かわのやまめ

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  • 食べるとき自分でつくるポテトサラダ

    病気で四肢の運動能力を無くしましたが リハビリで復旧中です。 折々にふれリハビリ目的でイラストを描いてます。 見て頂いたら幸いです。

記事一覧

固定された記事

病気の事 Vol.6

本格的な治療が始まったことは前回書いた。 リハビリが始まって、妻はどのようなことを行っているか 見学させてほしいと思うようになったそうだ。 それで、ある日、理学療…

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百鬼夜行?

20歳代の後半は東京の方南町通り沿いにある小さなワンルームマンションに住んでいた。 ちょうど今くらいの時期の事だった。 確か2~3時頃、やたらと外がうるさい。 多くの…

かわのやまめ
9か月前

東京・妙法寺前であったこと

この話は、30年くらい前の話である。 東京7号環状線の西側を北上すると世田谷区を通り過ぎて、確かすぐに杉並区に入る。 入ってすぐに日蓮宗の妙法寺がある。本堂は小さい…

かわのやまめ
10か月前
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東京・水道道路にて

東京の環状7号線の西側、青梅街道の南側、方南通りの北側、そこに水道道路と呼ばれる道路が通っている。 これぞ南北にまっすぐな、一直線の道路である。 この道路、夜に歩…

かわのやまめ
10か月前

S&Bの赤缶カレー粉は漢方薬なり

季節の変わり目に、よく胃の調子がわるくなる。 最近の寒暖差の激しさがつらい。 そんな中、スープカレーを作って食べた。 カレーのベースはS&Bのいわゆる「赤缶」だ。 コ…

新春は冬

「新春」とは不思議な言葉である。 これからどんどん寒くなって行く、要は「冬」であるのに「春」としている。 新暦と旧暦の違いによるそうだが、どうもしっくりこない。 …

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線画と彩色画の違い

最近、線画に迷いが出ている。 実は、今描いてる絵は、下書きせずに いきなり本番、ボクの場合、水性のボールペン、乾くと耐水性がある もので描いている。 下書きを描かな…

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病気の事 Vol.5

残酷な診断結果のミーティングがあった事は前回書いた。 多分リハビリが始まった日の事は生涯忘れないだろう。 ボクの担当になった若い理学療法士の先生が病室まで来てく…

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病気の事 Vol.4

緊張感のある打ち合わせが始まったことは前回書いた。 主治医はとても小さな女医さんで、しかも童顔である。 見た目は女子高生といっても良いくらいの人だ。 ところが芯が…

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病気の事 Vol.3

原因不明のまま、体が動かないという事実があることは前回書いた。 入院した日、朝に医師たちが集まる「カンファレンス」という会議があったそうだ。 そこにはいろいろな…

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病気の事 Vol.2

体が動かなくなった時の事は前回書いた。 とにもかくにも手足が動かない。 それで検査をしてもらうために、通っていた病院に通院することになった。 でも歩けない。歩くど…

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病気の事 Vol.1

それはある日突然だった。 左側を下にして寝ていたのだが、しびれを感じて寝返りをしようとした。 でも、体が全く動かない。 10分程度頑張ってみたが、何も変わらない。 …

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最高なお弁当

山国育ちのせいか、魚全般が苦手だった。 特に焼きたてでも、青魚が苦手だった。 それをお弁当の主菜にするなんて、 当時、考えただけでも気持ち悪くなっていた。 やがて…

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肉豆腐の煮る順番

皆さんは肉豆腐を作る時、何から炊き始めますか? 比較的煮るのに時間がかかる「肉」と「根菜類」などの野菜などを 先に煮込んでから、主役の豆腐の登場だと思っていました…

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メジロの色は何色?

メジロほど誤解を与えている鳥はいないだろう。 愛らしい小ささで、おなかは白く、ハネと頭とかは、きれいな抹茶色だ。 目の周りだけ白い。 タイトルバックのイラストみた…

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料理はなかなか難しい。

リハビリ目的で料理を作るようになった。 作るのは毎日ではないが、時々作るのが、もうかれこれ7年くらいになる。 料理の基礎的なこと、例えば包丁での野菜の皮のむきかた…

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病気の事 Vol.6

病気の事 Vol.6

本格的な治療が始まったことは前回書いた。

リハビリが始まって、妻はどのようなことを行っているか
見学させてほしいと思うようになったそうだ。
それで、ある日、理学療法士の先生に聞いたところ
「患者以外はリハビリルームには入れません。」とのこと。
但し入り口のカーテンを開けておくので、そこから見えるでしょうと言われ
実際そのようにしてみた。

リハビリはまず入念なマッサージから始まる。
その後、片足

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百鬼夜行?

