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オンライン取材を繰り返してわかってきた「やったほうがいい」こと

このご時世なので、オンライン取材の機会が増えてきました。取材を受けてくださるだけでありがたいですね……。

オンライン取材は媒体や取材相手によってツールがバラバラ。これまでに使ったツールはこんな感じです。

・Zoom
・Google Hangout Meets
・Microsoft Teams
・Amazon Chime
・Skype for Business

Zoomは無料アカウントだと40分の制限があるので、時間無制限になる有料ユーザになりました。月2000円だけど、飲み会1回分だと思えば安い。Zoom飲みで時間制限気にしなくていいし(その分ダラダラ飲んじゃうけど)

いくつか経験したとはいえ、やっぱり対面取材とは勝手が異なるオンライン取材。顔は見えてるけど、感覚としては電話取材に近い。自分用のメモも兼ねて、これまでわかったことやコツなどを書いておきます。

事前にマイクとカメラのテストをする

初めて使うツールの場合は特に大事。自分のマイクとカメラがちゃんと認識されるかチェックすること。

Zoomはテストページが用意されているので、初めての方はここで試しておくと安心。

Microsoft TeamsやGoogle Hangout Meetsは、設定画面からデバイスのテストができます。前できたからいいや、と思ってるとアップデート後におかしくなっている可能性もあるので、自分は毎回テストしてから臨むようにしています。

スマホやデスクトップの通知をオフにする

スマホをマナーモードにするのは思い至るんだけど、デスクトップの通知を忘れてしまいがち。取材中に通知音が鳴ると集中がそがれます。ブラウザは閉じる。LINEやSlackなどの常駐アプリは終了しておく。画面共有中にLINEのポップアップとか出たら大変なので。

あと家族など同居人がいる場合は「○時から取材だから」と声をかけておく。ドアに貼り紙をするくらいがいいかも。取材中に「おなかすいた〜」とか入ってこられると困るので……。

録画に頼らず、レコーダーは2台用意

Zoomは会議中の様子を録画できるので、取材の記録が残せてとっても便利。なんですが、録画に頼りすぎると保存中にエラーが出たとき怖い

僕はいつも取材中はボイスレコーダーとiPhone(ボイスメモ)の2つで録音しているので、オンラインでもPCのスピーカー付近に2台を置いて録音しています。iPhoneは機内モードにして着信の割り込みも抑止。保険はかけすぎていい。

ただ、ボイスレコーダーで録音するとイヤホンマイクやヘッドセットは使えないんですよね。今のところウェブカメラ内蔵のマイクでなんとかなってますが、ちゃんとしたマイクも用意した方がいいかなと悩み中。

「雑談で話すような質問」も用意する

これは体感なんですが、オンライン取材って雑談が生まれにくいんですよね。

対面取材だと「せっかく時間をとったんだから……」って意識があるのか、予定より時間が巻くと雑談モードになったりするんですが、オンライン取材だと即終了の空気になっちゃう。取材中も脇道にそれにくい。

なので、雑談で話すようなこと、ちょっと本筋から離れているようなことも、あらかじめ質問として用意しておくと良さそう。事前に提示する質問事項には含めなくても、手元にメモで用意しておく。話の途中で関連しそうな話題になったら出す。

ちなみに「いつもの取材もそれくらいしっかり質問を用意しておけば……」という学びにもなりました……。アドリブに頼りすぎないこと。

アイスブレイクはウケない

オンライン取材は場を和ませようとツカミを入れても、対面取材ほど効果が生まれにくいです。やっぱり間とかタイミングとか違うからなのか……(「お前の冗談はそもそもウケないのだ」という可能性もあって、もしそうなら泣いちゃう)

これは電話取材と同じで、アイスブレイクなしに「ではさっそくと」と用件に入ることが多いですね。さっきの「雑談が生まれにくい」もそうなんだけど、オンラインだとなんか場に余裕がない感じがある。お互いの慣れもあるかもしれませんが。

アイコンタクトはできないと思って

そろそろ取材も終盤かな……というとき、同行している編集さんを見て「そろそろ……」みたいな空気を出したりするんですが、オンライン取材だといくらモニタのなかの編集さんを見ても何も起きません。

姿は見えるけどアイコンタクトや身振り手振りなどのノンバーバル(非言語)コミュニケーションはできないと思ったほうがいいので、ちゃんと声に出す。名前を呼ぶ。「ありがとうございます」とリアクションしてから次の質問に移る。ラジオのインタビューと同じ心構えで。

そうそう、オンライン取材は電話取材と違って、編集さんが同行してくれるのがとても心強いです。取材中にカメラオフ・マイクオフでも同じ場にいてくれると安心します(僕は)。

「バラエティ番組のワイプ」みたいなリアクションで

さっきノンバーバルコミュニケーションはできない、と言ったんだけど、やっぱりちゃんと話を聞いたらリアクションはしておきたい。

でも、いちいち「はい」を相づちを打つと、ちょっと遅れて相手に届くので話の邪魔になっちゃう。

そこで心がけているのが「バラエティ番組のワイプみたいにリアクション」こと。これについては別にnoteを書いてます。

最近は「声に出さないで笑う」という仕草までマスターしてきました。ワイプの仕事もできるぞ。

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また思いついたら追記します!

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