ともあれジャズとライム
宵のマントが窓辺にたれている、やさしい指先までもが響きわたる"おろかな私"の演奏、繊細きわまるその音の流れにみずみずしいライムが乗る。彼女は聴きながら傷ついている気持ちをもてあそんで味わいたがる。もっと味わうためにサンライズをでも飲もうかしら
お酒はハタチでやめたんだった
男たちより大胆だった
ギターは金曜日に捨てたのだった
燃やす人をフィルムで見たから可燃ゴミ、ではなかった
ジャズとヒップホップはあうんだねと語らいあう恋人たちに微笑む顔、音以外のライムを知らずとも聴くの