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ひとりエッセイ

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#小説

中国の人は本当に『〜アルヨ』と言うのか—役割語についての話

中国の人は本当に『〜アルヨ』と言うのか—役割語についての話

みなさん、こんにちはある。

今日は「中国の人は本当に『〜アルヨ』と言うのか」という切り口で、役割語(言語のステレオタイプ)について書いていこうと思うあるよ。

難しことわからない人、居る知てる。
でも分かりやすく書くあるよ。
時間あるとき、気楽に読むよろし。

さて、まずはこれを見てほしいある。

『らんま1/2』高橋留美子

『銀魂』空知英州

二人とも語尾に「〜ある」を付けているある。
これ

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「なぜあなたはカギカッコの最後に句点を付けるのか。」

「なぜあなたはカギカッコの最後に句点を付けるのか。」

さて、すっかり便利な世の中になりました。
ひと昔前の読書といえば、紙の本一択。新刊が出れば本屋に行き、平積みにされているお目当ての本を大事に抱えてレジに急いだものです。

ところが今ではインターネットを利用したさまざまなサービスが発達し、私たちは自宅のリビングで気軽に電子書籍を買えるようになりました。

そしてその「気軽に読める」という風潮は、それと対になるトレンドを生み出しています。
すなわち「

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書きかけの記事や小説が多すぎてがんじがらめなんだけど自業自得なので頑張って全部完結させるという意思表明の話【作品リスト付き】

書きかけの記事や小説が多すