saki(secondrate)

secondrateというバンドで歌をうたってます。 ここでは歌の元となったエッセイを…

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secondrateというバンドで歌をうたってます。 ここでは歌の元となったエッセイを公開中。 あなたの心に残りますように

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    3rd mini ALBUM 「いまさら、君に」

    secondrate - 3rd mini ALBUM「いまさら、君に」 ※発送は2021年3月18日より順次開始致しますので予めご了承ください。 【収録楽曲】 1. たった一言の境界線 2. いまさら 3. 各駅停車 4. 夏の記憶のようにあなたを忘れたい 5. 透明な約束 6. アパートの一室で 7. さよならふたり
    2,500円
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    セカレカラフルタオル

    secondrate タオル第二作目! ポップでかわいいスポーツタオルです。 メンバーのkingkingpangpangデザイン
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    secondrateTシャツシリーズ三作目。 アルファベットをある場所から読み進めると!? デザインはメンバーのkingkingpangpang!
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記事一覧

全て僕らの一部だった 2

恋人の他に気になる人ができた 私には、付き合って4年 同棲して2年の大好きな彼氏がいる けれど仕事のストレスから 彼がうつ病と診断され 2人で分からないなりに 必…

500
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全て僕らの一部だった

***** Kへ 別れてから1年以上が過ぎて やっと当時のことを思い返せるようになりました。 今思えばいつも私に優しく どんな時も私を受け入れて いつも大好きでいて…

500
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云えなかった想いは何処にいくのだろう

花びらが大半散り落ち 葉桜になってしまった木を見上げて 春の終わりを感じたあの日 私は初めて喪服に袖を通した 久しぶりに顔を合わせた親戚が 近状報告をし合う中 ただ…

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あの日どんな風に寄り添えたら、今でもあなたはここに

失恋は思ったよりも苦しかった 彼がこの部屋を出ていってから 一睡もできないまま 遂に3度目の朝を迎えた 灰色だった窓の外は また朝日が登り始めて 私の腫れた目を照…

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彼とはどこかでまた会えると思ってた

突然の再会 22時の山手線は、静かだ 帰宅ラッシュと終電前の間          この時間帯は乗客が少ない上に、遊びに行く学生も酔っ払った人達もいなくてシーンと…

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初恋を覚えていますか?

皆さんは初恋を覚えていますか? 日常の全てに恋のフィルターがかかっていて 彼の言葉に一喜一憂していた淡い思い出。 3/6に発売した3rd mini album「いまさら、君に」の…

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恋は盲目、彼が私の全てだった

彼に映る私はいつも笑顔だった 眩しいくらい青々としていた木々の葉が 少しずつ枯葉に変わってきた頃 何となく彼との関係が終わりに近づいてることを感じていた だけど私…

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大人になった今、彼との別れを思い出した話

新しい第一歩 上京する前日ー。 私に駆け寄る彼は何故か照れ臭そうにしていた 小さなオレンジ色の花束を背中から出しながら「これお花屋さんが選んでくれたから良い花言葉…

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「いまさら、君に」恋愛エッセイスタート

secondrateのSakiです。 今回3rd mini album 「いまさら、君に」の発売と同時に アルバムに収録されている楽曲をもとに恋愛エッセイ公開します! 3月7日から1週間ごとに1…

