仕事を楽しめないと感じているあなたへ

毎日同じことの繰り返し、上司や同僚との関係がストレス、仕事のやりがいが分からない。。。
私はよくこのような相談を周りから受けることがあります。
正直なところ、「なんか嫌だ」と抽象的な人が多い印象です。その感覚を持つことは正しいことなのですが、今後キャリアを重ねていく・仕事を続けていくに当たってここの「言語化」はとても重要な要素になると思っています。

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大前提、「仕事」は嫌なものです

よくある話ですが、SNSではキラキラした生活をしながらお金を稼いでいる人がたくさん見られます。私自身も「こんな生活ができたらなあ」と思います。笑でも、大抵「キラキラ」の裏には「ヘトヘト」があると思います。そもそも、SNSはその人自身のたった「一部」ですべてではありません。
また、キラキラだけではなく、「仕事が楽しい」と発信している人は、どの仕事でもついてくるしんどさを無意識に楽しんでいると考えます。私はそんな仕事のやり方をとてもリスペクトしています。

仕事が楽しめない理由

まず、なぜ仕事が楽しめないのか、書き出してみましょう。
こんな理由は出てきませんか？

1. 仕事内容が自分に合ってない気がする

2. 職場の人間関係に嫌気が差している

3. 働く目的や自己成長が全く見えない

4. 残業が多くて体力が限界

課題に合わせて、その人の耐久性がどれだけあるのかはそれぞれです。
書き出したものの中で「耐えられないものランキング」を作るように並び替えをしてみましょう。
どれがあなたの「理由」に一番近しいでしょうか？

仕事に対する価値観を整理する

なぜ仕事が楽しめないのか箇条書きにしたあと、自分の中の価値観を整理しましょう。自分が仕事において重要だと感じることです。価値観を明確にすることで、仕事選びや仕事への取り組み方を見直すことができます。
主に、以下の７点を確認してみましょう。

☑️経済面…毎月余裕を持って生活できているか
☑️自己成長…仕事を通して自分自身を成長を感じられているか
☑️挑戦…仕事をする中でどれくらい物事に挑戦させてもらえるか
☑️自由度…どれくらい自分の裁量で仕事をさせてもらっているか
☑️人間関係…同僚や上司と精神的ストレスなく接することができているか
☑️尊敬…同僚や先輩、上司などにリスペクトや信頼を持てているか
☑️ワークライフバランス…プライベートの時間を作れているか

自分の価値観と今の仕事がずれている、かつそのずれが自分の許容範囲外であれば、転職を検討しましょう。特に「人間関係」は自分以外をコントロールしなければならず、この中で最も難しいものだと思います。

とはいえ、許容範囲は社会人経験とスキルを積む前だと狭いまま、今の仕事が辛いままになってしまいます。

仕事を楽しむヒント

許容範囲や価値観を見直すために、私自身がやってきた、嫌な仕事を少しでもものにする、楽しめるコツを２つご紹介します。
ポイントは、些細なことでも味方につけるという点です。

❶小さな目標を立てる
これは、今日の売上⚪︎件や受電数⚪︎のように会社から与えられた定量目標ではなく、自分による自分だけの自分のための小さな目標です。
例えば、私はこんなことをやってました。
・必ず朝今日のタスクを整理するぞ
・今日はもう少しお声がけを大きな声でするぞ
・今週は⚪︎⚪︎のスキルを習得するぞ
・〇〇さんのほくろの色を数えるぞ
・仲の良い〇〇さんといっしょに休憩が入れるように調整するぞ
・マニュアルを自分が見やすいように作り直してみよう
など、本当に本当にちっさくてくだらないことを日々こなしていました。

❷好きなことを仕事に取り入れる
自分のご機嫌は自分でとれるだけとるが吉です。
もちろん仕事とプライベートは別という考えもありますが、デスクの上で好きなアイドルや好きなキャラクターで埋めつくされている人、たまにいますよね。あのような人たちは仕事上で自分のご機嫌をとるプロだと思っています。
デスクを自分の好きなようにしてみる、だったり好きな文房具に揃える、はすぐできそうですね。私は文房具やデスクツールが元々好きなほうなので、「自分が究極に使いやすいデスク」を追求していました。また、自分用にマニュアルをアレンジするときも好きなキャラクターをいれたりするなど、仕事に「隙」があれば好きなものをどんどんいれていました。

キャリアを考える前に今と向き合うこと

転職コラムなどでは、「キャリア構想ワークシート」「将来どんなふうになっていたいか」というテーマをよく見かけます。私もそれはとっても大事なことだと考えます。
といっても、
・将来やりたいことがわからない
・今の職場がなんか嫌だ
・今の仕事がなんとなく楽しくない
というまだ言語化段階でない感覚であれば、一旦「今」にフォーカスしましょう。

• 今の仕事に対する考えを見直す

• 自分の価値観を整理する

• 自分のご機嫌をとってみる

「今」を見た上で、経験とスキルを充実させて、面接でよく聞く「自分の強みや弱み」を理解できれば、キャリアの幅は広がっていくと思います。