることを詳細に分析しましょう。この方法を取ることで、特にコストが予算を超えそうな場合でも、その費用について意思決定者を納得させるのに役立ちます。

最後に

SNSマーケティング戦略の実施は、長期的になることから多くの労力と時間を費やすことになるでしょう。しかし、SNSマーケティング戦略の成功に、継続的な運営は必要不可欠です。
長期的運用を実現するために、業務の効率化は必要不可欠であるため、最適な分析ツールの選択、運用から無駄を省く事をまず念頭に置いておくことが重要です。



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