古屋美登里 翻訳塾

翻訳家の古屋美登里が主宰する翻訳塾の連絡用に開設しました。

古屋美登里 翻訳塾

翻訳家の古屋美登里が主宰する翻訳塾の連絡用に開設しました。

記事一覧

四年間の成果

(書き手) 古屋美登里  翻訳塾が始まって四年が経ちました。コロナウィルス感染症のせいで、初めはオンラインでの授業が続き、しかも初めてお目にかかる方々ばかりなの…

六月以降に出版された翻訳書

 六月二日に『わたしの香港』(カレン・チャン著 亜紀書房)が刊行されました。この作品は1993年に深圳で生まれ、香港で育ったジャーナリストのカレン・チャンさんが、香…

一月と二月に出版された翻訳書

 一月二十七日にエドワード・ケアリー『望楼館追想』(創元文芸文庫)が復刊されました。エドワード・ケアリーが七年を掛けて取り組み、三十歳で発表したデビュー作です。…

最新の訳書について

(書き手)古屋美登里  10月26日に『わたしのペンは鳥の翼』という作品集が小学館より刊行されました。アフガニスタンの女性作家たち18人が、過酷な生活のなかでなんとか…

二年間の成果 

(書き手)古屋美登里  翻訳塾を始めて二年が経ちました。結局一度も直接お目にかかれないまま、Zoomを介しての授業に終始しました。  塾生のみなさんはこの二年間、仕…

オンラインイベントのお知らせ

(書き手)事務局  当塾講師の古屋美登里と、書評家の倉本さおりさんがオンラインで対談を行うことになりました! ご関心をお持ちの方は以下のイベント名をクリックして…

新刊のお知らせ

(書き手)古屋美登里 この七月に翻訳書を二冊出しましたので、皆さまにお知らせいたします。 〇 エドワード・ケアリー『飢渇の人 エドワード・ケアリー短篇集』(東京創…

第2回入塾審査完了のお知らせ

(書き手)事務局  3月末まで募集を行っておりました、翻訳塾 第2回塾生募集の審査が本日までに完了いたしました。年度末のお忙しい時期に応募してくださった皆様に改め…

新規塾生募集Q&A

(書き手)事務局  古屋美登里翻訳塾では、第2回目の塾生募集を行っております。募集についての詳細は「第2回入塾審査実施のお知らせ」を、塾の内容については「古屋美登…

第2回入塾審査実施のお知らせ

(書き手)事務局  古屋美登里 翻訳塾の新規塾生を募集します。別途お知らせした「古屋美登里 翻訳塾の概要:2021年5月~2022年3月」をお読みいただき、受講を希望される…

古屋美登里 翻訳塾の概要:2021年5月~2022年3月

(書き手)事務局  2020年10月よりスタートした「古屋美登里 翻訳塾」は、第1期の半年間の指導を順調に終えつつあります。塾生の成長ぶりは講師も目を見張るほどです。こ…

4回の授業を終えて

(書き手)古屋美登里  翻訳塾が昨年の10月から始まりました。初めからZOOMでの授業になりましたので、講師も塾生も手探りで進んでいくような状態でしたが、4回の翻訳…

『その名を暴け』インタビュー記事

(書き手)事務局  当塾の講師である古屋美登里の、最新翻訳書『その名を暴け #MeTooに火をつけたジャーナリストたちの闘い 』(ジョディ・カンター/ミーガン・トゥーイ…

入塾審査完了のお知らせ

(書き手)事務局  6月から2か月間にわたって募集を行った翻訳塾第1期生の課題審査が、本日までに完了しました! 大勢の方からのご応募ありがとうございました。合格者…

翻訳塾第1期のオンライン対応について

(書き手)事務局  2020年7月31日に入塾生の応募が終了する、古屋美登里 翻訳塾 第1期の指導形式についてお知らせします。  note記事「古屋美登里 翻訳塾の概要」の通…

入塾審査実施のお知らせ

(書き手)事務局  古屋美登里 翻訳塾の第1期生を募集します! 別途お知らせした「古屋美登里 翻訳塾の概要」をお読みになり、受講を希望される方は専用フォームからエ…

