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病気の事 Vol.2

体が動かなくなった時の事は前回書いた。

とにもかくにも手足が動かない。
それで検査をしてもらうために、通っていた病院に通院することになった。
でも歩けない。歩くどころか起き上がることすらできない。

近くにある妻の実家の義父母が自家用車で来てくれて
義父母と妻がボクが履いているズボンの端っこを持ち上げながら
なんとか歩かせてくれて、車まで連れて行ってくれた。
たった数メートルだが、10分以上の時間がかかった。

その上に車に乗ろうとするのだが、そもそも手足が動かないので
車の床の高さまで足が上がらない。
頭から倒れこむように何とか車に乗った。

家から病院までは30分程度かかるはずだが
時間の推移も判らなくなっていた。
時々、見えてくる映像が、無色で白黒のノイズの多い画像になった。
何とか意識を保っていたが、時々気が遠くなっていた。

病院につくと、交通整理員の人が車椅子を持って来てくれた。
その車椅子に乗れない。
何とか、交通整理員の人も手伝ってくれて
倒れこむように車椅子に乗って
通院していたところにたどり着いた。
これは後でわかったことなのだが、
代謝異常が発生していて体重が80kgを越えていたそうだ。 

その様子を見た主治医は、予想よりもはるかに悪い状態のボクを見て
「何があったの?」と驚きとともに叫んでいた。

それで取り急ぎ頭部の断層撮影のCTをとることになったのだが
原因が見つからなかったようだ。

このあたりの事は、実は意識混濁もあり
何が事実で、何が感覚だけ覚えているのか今でも判らない。

その日は入院できず、また翌日も通院して入院することになり
主治医が心配しながら見送っていたように記憶されている。

それからの事は、またあとで。

ではまた。


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