川上 成年 / chizai designer

㈱知財デザインの川上ともうします。よろしくお願いいたします。

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  • 知財デザイン研究室 / Chizai Design Lab

    誰でもできる知財デザイン手法を研究しています。

記事一覧

特許ベクトルデータベースで検索してみる

はじめに 文章のベクトル化は文書検索に多用されているそうですので、今回は特許検索の真似事をしたいと思います。 前回、要約をベクトル化しましたので、これを使用して…

特許ベクトルデータベースを作りたい

はじめに OpenAIのEmbbedingsというAPIを使うとテキストをベクトル化できますので、これで特許のベクトルデータベースを作りたいと思います。 まず、Pythonでベクトル化デ…

知財学会2024へ向けて

はじめに 2024年知財学会のエントリーが始まりました。発表は今年もオンラインということで少し残念です。 締め切りが7/31となっておりますが、今年も懲りずにエントリ…

Claude3.5 Sonnetで明細書を書いてみよう

はじめに 今度、某所で明細書作成講座を行う予定なのですが、こういう時代ですので、生成AIも補助的に活用した内容としようと思っています。 私は、ChatGPTしか使ったこ…

Claude3.5 Sonnetを使って図から技術を推論してみる

はじめに以前、GPT-4oとGPT-4Vを使って図から技術を推論してみることを試しました。 今回は、Claude3.5 Sonnetを使って、同じことを試してみたいと思います。

300

"生成AIを活用した特許データの処理、視覚化、分析、及び、解釈"がパテント誌に掲載されました。

1.前置きと言い訳今日事務所にパテント誌6月号が届きました。パテント誌は紙での発行は希望者のみとなりましたので、久しぶりに製本されたパテント誌を手に取りました。 …

文章の類似度を考える

1.はじめに特許の仕事をしていると、明細書に書いてある技術の新規性が気になることがあります。 従来の技術との内容の類似度がわかれば、新規性の判断の参考になりそ…

300

ChatGPTでできる特許データ分析入門について

私が書きました「ChatGPTでできる特許データ分析入門」が6/3にKindleで発売開始されました。 ChatGPTでできる特許データ分析入門 内容としては、2024年の4月末で行ったセ…

GPT-4oを使って図から技術を推論してみる

はじめに以前、GPT-4Vを使って図から技術を推論してみることを試しました。 今回、GPT-4oが出ましたので、同じことを試してみます。

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ATIS技術情報サービス協会 IPランドスケープ研究分科会で講演しました。 

4/25にATIS技術情報サービス協会IPランドスケープ研究分科会のメンバー様向けに講演いたしました。 以下が講演のパワーポイントです。 内容としましては、先日のセミナー…

ウェビナー:特許データのテキスト分析と生成AIの活用について、無事に終わりました。

4月16日に開催されましたウェビナーですが、無事に終わりました。 ご参加いただいた方、ありがとうございました。また、主催いただいた大瀬さんありがとうございました。 …

ウェビナーのご案内について

下記セミナーですが、いよいよ明日となりました。4/16の13:00からですので、奮ってご参加ください。 第2回:特許の読み方ウェビナー(第2回/特許分析・解析などの観点…

ウェビナーのご案内

2024年4月16日に下記ウェビナーで1時間ほど講演させていただくことになりました。 第2回:特許の読み方ウェビナー(第2回/特許分析・解析などの観点から) 堅苦しい…

GPTに頼って新しいラーメンを考えてみる

はじめに私はたまにラーメンを食べますが、ラーメンのすごいところは、常に進化を遂げているところです。数十年前にはなかったようなラーメンが日々考案されています。 私…

Kindle本を出版しました!

