弌矢

読んでいただけたら幸いです。作品にドラッグなどが出てくることもありますが、実際、そんなことは致しませんからねっ。無茶苦茶なことも書きまますが、別に何書いてもいいじゃんって感じなんですよねっ。東京。

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読んでいただけたら幸いです。作品にドラッグなどが出てくることもありますが、実際、そんなことは致しませんからねっ。無茶苦茶なことも書きまますが、別に何書いてもいいじゃんって感じなんですよねっ。東京。

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      東京で小説を執筆している者です。拙い短い作品を掲載しています。読んでいただけたら幸いです。 よろしくお願いします。 弌矢。

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    果て迄

    ゲームばっかで暇もう嫌だ、けむりのなかに今入るのだ、授かる翼で飛ぶ用意、これから私はハイになる あいつの空想空のなか 天使たちさえ雲のなか アンジェリコなら大な画家 東京上空好奇な目 手の届きそうな空に向けて、絵になりそうな線を与える、天使たちの軌跡描く、弧を描くそれぞれの色彩 ハイヤーグラウンドもっと高く エルザスキャパレリショッキングピンク 享楽みんなで分け与えあう 今日から欲望マックスでいく カードを配るのはブンブンの番、彼を奪う億千万の夢、暗がりのテーブルに絶

      • 狂子、カムパネルラ

        友達たちは疲れていう、彼女と彼は疲れていない、このままでいけるかい、これはただの心配ではない、心配する暇あったら時間ちょうだい、これ実はシュルレアリスムのやり口、 無意識が嫌いな人、つまりは無意識を抑圧、リズミカルな日々、読書三昧な日々、リズムとるが崩れる暇な日に、魔がさして時間を泳ぐのが愛しい、どこまでもどこまでも狂子とカムパネルラ焚くいけない雑草けむりはこれ(っ)すな ちぇけら 無意識の授業、前意識~無意識、エスとイドへダイヴはやばいてかスノッブなティーチ、ペダンティ

        • 夜な夜な

           夜のなか  夜な夜な夜に思いを浮かべる  起きていようが寝てようが  夜と真夜中に横たわる  膝の上に眠剤シート、ヘッドフォンから何を注ぎ込むかそれが問題だったから、ひとまずThe Chemical BrothersからUK Drillと続いて現代クラシックの流れへ    もし臆病なら偏見に気をつけて音楽旅行しろ、点灯させる映像はきまってシュルレアリスムな城、それ見てリキッドにしろ草にしろ草枕にしろ  one love two puff,ベッドの上でストリートビューなモ

          • 路上

               ページをめくって吉祥寺駅から公園、めぐりあう恋人たちの漕ぐオール、嫉妬する女神がカラーコンタクトを装着、沈みゆくボート  気がつけばぷかぷか、御茶ノ水へと流されて神田川、せっかくなので詩を詠む、  編集長たちのビルディング、その谷間を流れるマニキュア色たち、それは夢を運ぶハチドリのような近未来タクシーだ。  運ばれてお台場ライヴから貴様たちへダイヴ、踊りかかれフィネガンズ・ウェイク、もう滅茶苦茶、部屋とYシャツと私、  たどり着いたら四時二〇分の退屈、学生なら東

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            RED CHINA BLUES

             香港より、ジャズ、ベルボトム、アパートメントの外階段よりトランペットの音の青と赤  ワウワウなクライベイビー、でも引き裂く上空、音の青と赤  マオイスト、ニューヨークより、街の師匠ならブラックバード、私の音はとても青と赤  ソウルフード、現代思想、チリペッパー、ペットの音の青と赤

            あなたにしろヒップホップにしろまずは生きていることを認めよ

             文学好きとしてヒップホップは無視するのは如何なものか、といえばぼくは、無視していない、というかできないタチだ、というわけでかなり聴いている。  そう、英語が苦手でも英語ラップも聴くし、ギャングとかも得意じゃないけどギャングスタ系も聴くのである。  眉をひそめる偏見持ちをよそに学生時代からかなり聴いているのだ。迫害も受けたし、いまでも嫌味とかいわれるのだがしかし、  かんがえるのだ。文学をかんがえていてヒップホップをかんがえないでどうするのだと。  枯れたふりをしてれ

            駄作だ、自己撞着だ、って人がね

             そう、馬鹿にする人が多いわけですよ、この『同時代ゲーム』って作品。『政治少年死す』と同じくらい馬鹿にされている作品。  福田和也なんか、人前で読むと恥ずかしいから秘密にしておいた方がいいとかまで書いてますからね。  ぼくの知っている大江好きもだいたいこの作品を馬鹿にできないと批評力がないとかミーハーだとか見下しがちですね。  あのとき大江健三郎の作品は短編をいくつか読んでいたのですが、長編は『万延元年のフットボール』しか読んでなくて、『同時代ゲーム』はやめとけと先輩から

            My Foolish Heart instrumental music

             君ほど遠いものはないと思うほど、  胸が苦しくなる  遠くで列車の音がする  東京紅葉遊歩道、トレイシーな少女たちが歌って歩く  落ち葉の上を踊ってすべる  少女たちの笑い声。笑い声に重ねるあのアルカイックスマイル。君の、あの君の  ギターのチョーキングが静かにWeep  くゆらせて、  夜空に浮かべるしじまは正しい日本語、  都会に暮らせど戦争機械のつもりサヴァ ジル  君ほど遠いものはないと  夜に思うほど苦しくする  遠くで列車の音がする    

