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こどもの本・読書&キッズコンテンツ

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児童書をはじめとする子どもの本や読書推進活動・政策、学校図書館関連、学習マンガを含む児童マンガ、子ども向けアニメや特撮などキッズコンテンツなどに関する記事のまとめです
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『いま、子どもの本が売れる理由』刊行! 20年7月寄稿まとめ

■子どもの本https://www.amazon.co.jp/dp/4480017100/

2年ぶりくらいの新著が出ました。ひょっとするとこういう本、二度と出ないかもしれないと思って、今後参照される資料として書けることはなるべく書こうと考えたため、ボリューミーになってしまいました。少しずつでも読んでいただけたらと。

目次はこちら↑です。序文も近々アップしたいと思っています。

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『いま、子どもの本が売れる理由』目次

はじめに 
 謎①子ども向けの「本」市場だけが復活し、「雑誌」はボロボロ
 謎②ヒット作の背景がわからない 
 謎③なぜか通史を書いた本がない 

第一章 子どもの読書環境はいかに形成されてきたか 
一、一九四〇年代~七〇年代 戦後児童文学と学年誌が黄金時代を迎えるまで 
学校図書館が長らく放置状態になったわけ 
訪問販売による全集・事典ビジネスの隆盛 
創作絵本の勃興 
戦後児童文学の黄金期 

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5月寄稿 子ども向け実用書/自己啓、中国絵本市場、ピッコマAWARD、西島大介、韓国ウェブ小説、UFO、韓流ドラマビジネスなど

5月寄稿 子ども向け実用書/自己啓、中国絵本市場、ピッコマAWARD、西島大介、韓国ウェブ小説、UFO、韓流ドラマビジネスなど

■子どもの本https://news.yahoo.co.jp/byline/iidaichishi/20200505-00177046/

第2回子どもの本総選挙の結果について書きました。ほとんど去年とトップ10の顔ぶれが変わらず。『鬼滅』ノベライズが初ランクインして「小学生が小説版までそんなに好きなんだ!」という驚きがありました。クラウドファンディングにより第3回の開催も決まりました。

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2020年4月寄稿まとめ 児童文庫ホラー、ルルとララ、ゾロリの中国展開、教育系YouTuber、神之塔、村上龍、アイリスオーヤマなど

2020年4月寄稿まとめ 児童文庫ホラー、ルルとララ、ゾロリの中国展開、教育系YouTuber、神之塔、村上龍、アイリスオーヤマなど

・児童文庫
monokakiの最新児童文庫事情に関する連載。ホラーの代表的な作品を取り上げました。怪談とデスゲーム/サバイバルものが二大人気ジャンルですが、叙述に仕掛けのあるショートショートのホラーが新しい潮流としてあります。

・読みものhttps://www.shinbunka.co.jp/rensai/kodomonohon/kodomonohon13.htm

あんびるやすこ先生の『ルルと

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JPIC(出版文化産業振興財団)の読み聞かせ人材育成事業について取材しました

https://www.shinbunka.co.jp/rensai/kodomonohon/kodomonohon12.htm

「読み聞かせ」はこの20年ほどで非常に流通する言葉となり、全国各地で日々行われていますが、その定量的な調査はほぼ存在しません。これは日本の読書の実態を捉える上では問題だと思うのですが、それはさておき、読み聞かせのプロフェッショナルを育てる講座の受講者数は把握できるため

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小学校英語の問題点を整理した『小学校英語のジレンマ』書評とLINEノベル令和小説大賞受賞作レビューを書きました

小学校英語の問題点を整理した『小学校英語のジレンマ』書評とLINEノベル令和小説大賞受賞作レビューを書きました

https://realsound.jp/book/2020/03/post-520543.html

週に1~3時間勉強したところでそれほど英語力は向上しないとこれまでの研究でわかっているのに「早く始めれば身につく」という幻想に基づいて始まってしまった小学校英語の論点整理となぜそう始まったのかというマクロ視点からの歴史の流れ、意思決定に絡むプレイヤーの整理がなされた本についての書評をしました。

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多言語多民族多宗教国家のマレーシアがクリエイティブ産業に力を入れると強いという話を日本の学習マンガ市場を席巻する『どっちが強い!?』を紹介するかたちで書きました

https://realsound.jp/book/2020/03/post-517834.html

多言語多民族多宗教国家のマレーシアがクリエイティブ産業に力を入れると強いという話を日本の学習マンガ市場を席巻する『どっちが強い!?』を紹介するかたちで書きました 。

本文で触れ忘れたけどマレーシア産コンテンツといえば3DCGアニメ『ボボイボーイ』が東南アジアのキッズにとても人気なんですけど日本

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『おしりたんてい』担当編集者のポプラ社高林さんに企画成立の経緯から内容をいかにして詰めていったか、海外から見た『おしりたんてい』とは?まで聞きました

https://realsound.jp/book/2020/03/post-516635.html

『おしりたんてい』担当編集者のポプラ社高林さんに企画成立の経緯から内容をいかにして詰めていったか、海外から見た『おしりたんてい』とは?まで聞きました。高林さんは『グレッグのダメ日記』日本版の編集者でもあり、『グレッグ』は著者も来るワールドマーケティングミーティングが毎年開催されていて各国の成功事

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