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全て僕らの一部だった 2

恋人の他に気になる人ができた

私には、付き合って4年
同棲して2年の大好きな彼氏がいる

けれど仕事のストレスから
彼がうつ病と診断され

2人で分からないなりに
必死に毎日を過ごして
うつ病を克服することができ

彼は就職先が決まった

これから2人で幸せになっていくんだろうと
思っていた矢先、私は好きな人ができた

彼氏持ちに別の好きな人ができるなんて

周りからは、そんな女最低だと
思われ

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全て僕らの一部だった

*****

Kへ

別れてから1年以上が過ぎて
やっと当時のことを思い返せるようになりました。

今思えばいつも私に優しく
どんな時も私を受け入れて
いつも大好きでいてくれたね。

本当にありがとう。そして本当にごめんね。

どうか元気で幸せな毎日が送れることを心から願ってます。

*****

彼との日々を思い出した

鞄の中から赤いキーケースを
取り出して、家の鍵を開けた

真っ暗な玄関で靴

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云えなかった想いは何処にいくのだろう

云えなかった想いは何処にいくのだろう

花びらが大半散り落ち
葉桜になってしまった木を見上げて
春の終わりを感じたあの日

私は初めて喪服に袖を通した

久しぶりに顔を合わせた親戚が
近状報告をし合う中
ただ一人、お爺ちゃんだけは
遠くを見つめていた

大好きなお婆ちゃんが亡くなった

84歳という年齢だったから
いつかはこの日が来ると
覚悟していたけれど
それはあまりにも突然だった

愛想が良くて
誰とでもすぐ仲良くなる
おしゃべりな

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あの日どんな風に寄り添えたら、今でもあなたはここに

あの日どんな風に寄り添えたら、今でもあなたはここに


失恋は思ったよりも苦しかった

彼がこの部屋を出ていってから
一睡もできないまま
遂に3度目の朝を迎えた

灰色だった窓の外は
また朝日が登り始めて
私の腫れた目を照らす

ひどく開けにくくなった目を
冷やそうと冷凍庫を開けると
彼が買ってきてくれた
私の好きなアイスが
置きっぱなしになっていた

そのアイスを手に取ってみると
「今日もお疲れさん!食べてね!」
と付箋が貼られていた

こんな時に

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彼とはどこかでまた会えると思ってた

彼とはどこかでまた会えると思ってた



突然の再会

22時の山手線は、静かだ

帰宅ラッシュと終電前の間          この時間帯は乗客が少ない上に、遊びに行く学生も酔っ払った人達もいなくてシーンとしている

仕事が繁忙期に入ると
大体この時間帯に帰宅をしていた

「疲れたなぁ…」
思わず声に出して言ってしまうほど
社会人3年目になっても
このハードさには慣れなかった

私と同じように疲れ果てた顔の
サラリーマンがまばらに座っ

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初恋を覚えていますか?

初恋を覚えていますか?

皆さんは初恋を覚えていますか?

日常の全てに恋のフィルターがかかっていて
彼の言葉に一喜一憂していた淡い思い出。

3/6に発売した3rd mini album「いまさら、君に」の収録曲から
今回はこの曲の元となった切なくも優しい恋のお話をさせて下さい。

**********************

気付いたら彼に恋をしていた

眩しい太陽が教室の窓から入ってくる
少し肌寒かった夏服も
丁度

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恋は盲目、彼が私の全てだった

恋は盲目、彼が私の全てだった

彼に映る私はいつも笑顔だった

眩しいくらい青々としていた木々の葉が
少しずつ枯葉に変わってきた頃

何となく彼との関係が終わりに近づいてることを感じていた
だけど私はそれを認めたくなかった

憧れの彼とやっと付き合えて
本当に毎日が幸せだった
ただ彼から愛されることばかり考えていた

デートに3時間遅刻されても
他の女の子との噂が立っても
私は笑顔で蓋をして何も言わなかった
彼にとって良い彼女で

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大人になった今、彼との別れを思い出した話

大人になった今、彼との別れを思い出した話

新しい第一歩

上京する前日ー。
私に駆け寄る彼は何故か照れ臭そうにしていた
小さなオレンジ色の花束を背中から出しながら「これお花屋さんが選んでくれたから良い花言葉いっぱい詰まってるねん。良かったら受け取って!明日から新しい第一歩やもんな、一番応援してる」
とプレゼントしてくれた

いつもの帰り道の公園
彼は私よりも上京を喜んでくれた
ずっと夢見ていた東京での暮らしに
不安がいっぱいだったけど

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「いまさら、君に」恋愛エッセイスタート

secondrateのSakiです。

今回3rd mini album 「いまさら、君に」の発売と同時に
アルバムに収録されている楽曲をもとに恋愛エッセイ公開します!
3月7日から1週間ごとに1作品、7週にかけて公開していきます。

「いまさら、君に」の楽曲は忘れられない人への想いを一つ一つsecondrateで形にしてきました。

皆さんにとって「忘れられない人」はいますか?

この恋愛エッセ

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