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『音楽の聴き方』から「言語化しにくいものをどうやって書いて伝えるか」を学ぶ

『音楽の聴き方』から「言語化しにくいものをどうやって書いて伝えるか」を学ぶ

岡田暁生『音楽の聴き方ー聴く型と趣味を語る言葉』を読んだ。

音楽の聴き方は、誰に言われるまでもなく全く自由だ。しかし、誰かからの影響や何らかの傾向なしに聴くこともまた不可能である。それならば、自分はどんな聴き方をしているのかについて自覚的になってみようというのが、本書の狙いである。聴き方の「型」を知り、自分の感じたことを言葉にしてみるだけで、どれほど世界が広がって見えることか。規則なき規則を考え

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オンライン取材を繰り返してわかってきた「やったほうがいい」こと

オンライン取材を繰り返してわかってきた「やったほうがいい」こと

このご時世なので、オンライン取材の機会が増えてきました。取材を受けてくださるだけでありがたいですね……。

オンライン取材は媒体や取材相手によってツールがバラバラ。これまでに使ったツールはこんな感じです。

・Zoom
・Google Hangout Meets
・Microsoft Teams
・Amazon Chime
・Skype for Business

Zoomは無料アカウントだと40

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「絶対文字数感」でカウントしながら取材で話を聞く

「絶対文字数感」でカウントしながら取材で話を聞く

ライターの仕事を続けていると「絶対文字数感」が身につく。

…と思うのだけど同業者の皆さんどうだろう。こう、文章の塊をシャッと見て「800くらい」とか当たりをつけたり、原稿を書いてて「あと300くらい足りないな」と感じたりしないですか。どうですか。

10文字20文字の単位じゃなくて、100文字単位くらいでなんとなく見当がつくようになったんですよ。少なくとも僕は。娘の国語のテストの読解問題に「30

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締め切りを守るためにToDoアプリを2つ使っています

締め切りを守るためにToDoアプリを2つ使っています

フリーランスのライターとして、原稿の締め切りは絶対守るようにしています。

元SEなので「納期」「デッドライン」にはめちゃくちゃ敏感なんですよね。PMとしてプロジェクトを回してたときは、ガントチャートとにらめっこしながら毎日ため息をついていました(あまり思い出したくないのでこの話はここでおしまいです。。)

ライターになってから、締め切りを守るためにタスク管理やスケジュール管理をいろいろ試行錯誤し

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インタビューの質問を「時間」×「社会」×「内外」で考える

インタビューの質問を「時間」×「社会」×「内外」で考える

インタビューや取材が決まったとき、事前に質問を考えることになる。でも質問を考えるのってやっぱり難しい。慣れないうちは「何を聞けば……」とフリーズしてた。好きな食べ物とか聞いてもしょうがないし。

とはいえ場数をこなしても、あとになって「あれを聞き忘れた!」なんてことはしょっちゅうある。ある程度質問を用意しても、取材中に話が盛り上がり、すっかり聞いた気になって、あとから「ん……」ってなったりする。

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伝わるイベントレポートを書くために気をつけていること

伝わるイベントレポートを書くために気をつけていること

ウェブを中心にライターをしていたり、企業でオウンドメディアを担当していたりすると、一度はイベントレポートを書く機会があるのではないかと思います。割と気軽に「書いてよ〜」なんて依頼を投げられがちですが、うっかりすると全文書き起こしになってしまったり、起きた出来事の箇条書きになってしまったりと、一筋縄ではいかぬものです。

まあイベント自体が面白ければバーっとまとめたもので十分読まれる場合もありま

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「ライターになりたい」と思ったら読むnote(商業ライティング基礎の“き”)

「ライターになりたい」と思ったら読むnote(商業ライティング基礎の“き”)

はじめまして、フリーランスでライターをしているオバラ ミツフミと申します。学生時代にプロを目指し、モメンタム・ホース代表の長谷川リョーさん(当時はフリーランス)に弟子入りし、文筆業の道に進みました。

ライターとしてお金を稼ぐまでに、およそ2年くらいの時間がかかりました。師匠には、「本当にセンスがない」と言われたほどです(笑)。

ただ、弟子入りから1年でブックライティングをまかせてもらえるまでに

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