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海底

 夜の深海色にうなだれる、海底にたどりついた

 もう頼れない。頼りだったbarのmasterも永い眠りにつき頼りも途絶えた。深海のベランダに降りたった小鳥が彼のような

 360°の深海でする深呼吸、胸いっぱいのなみだは海水色

 ゆれろゆれろ海底の憂いはつかのまの流体にすぎぬとささやくは異国の詩人の声色

 ゆれるといったって、流れになるとは限らない。求めて落胆するよりはゆれてだけいるほうが、といま

 ゆらぎゆれ、ゆらりゆれ、すきにしろ、瑠璃色の、はるか遠いみなもを見あげられるまで


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