            コンクリートの孤児

            コンクリートの塀、若者二人組、 押し問答の末にヒップホップを始める 退屈を武器に一からぶち上げる 金がないのに草買うのに余念がない チョコならポケット ビスケットが二つ 分けあってたべる ゆえあって割れる 寄り添うなら君の育った街 自尊心と虚栄心 地域密着型タトゥ 公団住宅影の上 ヘリコプター旋回 コンクリートが私の自然 コンクリートの孤児たち二人組、 禅問答の果てにヒップホップを始める 退屈を詩に一からぶち上がる

            秋の彼女の彩りかたに

             秋になるたびに哀しむ人があふれて嬉しくなる。  夕方、千咲と新宿にある大きな公園を歩いているときだった。  どうしてそうなるのかな。  憂鬱が多くなれば、笑いを強要されないもの。  ポタージュ色をしたトレンチコートに身を包む千咲が俯くのを見た。彼女は嬉しいときに笑わない女だった。笑うときはいつも無理に合わせている。二年のつき合いでそれが分かった。  哀しみを強要されるだろう。  されない、嬉しいから。  立ち並ぶ樹木はめっきり滅入った色使いに色づいて見える。梢の上に青い猫が

            色々と色々

             うるさいだけの狭苦しさに巻き込もうと必死なテレビを消して、久しぶりに弟と通話をすることにした。ぼくは東京に落ち着き、弟は事業を起こしてオーストラリアに住んでいた。  オンラインで飲み会をやらないかと持ち掛けると、弟は大麻が良いと答えた。酒より増しだと説き伏せられ、オンライン大麻通話にすることに決まった。 「そうか、こっちはテレビのなかの人間どもが逮捕されてつるされているってのに、そっちは良いな」  監獄の近くと天国の近くみたいなヴィテオ通話が始まった。弟はダウンを着て日射し

            私にふれる

             あろうことか私は女の子にもかかわらず、二四歳の夏で失った。バージンを、ではない、性欲を、だ。  一八歳のときはお酒を飲むと(あるいは飲まされると)、性欲が噴火してベッドのなかは炎に包まれた。実際、吸いなれていない煙草をベッドシーツに落としたまま快楽の余韻のなかで眠ってしまい、ホテルがボヤになったことがある。  二四歳の誕生日を迎えた二箇月後の八月のことだ。夜色の東京湾で友達の子と二人、釣りをしているときに海に向かって発作的に、私の性欲ないないどこいった! と叫ぶと、その子が

            老いてからのLSD迷宮入門

             コカをチャリと呼ぶ流行りもとうに廃れたいま、こちらは八〇歳になった。ドラッグは使ったこともなくて、けれども興味はあった。  手に入れたのは東京タワーの展望台だった。女の子の細い手がそれをこちらに渡したのだった。女の子は二人組で連れの男といた。その女の子たちに、あなたの長い過去の極彩色を見るわ、と言われたのに、それが違った。  未来を見てしまったのだった。  過去など見やしなかった。  ところで、ヘロインには興味がなかった。快楽はもうたくさんだった、といったら枯れ木扱いされる

            ASIDをしてまゐる

             文殊菩薩の物言わぬ眉に、陽が差していた。文殊菩薩は座していた獅子と離れてしまったまま、曼陀羅の張り付いた仏壇に並べて置かれている。藤の樹で作られた物らしいが、罰当たりにも壊されたのだ。知人が、まるで生き物の様に大切にしていたそれは、もろい物だった。  ぽつねんとそれを眺めやっている私は仕事も辞めて、よるべなく、九〇〇〇〇円がある他、ひねもす何もない。喪についていた。詩を書く知人が死んだの。  知人は四〇を過ぎたばかりの歳だった。曼陀羅に囲われて死んだのだ。哲学を持っていたし

            夜の美術館

            世間は休日で、母の日だそうで、私たちには縁がないが、そう悪くない日なのだろう。 私は私の誕生日よりも、クリスマスが好きだ。何の記念もない日のなかで一番好きだ。 十二月の末、結婚が理由で、仕事も兼ねてヨーロッパへ旅をしたとき、フラ・アンジェリコのフレスコ画を眺めて涙を流したことがある。 絵画の全体の左側にいる大天使ガブリエルの翼の色彩ばかりが目に入っていた。きっと私はあのとき、鑑賞などしていなかった。私は私に続いて泣き出した隣りの妻に謝っていたことを覚えている。 そういえば、昨

            A

            A    北に住むAはバズという言葉に反感がある。 Aは朝からバッズを焚き、粒子状のベールを幾重もかけていく。 HARDCOREな音楽と紫のけむり漂う部屋に出現したのは、長いお別れ。 Aはかけがえのない友人を失くした。 エンドルフィンのオーバードーズによるものだった。 ハーコーしながら死んだ。 友人の死は拡散された。 見事にバズった。 Aは傷ついた。 友人もHARDCOREなものが大好きだったが、愛しすぎていた。 とかげが好きだった。 モヒカンだった。 いつもため息