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大学改革

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#卒業生

卒業生こそが大学の財産!3同窓会組織の連携協定から、同窓会がつながることのポテンシャルを考える。

卒業生こそが大学の財産!3同窓会組織の連携協定から、同窓会がつながることのポテンシャルを考える。

大学の広報活動における入試広報とブランディング活動の違いは何か?と聞かれると、重なっているところの方が少ないのですが、でもあえて一つを挙げるとするなら、“勝たなくていい”ことのように思います。この視点で考えたとき、今回、見つけたプレスリリースの内容は、すごくポテンシャルが高いように感じました。

3つの同窓会組織による連携協定の締結

では、どんなプレスリリースなのかというと、学習院桜友会、成蹊学

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愛校心の強化から創造へ。近畿大学の同窓会コミュニティ支援から考える、これからのホームカミングデイの役割

愛校心の強化から創造へ。近畿大学の同窓会コミュニティ支援から考える、これからのホームカミングデイの役割

大学の秋の風物詩といえば、やっぱり学園祭?いえいえ、それもありますが、もう一つあります。そうホームカミングデイです。卒業生たちが大学に訪れるこのイベント、なんで秋に多いんでしょうね。やっぱり気候がいいからでしょうか。今回、近畿大学のホームカミングデイを伝えるプレスリリースを見つけて、ここまでやるのかと驚いてしまいました。卒業生とのつながりづくりは、大学にとってやはり重要トピックなようです。

まる

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卒業生とのコミュニケーションを根本から変える!?追手門学院大学の「OIDAIアプリ」のポテンシャルを考える

卒業生とのコミュニケーションを根本から変える!?追手門学院大学の「OIDAIアプリ」のポテンシャルを考える

高校生、在学生、卒業生とどのようにコミュニケーションをとるべきか?こんな問いをされると、自然と大学広報にかかわる問い(=課題)だと受け取ってしまうのは、私が広報関連の仕事をしているからなのか、それとも一般的にそうなのかは気になるところです。とはいえ、今回、追手門学院大学のプレスリリースを見て、実は広報的なアプローチ以外でも、この問いに応えられるかもしれないことがわかり、ちょっとドキドキしています。

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駒澤大学の「Amazonほしい物リスト」の取り組みに見る、大学に寄付文化を根付かせる大きなポテンシャル

駒澤大学の「Amazonほしい物リスト」の取り組みに見る、大学に寄付文化を根付かせる大きなポテンシャル

18歳人口が確実に減ってきているなか、新たな財源をどう確保するかは、すべての大学に共通する悩ましい課題です。今回、見つけた駒澤大学の取り組みは、この課題の解決策の一つとなる「寄付」に関わるものになります。寄付関連のプロモーションに関わるといつも感じていたジレンマが、この取り組みだとうまく解決できそうで、すごく可能性を感じました。

「Amazonほしい物リスト」を使って現物寄付を募る

駒澤大学の

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小額寄付の優秀なプラットフォーム。恵泉女学園大学の取り組みから考える、クラファン✕寄付のポテンシャル。

小額寄付の優秀なプラットフォーム。恵泉女学園大学の取り組みから考える、クラファン✕寄付のポテンシャル。

18歳人口が減っているうえ、国からの支援も先細っている現在、多くの大学では寄付金募集に力を入れるようになってきています。しかし、日本にあまり寄付文化が根づいていなかったり、経済的に余裕がある人がそう多くないこともあって、寄付金募集が上手くいっている大学というのはごくごく限られている印象があります。今回、見つけた恵泉女学園大学の取り組みは、この何かと難しい寄付金募集における面白いアプローチだと感じた

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今はわからなくても、10年後、20年後に効いてくる?大学と卒業生とをつなぐ、”歌”を使ったコミュニケーション。

今はわからなくても、10年後、20年後に効いてくる?大学と卒業生とをつなぐ、”歌”を使ったコミュニケーション。

おそらく、ほとんどの大学には学歌や応援歌といったものがあるように思います。私自身、小中の校歌はかろうじて思い出せるものの、大学の学歌については記憶の彼方に吹き飛んでしまっています…。でも、こういった自校をあらわす歌を大切にするというのは、大学、それに卒業生にとってけっこう大事なことなのかなと、今回とあるプレスリリースを見て思いました。

考えるきっかけになったのは、昭和女子大学のプレスリリースです

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これからのホームカミングデーはウェブ開催!?今こそ大学と卒業生との関わり方を変えるときだと思う。

これからのホームカミングデーはウェブ開催!?今こそ大学と卒業生との関わり方を変えるときだと思う。

前回、関西学院大学の卒業式特設サイトが教育機関の心意気を感じて良かったという記事をまとめました。調べてみると、ほぼ同じタイミングで(卒業式だから当たり前ですが…)、いくつも魅力的な卒業式特設サイトがありました。これらサイトを見ながら思ったのですが、もしかしたら、今回のタイミングは、大学と卒業生との関わり方を変える絶好のタイミングになるかもしれません。今回は、これについて書いてみます。

大学と卒業

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