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ADHDと就活

こんにちは。

今日は就職活動、就活についてお話します。

これは私の持論ですが、「就活は準備が9割」です。

履歴書、エントリーシートの書き方。SPI(適性検査)対策。面接の入退室の作法。受け答え。全て下準備が必要です。

準備無しで就活を始めるのは、勉強しないでセンター試験を受けるようなものです。


学校のテストなら、先生が赤線を引いた所や「ここはテストに出ます」と言われたところを勉強しますよね。

試験範囲も明確に教科書何ページ~何ページと公表されますので、その範囲を過不足なく覚えればいいわけです。


ですが、就活は基本的に誰も助けてくれません。何をどうすればいいかも、ほとんど教えてくれません。いきなりある日突然周りの人が一斉に就活を始めます

専門学校の場合は特定の業界に就職する人がほとんどなので、ある程度進路の方向性が決まっており、情報も入手しやすいです。


高校や大学は100人いれば100通りの進路があります。進学する人もいれば、フリーターになる人、就職も進学もしない人もいます。

就活の時期になると、急に何をすればいいのかわからなくなります。


私は大学生の時、就活をかなり適当にやったせいでひどい目にあいました。自業自得です。

今ならわかりますが、就活は始まる前からほとんど勝負が決まっています


まず大前提として、大学生なら学歴フィルターというものがあります。特定の学歴以上の大学に入っていないと、入社できない、または超ハードモードになります。

学歴フィルターには何段階か壁があります。


  • 説明会に参加しないとエントリーシートをもらえないが、そもそも説明会に参加できない(予約がいつも満席、予約できない)

  • 応募は自由だが、書類選考に通らない

  • 書類選考は通るが、グループディスカッションや面接で落ちる

  • SPI検査で足切りがある


私はバカなので高学歴ではありません。大企業の説明会は参加すらできない所が多かったです。いつ見ても説明会予約サイトが満席になっています。

仮に参加できても、新卒採用数が10人なのに、説明会に300人いた(しかも300人×10回開催)とか、そんなのばっかりです。


学歴フィルタの存在を確かめるために、高学歴の友達と同じ説明会予約サイトを開いたことがあります。友達の分だけ予約が空席ありになっていて泣きそうでした。

今までちゃんと勉強してこなかったツケがここで回ってきたのです。


次に、書類選考の壁が立ちはだかります。ウェブでエントリーシートが手に入る様な企業は誰でも応募ができますが、通過する人は少数です。

大企業だとエントリーシートだけで数千、数万枚届きます。それらを1つ1つ見てたら採用担当は仕事になりません


ですから、学歴やSPI検査の点数でバッサリ足切りをするのです。

私は最後まで大企業の面接まで1個もたどりつけませんでした。無念。


ある程度大企業を落ちまくって、私は方針転換することにしました。中小企業だけを受けることにしたのです。

ですが、ここでまた問題が発生します。日本の企業の99.7%は中小企業なのです。


中小企業と言っても、町の八百屋さんレベルの規模からほぼ大企業みたいな会社まで、無数にあります。さて、どうしたものか。

私はロクに就活の準備をしてこなかった自覚だけはあったので、また考えました。


ふつうに周りの人と戦っても、おそらく負けます。だから「みんなが名前を知らなそうな会社を受けよう」と思ったのです。

具体的には、化学、繊維、工業系の会社を受け始めました。


まあ、結論を言うとこれもバカの浅知恵で、見事に全敗しました。

書類選考は大企業の頃に比べて通るようになりましたが、面接でボロが出て落とされました。


私は別に化学や工業に何の興味もなかったので、夢や情熱がいっさいなかったのです。そりゃ落とされて当たり前です。

会社の事はそれなりに調べたつもりですが、集団面接や2:2面接だと隣のやる気のあるやつに圧倒されて負けます


この時点で内定ゼロ。大企業、中小企業合わせて50社以上落ちてたと思います。精神的にもかなりキツかったです。

ここで再度方針を変えることにしました。このままだと就活そのものへの意欲が消えそうなので、まずどこでもいいから内定を手に入れようと思ったのです。


友達からのクチコミやネットで情報を調べて、誰でも受かると話題の企業を受けてみる事にしました。

すると、あっさり最終面接まで進み、内定をゲットしました。「本当に誰でもいいんだ…」と思いました。ちなみに小売業です。


簡単に内定が出すぎて逆に不安になったので、次は同じ小売業で自分の興味がある業界の企業を受ける事にしました。

試しに業界の1位~5位までを日程が被らない限り全部受けてみることにしたのです。


今度は興味のある業界だったので、めちゃくちゃ下調べをしてからエントリーシートを書きました。

例えば、各企業の店舗に行って観察を行います。各店舗ごとの強みや弱みをノートにまとめました。沿革、売上高、立地、販売商品、接客、販売方法etc…


業界1位の企業を受ける時には、エントリーシートになぜその会社が業界1位なのか、自分なりに分析した結果を書きました

自己PRはその企業の弱みではなく、企業の強み×自分の能力を活かして売り上げに貢献したい的なことを書いた記憶があります。


結果書類が通り、次のグループディスカッションもあっさり通過しました。なぜこんなトントン拍子に進んだのか。

実はグループディスカッションの議題がその企業の強みと弱みの分析、他社との差別化という内容だったからです。


グループディスカッションの会場に行って議題を見た瞬間、勝利を確信しました。私は業界1~5位まで全部の店舗を調べてあったので余裕でした。

この時事前の下調べや調査、分析の大切さを学んだというか、心に刻みました


その後の最終面接でも、思ったことを正直に伝えて、業界1位の企業から内定をもらいました。

就職するなら業界1位のその会社だと思っていたので、2~5位の会社は途中で選考辞退しました。1位のとこも色々あって結局入社しなかったんですけどね。


再度書きますが、この記事で私が言いたいのは、「就活は準備が9割」ということ。

就活は必ずやってくる人生の大イベントです。開始時期も、やることも決まっています。では、どうするか。


「就活が始まる前に必要な準備を終わらせておくこと」これに限ります。準備なしで就活に飛び込むと確実に負けます


  • やりたいことが決まっていなくても、興味のある業界・企業について調べておく

  • 履歴書、エントリーシートの書き方を調べておく。ある程度テンプレートを作っておく

  • SPI検査で点を取れるようにしておく

  • 早い内から面接の練習をしておく。


この辺を就活の始まる1年前からやっておけば、まず1つは内定が取れるはずです。〇年前の自分に見せてもやらなそうですが。

私は決して就活の成功者ではないので反面教師にしてほしいんですが、何か1つでも参考になれば幸いです。


それでは。ここまで読んで下さりありがとうございました。

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