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#キャリア教育

フェリス女学院大の取り組みから考える、在学生に伝えるべき卒業生コンテンツのつくり方と届け方。

フェリス女学院大の取り組みから考える、在学生に伝えるべき卒業生コンテンツのつくり方と届け方。

卒業生インタビューは、入試広報にとって欠かせない重要コンテンツなだけでなく、在学生にとっても価値ある情報になります。今回、見つけたフェリス女学院大学の取り組みでは、卒業生インタビューをキャリア教育に活用しているのですが、よくよく考えるとキャリア以外の面から考えても、こういう取り組みは大事なように感じました。

書籍化・有料化することで変わる価値と印象

ではまず、どのような取り組みなのかを見ていき

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AIが大学と社会人の距離感を変える?関西学院の「AI活用人材教育プログラム」に感じる、新たな大学教育の可能性

AIが大学と社会人の距離感を変える?関西学院の「AI活用人材教育プログラム」に感じる、新たな大学教育の可能性

AIやデータサイエンス関連の教育プログラムは、いまや雨後の筍のようにいろいろな大学で開設されています。社会ニーズがそうさせているのでしょうが、ある種のブームのように見えないこともありません。今回、見つけた取り組みも、そんなAIの教育プログラムの一つですが、展開の仕方がちょっとユニークです。とはいえこういうやり方のほうが、社会としては喜ばしいのかもしれませんね。

取り上げるのは、関西学院大学の「A

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そもそも別物!?大学のこれからを左右するかもしれない、これからのキャリア教育&支援について考える。

そもそも別物!?大学のこれからを左右するかもしれない、これからのキャリア教育&支援について考える。

今回、取り上げるのは立教大学のオンラインイベントです。オンラインイベント自体もう今となればめずらしくないうえ、このイベントが取り上げているテーマもそこまで突飛なわけではありません。でもこれは……と思ったのは、このイベントがキャリアイベントと銘打っていたからです。大学のキャリア教育、キャリア支援というのは、これから先ものすごく変わっていくんだろうなと、このイベントを見つけてしみじみと思いました。

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追手門学院大学が取り組む斬新なインターンから考える、なかなかやっかいなこれからのキャリア教育。

追手門学院大学が取り組む斬新なインターンから考える、なかなかやっかいなこれからのキャリア教育。

コロナパンデミックによって働き方が変わると、いろいろなところで言われています。これに付随するテーマとして、インターンシップも、今年、大きく変わらざる得ないのではないでしょうか。追手門学院大学では、こんな状況をいち早く察知したのか、新しいインターンシップのかたちを模索する面白い取り組みをはじめていました。

このリリースが出たのは5月15日なので、追手門学院大学のある大阪は、まだ緊急事態宣言が解除さ

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SDGsも、就職も、本質を見据えた取り組みこそが、説得力がある。(立命館)

SDGsも、就職も、本質を見据えた取り組みこそが、説得力がある。(立命館)

猫も杓子も、というと怒られそうですが、最近いろいろなところでSDGsに関わる取り組みを見かけるようになりました。大学もご多分に漏れずSDGs推進に力を入れており、イベントであったり、ウェブサイト等での情報発信であったり、さまざまな取り組みをしています。

こういった大学のSDGs関連の取り組みを見ていると、既存の取り組みや研究に17ゴールのラベリングをしたり、学生主催のイベントだったりで、本質的な

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