ものすごく浮かれている画像ですが、ChatGPTが勝手に生成したものであり、本人は、ほぼ浮かれておりません・・。 突然ですが、Kindle本を出版しました。書籍は以下となり…

GPTに頼って有人ドローンのアイデアを考える

はじめに大阪万博では空飛ぶクルマが運用されるようです。 私は、空飛ぶクルマに否定的で実用性はないかな、と考えてます。 その理由は、ただでさえバッテリーが重いのに…

特許ベクトルデータベースで検索してみる

特許ベクトルデータベースで検索してみる


はじめに
文章のベクトル化は文書検索に多用されているそうですので、今回は特許検索の真似事をしたいと思います。

前回、要約をベクトル化しましたので、これを使用して、特定の出願の要約に類似する出願をChatGPTを使用して検索してみます。

使用するベクトル化データは以下です。このデータをChatGPTにアップロードして、プロンプトにより、検索させてみたいと思います。

ChatGPTを使用した検

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特許ベクトルデータベースを作りたい

特許ベクトルデータベースを作りたい

はじめに
OpenAIのEmbbedingsというAPIを使うとテキストをベクトル化できますので、これで特許のベクトルデータベースを作りたいと思います。

まず、Pythonでベクトル化データを作り、それを、ChatGPTのCode interpreterで視覚化等したいと思います。

Pythonによる処理データ

今回は、このデータのAbstract(要約)をベクトル化します。ビール関係の特許

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知財学会2024へ向けて



はじめに
2024年知財学会のエントリーが始まりました。発表は今年もオンラインということで少し残念です。

締め切りが7/31となっておりますが、今年も懲りずにエントリーしようと思います。

今までの発表の簡単な振り返り知財学会では、何回も発表しておりますが、基本的には、AGE思考モデルの要素を開発することをやっております。

AGE思考モデルは、下図のごとく分析、発想、評価を関連付けることに

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Claude3.5 Sonnetで明細書を書いてみよう

Claude3.5 Sonnetで明細書を書いてみよう


はじめに
今度、某所で明細書作成講座を行う予定なのですが、こういう時代ですので、生成AIも補助的に活用した内容としようと思っています。

私は、ChatGPTしか使ったことがありませんので、今回もChatGPTを使用しようかと考えていました。

しかし、ChatGPTを使用した場合にはコピペ問題が生じます。コピペ問題とは、ChatGPTと明細書編集ソフト(Word)との間で、頻繁に文章のコピペを

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Claude3.5 Sonnetを使って図から技術を推論してみる

Claude3.5 Sonnetを使って図から技術を推論してみる


はじめに以前、GPT-4oとGPT-4Vを使って図から技術を推論してみることを試しました。

今回は、Claude3.5 Sonnetを使って、同じことを試してみたいと思います。

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"生成AIを活用した特許データの処理、視覚化、分析、及び、解釈"がパテント誌に掲載されました。

"生成AIを活用した特許データの処理、視覚化、分析、及び、解釈"がパテント誌に掲載されました。


1.前置きと言い訳今日事務所にパテント誌6月号が届きました。パテント誌は紙での発行は希望者のみとなりましたので、久しぶりに製本されたパテント誌を手に取りました。

なぜ、パテント誌が送られてきたかといえば、私の書いた論文が掲載されており、論文著者には紙のパテント誌が送られるようです。

本号の特集は「進歩性」ということで読みごたえがあり、そのような特集と重なってラッキーでした。

なお、パテント

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文章の類似度を考える

文章の類似度を考える


1.はじめに特許の仕事をしていると、明細書に書いてある技術の新規性が気になることがあります。

従来の技術との内容の類似度がわかれば、新規性の判断の参考になりそうです。

とはいえ、文章の類似度を簡単に判断する手法がありませんので、人間が読んで判断するしかありませんでした。

しかし、ChatGPTはそのようなプロンプトを与えると判断してくれるようですので、試してみました。

プロンプトの内容は

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ChatGPTでできる特許データ分析入門について

ChatGPTでできる特許データ分析入門について

私が書きました「ChatGPTでできる特許データ分析入門」が6/3にKindleで発売開始されました。

ChatGPTでできる特許データ分析入門

内容としては、2024年の4月末で行ったセミナーの資料作成時に編み出したChatGPTの使用手法をまとめたものです。

本当は、もう少し後に出そうと思っておりましたが、5月中旬に出たGPT-4oの日本語生成速度が実用レベルに達しましたので、GPT-4

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GPT-4oを使って図から技術を推論してみる

GPT-4oを使って図から技術を推論してみる


はじめに以前、GPT-4Vを使って図から技術を推論してみることを試しました。

今回、GPT-4oが出ましたので、同じことを試してみます。

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ATIS技術情報サービス協会 IPランドスケープ研究分科会で講演しました。 