百鬼夜行?

20歳代の後半は東京の方南町通り沿いにある小さなワンルームマンションに住んでいた。
ちょうど今くらいの時期の事だった。
確か2~3時頃、やたらと外がうるさい。
多くの人が会話をしている声が聞こえてきた。
何人が話しているのだろうか。見に行こうと思ったけど、何かとても高い危険性を感じていた。平易な言葉だと「ヤバイ感じ」がして見に行けなかった。

マンションの裏手は善福寺公演に続く細い道がある。
そこ

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東京・妙法寺前であったこと

東京・妙法寺前であったこと

この話は、30年くらい前の話である。

東京7号環状線の西側を北上すると世田谷区を通り過ぎて、確かすぐに杉並区に入る。
入ってすぐに日蓮宗の妙法寺がある。本堂は小さいが、墓地は広い。
妙法寺のその墓地はコンクリートブロックで壁が作られている。
その墓地に隣接している道なのだが、ようやく車がすれ違いができるような細い道となっている.
妙法寺の墓地の向かいは,江戸の大火事があった時に、いわゆる都心から

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東京・水道道路にて

東京・水道道路にて

東京の環状7号線の西側、青梅街道の南側、方南通りの北側、そこに水道道路と呼ばれる道路が通っている。
これぞ南北にまっすぐな、一直線の道路である。

この道路、夜に歩くのには、少々薄気味悪い。
この道の脇には縄文式住居跡とかがあり、一部は切通のようにになっているからだろうか。
東京の23区内には、このような道路は珍しいと思う、

今から30年ほど前、方南通りのワンルームマンションに住んでいた。
最寄

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S&Bの赤缶カレー粉は漢方薬なり

S&Bの赤缶カレー粉は漢方薬なり

季節の変わり目に、よく胃の調子がわるくなる。
最近の寒暖差の激しさがつらい。

そんな中、スープカレーを作って食べた。
カレーのベースはS&Bのいわゆる「赤缶」だ。
コリアンダーとクミンパウダーを追加してつくる。

ざっとした作り方だが、
1 たまねぎのみじん切りを炒める
2 マギーブイヨン2個と水500ccを加える
3 沸騰したらカレー粉大匙2杯投入
4 追加でコリアンダーとクミンパウダーもそれ

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新春は冬

新春は冬

「新春」とは不思議な言葉である。
これからどんどん寒くなって行く、要は「冬」であるのに「春」としている。
新暦と旧暦の違いによるそうだが、どうもしっくりこない。

以下、all aboutから引用します。

■引用 ここから
現在私たちは太陽の公転にもとづいた「新暦」を使っていますが、昔は月の満ち欠けをひと月とする太陽暦、すなわち「旧暦」でした。この旧暦は現在の暦と1カ月ほどずれているため、当時の

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線画と彩色画の違い

線画と彩色画の違い

最近、線画に迷いが出ている。
実は、今描いてる絵は、下書きせずに
いきなり本番、ボクの場合、水性のボールペン、乾くと耐水性がある
もので描いている。
下書きを描かなくなったのは、
手の麻痺で、作品を描ける時間が短いのと
下書き描いて本描きするほどの「手の体力」がないためだ。

そこでここに絵のURLをアップするので
よろしかったらご意見を頂きたいです。
かといって、すべてのご指摘には、対応できない

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病気の事 Vol.5

病気の事 Vol.5

残酷な診断結果のミーティングがあった事は前回書いた。

多分リハビリが始まった日の事は生涯忘れないだろう。

ボクの担当になった若い理学療法士の先生が病室まで来てくれた。
まずは体を丹念にマッサージした。

その後、電動ベッドを起こして、検査用のハンマーで
体中のあちこちをたたいては資料に何かを書いていた。
ほぼ全身をそうやって調べてくれて、その後の発言にビックリした。