四年間の成果

四年間の成果

(書き手) 古屋美登里

 翻訳塾が始まって四年が経ちました。コロナウィルス感染症のせいで、初めはオンラインでの授業が続き、しかも初めてお目にかかる方々ばかりなので、どこまでこちらの言葉が伝わっているのかわからず、不安な気持ちになったこともありましたが、去年からようやく対面での授業が一部可能になりました。残りあと一年というところまで来たので、経過報告を兼ねて塾の現在をお知らせしようと思います。
 

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六月以降に出版された翻訳書

六月以降に出版された翻訳書

 六月二日に『わたしの香港』(カレン・チャン著 亜紀書房)が刊行されました。この作品は1993年に深圳で生まれ、香港で育ったジャーナリストのカレン・チャンさんが、香港という場所と自身の成長を重ね合わせるようにして綴った都市論であり、曖昧な自己との対話であるとも言えます。2014年と2019年の、都市が沸騰するようなデモのさなかに、そこで暮らしていた人々はどのような日常を送り、どうしてデモをするため

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一月と二月に出版された翻訳書

一月と二月に出版された翻訳書

 一月二十七日にエドワード・ケアリー『望楼館追想』(創元文芸文庫)が復刊されました。エドワード・ケアリーが七年を掛けて取り組み、三十歳で発表したデビュー作です。二十年前に文藝春秋から単行本が出た際、この作品の素晴らしさをどのように伝えればいいのかわからず、友人知人に会うと「すごい作家なの、すごい作品なのよ」と芸のない言葉を述べていました。そのうちこの作品の魅力に取り憑かれてしまった方々、とりわけ書

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最新の訳書について

最新の訳書について

(書き手)古屋美登里

 10月26日に『わたしのペンは鳥の翼』という作品集が小学館より刊行されました。アフガニスタンの女性作家たち18人が、過酷な生活のなかでなんとか書く時間を見つけて創作した短編が23作収められています。アフガニスタンにも描きたいことを胸に秘めた女性たちは大勢います。ところが、地元には女性の作品を出してくれる出版社がありません。イギリスの支援団体と出版社が名乗りをあげ、アフガニ

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二年間の成果 

二年間の成果 

(書き手)古屋美登里

 翻訳塾を始めて二年が経ちました。結局一度も直接お目にかかれないまま、Zoomを介しての授業に終始しました。
 塾生のみなさんはこの二年間、仕事をしながら塾の課題(翻訳と作文)に取り組み、短篇を四篇、エッセイや記事を四作訳してきました。大きな変化といえば、全員が文章を書くことを好きになったことではないでしょうか。当初のころは作文の課題に怯んでいた方もいましたが、いまでは書く

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オンラインイベントのお知らせ

(書き手)事務局

 当塾講師の古屋美登里と、書評家の倉本さおりさんがオンラインで対談を行うことになりました! ご関心をお持ちの方は以下のイベント名をクリックして詳細をご確認ください。同ページ内では書籍付きチケットも販売しております。

【イベント名】
小説の醍醐味、短篇の愉楽 イーディス・パールマン『幸いなるハリー』刊行記念トークイベント

【日時】8月3日㈫19時半~20時40分

【形式】Z

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新刊のお知らせ

新刊のお知らせ

(書き手)古屋美登里

この七月に翻訳書を二冊出しましたので、皆さまにお知らせいたします。

〇 エドワード・ケアリー『飢渇の人 エドワード・ケアリー短篇集』(東京創元社)http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488011086
〇 イーディス・パールマン『幸いなるハリー』(亜紀書房)https://www.akishobo.com/book/detail.htm

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第2回入塾審査完了のお知らせ

(書き手)事務局

 3月末まで募集を行っておりました、翻訳塾 第2回塾生募集の審査が本日までに完了いたしました。年度末のお忙しい時期に応募してくださった皆様に改めてお礼を申し上げます。合格者へは既にメールでお知らせしております。5月からどうぞよろしくお願いいたします。