ATIS技術情報サービス協会 IPランドスケープ研究分科会で講演しました。 

4/25にATIS技術情報サービス協会IPランドスケープ研究分科会のメンバー様向けに講演いたしました。

以下が講演のパワーポイントです。

内容としましては、先日のセミナー内容に、KHCoderの分析を付け加えた内容となります。

IPランドスケープ研究分科会のメンバーの方は、企業内で特許分析をされているプロの方ですので、講演の内容が少しでも参考になっていれば幸いです・・・。

質問としては、

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ウェビナー:特許データのテキスト分析と生成AIの活用について、無事に終わりました。

ウェビナー:特許データのテキスト分析と生成AIの活用について、無事に終わりました。

4月16日に開催されましたウェビナーですが、無事に終わりました。

ご参加いただいた方、ありがとうございました。また、主催いただいた大瀬さんありがとうございました。

動画は下記で公開されておりますので、ご興味のある方は、ぜひご覧になっていただければと思います(2倍速でみれば30分で見れます。)。

私はセミナーなどあまりやりませんし、Youtubeに出ることもありませんので、レア動画となっており

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ウェビナーのご案内について

ウェビナーのご案内について

下記セミナーですが、いよいよ明日となりました。4/16の13:00からですので、奮ってご参加ください。

第2回:特許の読み方ウェビナー(第2回/特許分析・解析などの観点から)

セミナーに先立ちまして、資料を一部公開することの許可を得ましたので、イントロダクションの部分を公開します。

内容につきましては、とりあえず生成AIでできそうなことを中心に紹介いたしますので、皆様の業務への応用のヒントと

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ウェビナーのご案内

2024年4月16日に下記ウェビナーで1時間ほど講演させていただくことになりました。

第2回:特許の読み方ウェビナー(第2回/特許分析・解析などの観点から)

堅苦しいウェビナーではなく、無料で誰でも見れるそうですので、お気軽に参加いただければと思います。

それで、あと1か月くらいしかありませんので、コンテンツの作成をしなければなりません。

一応内容としては以下を考えております。

セミナー

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GPTに頼って新しいラーメンを考えてみる

GPTに頼って新しいラーメンを考えてみる

はじめに私はたまにラーメンを食べますが、ラーメンのすごいところは、常に進化を遂げているところです。数十年前にはなかったようなラーメンが日々考案されています。

私も新しいラーメンというものを考えようかと思いまして、ここでは、関西万博でラーメン屋を出店するという仮想事例のもと、関西万博のテーマにあったラーメンを考えたいと思います。

今回もIdea Generator GPT #0
https://

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Kindle本を出版しました!

Kindle本を出版しました!

ものすごく浮かれている画像ですが、ChatGPTが勝手に生成したものであり、本人は、ほぼ浮かれておりません・・。

突然ですが、Kindle本を出版しました。書籍は以下となります。

Pythonでできる特許データ視覚化入門: 図で解説!PythonとJ-platpatで特許データを視覚化してみよう。

内容としましては、特許マップを描くプログラムがひたすら書いてある・・・、という感じとなります。

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GPTに頼って有人ドローンのアイデアを考える

GPTに頼って有人ドローンのアイデアを考える

はじめに大阪万博では空飛ぶクルマが運用されるようです。

私は、空飛ぶクルマに否定的で実用性はないかな、と考えてます。

その理由は、ただでさえバッテリーが重いのに、さらに人間を載せたら、飛行時間が短くなりすぎるのではないかと思うからです。

また。ヘリコプターという実績のある手段もありますので、空飛ぶクルマの必要性もないかと思います。

そこで、

Idea Generator GPT #0

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