「神経の反射がほとんど残

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病気の事 Vol.4

病気の事 Vol.4

緊張感のある打ち合わせが始まったことは前回書いた。

主治医はとても小さな女医さんで、しかも童顔である。
見た目は女子高生といっても良いくらいの人だ。
ところが芯が強い。とても強い。
黒縁眼鏡をかけているのだが、その向こうの目は鋭く周りを観察している。
とても信用できる医師だ。

医師は、持って来たノートPCに、まずはCTの画像を写した。
素人目には何も異常が見つからない。

ところがMRIの画像

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病気の事 Vol.3

病気の事 Vol.3

原因不明のまま、体が動かないという事実があることは前回書いた。

入院した日、朝に医師たちが集まる「カンファレンス」という会議があったそうだ。
そこにはいろいろな医局の医師が参加し、
主に治療方法が不明の患者について
意見交換をする会議体だそうだ。
そこで主治医がボクを議題に挙げてくれた。

多くの医師から「脳から脊髄にかけてMRIで調べないと命に係わる」
という意見が出て、その場でMRIを受ける

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病気の事 Vol.2

病気の事 Vol.2

体が動かなくなった時の事は前回書いた。

とにもかくにも手足が動かない。
それで検査をしてもらうために、通っていた病院に通院することになった。
でも歩けない。歩くどころか起き上がることすらできない。

近くにある妻の実家の義父母が自家用車で来てくれて
義父母と妻がボクが履いているズボンの端っこを持ち上げながら
なんとか歩かせてくれて、車まで連れて行ってくれた。
たった数メートルだが、10分以上の時

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病気の事 Vol.1

病気の事 Vol.1

それはある日突然だった。

左側を下にして寝ていたのだが、しびれを感じて寝返りをしようとした。
でも、体が全く動かない。
10分程度頑張ってみたが、何も変わらない。
そこで横に寝ていた妻には申し訳なかったけど
声をかけて起きてもらい、背中を押してもらって何とか向きを変えることができた。

その日から、いわゆる寝たきりになってしまった。
四肢が動いてくれない。
トイレには何とか柱や壁を伝っていくこと

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最高なお弁当

最高なお弁当

山国育ちのせいか、魚全般が苦手だった。
特に焼きたてでも、青魚が苦手だった。
それをお弁当の主菜にするなんて、
当時、考えただけでも気持ち悪くなっていた。

やがて妻になる女性が住んでいるところの近くには、
軽いハイキング程度ができるくらいの山しかない。
その女性から誘われて、その山に行ってみた。
小学生でも登れる山だよと言われて行ってみた。
もうかれこれ30年くらいの前の話だ。
これが珍道中にな

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肉豆腐の煮る順番

肉豆腐の煮る順番

皆さんは肉豆腐を作る時、何から炊き始めますか?

比較的煮るのに時間がかかる「肉」と「根菜類」などの野菜などを
先に煮込んでから、主役の豆腐の登場だと思っていました。

先日、冷蔵庫の中の食材整理で、肉豆腐を作ることになりました。
他にもいくつか同時進行で料理を作ってました。

鍋が足りないので、フライパンで肉豆腐を煮ることにしました。

すき焼きの割り下のように、みりんと醤油を1対1にして沸騰さ

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メジロの色は何色?

メジロの色は何色?

メジロほど誤解を与えている鳥はいないだろう。

愛らしい小ささで、おなかは白く、ハネと頭とかは、きれいな抹茶色だ。
目の周りだけ白い。
タイトルバックのイラストみたいだ。
ちなみにこのイラストは、自画です。

でも多くの人は、この鳥をウグイスと思っているのではないか?

Wiipediaの「鶯色」の項を見て頂いた方がわかりやすいかも。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%

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料理はなかなか難しい。

料理はなかなか難しい。

リハビリ目的で料理を作るようになった。
作るのは毎日ではないが、時々作るのが、もうかれこれ7年くらいになる。

料理の基礎的なこと、例えば包丁での野菜の皮のむきかたとか、味付けの仕方とかは、母方の祖母に教えてもらっていた。
今、その時の教えがいきている。
大変ありがたいことだ。

そこで、ちょっと違う方向から料理を文字通り「料理」している。
何かというと「イラストにしてみる」という事である。
自分

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