 審査に応募された方々、また、当塾へ関心をお持ちの方々に読んでいただきたく、また、ご参考にもなるかと思い、ご本人の許可を得て、

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新規塾生募集Q&A

新規塾生募集Q&A

(書き手)事務局

 古屋美登里翻訳塾では、第2回目の塾生募集を行っております。募集についての詳細は「第2回入塾審査実施のお知らせ」を、塾の内容については「古屋美登里 翻訳塾の概要:2021年5月~2022年3月」をご確認ください。
 このページでは、応募をご検討中の方向けに、よくあるご質問への回答を掲載いたします。また、入塾審査申込フォームには自由記述欄もございます。ご不安な点はこちらにご記入い

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第2回入塾審査実施のお知らせ

(書き手)事務局

 古屋美登里 翻訳塾の新規塾生を募集します。別途お知らせした「古屋美登里 翻訳塾の概要:2021年5月~2022年3月」をお読みいただき、受講を希望される方は専用フォームからエントリーしてください。本講座はプロ翻訳者の養成を目指すものであり、受講者に一定の力量が求められるため、事前に入塾審査を行います。審査方法や入塾資格などの詳細は下記の通りです。
 なお、審査合格者は、現在受

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古屋美登里 翻訳塾の概要:2021年5月~2022年3月

(書き手)事務局

 2020年10月よりスタートした「古屋美登里 翻訳塾」は、第1期の半年間の指導を順調に終えつつあります。塾生の成長ぶりは講師も目を見張るほどです。この成果に鑑み、今後も同様の試みを継続することにいたします。現塾生に第2回塾生審査の合格者を加え、来年度より、さらに充実した指導を行ってまいります。
 当塾の概要を以下に記載しました。新規塾生の募集を行いますので、入塾を希望される方

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4回の授業を終えて

4回の授業を終えて

(書き手)古屋美登里

 翻訳塾が昨年の10月から始まりました。初めからZOOMでの授業になりましたので、講師も塾生も手探りで進んでいくような状態でしたが、4回の翻訳課題をこなしていくうちに、塾生のみなさんの原文に対する取り組み方、訳し方、文章の流れへの意識などが驚くほど変化していきました。これまで翻訳したことのない方が何人かいらっしゃるのに、たった4回で英文への接し方が変わり、文章の質もどんどん

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『その名を暴け』インタビュー記事

(書き手)事務局

 当塾の講師である古屋美登里の、最新翻訳書『その名を暴け #MeTooに火をつけたジャーナリストたちの闘い 』(ジョディ・カンター/ミーガン・トゥーイー著、新潮社)について、複数のメディアからインタビュー記事が公表されています。翻訳技術や翻訳塾のことにも触れていますので、こちらで紹介します。塾生の皆さん、また、翻訳を志す皆様はぜひご一読ください。

<記事一覧>※公表日付順、20

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入塾審査完了のお知らせ

(書き手)事務局

 6月から2か月間にわたって募集を行った翻訳塾第1期生の課題審査が、本日までに完了しました! 大勢の方からのご応募ありがとうございました。合格者へは既にメールにてお知らせをお送りしております。いよいよ10月から始まるオンライン指導で、皆様にお会いできる日が楽しみです。

 第2期募集の予定はまだ具体化していませんが、将来的にお知らせできることもあるかと思います。その際の参考情報

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翻訳塾第1期のオンライン対応について

(書き手)事務局

 2020年7月31日に入塾生の応募が終了する、古屋美登里 翻訳塾 第1期の指導形式についてお知らせします。

 note記事「古屋美登里 翻訳塾の概要」の通り、本講座は対面指導を基本としています。しかし、コロナウイルス感染症の脅威は過ぎ去る気配がありません。そこで翻訳塾では、開講を予定している10月から当面の間は対面指導部分をオンライン対応に変更することにしました。

 指導

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入塾審査実施のお知らせ

入塾審査実施のお知らせ

(書き手)事務局

 古屋美登里 翻訳塾の第1期生を募集します! 別途お知らせした「古屋美登里 翻訳塾の概要」をお読みになり、受講を希望される方は専用フォームからエントリーしてください。本講座はプロ翻訳者の養成を目指すものであり、受講者に一定の力量が求められるため、事前に審査を設けさせていただきます。審査方法や入塾資格などの詳細は以下の通りです。

1.募集期間
2020年6月4日~2020年7月

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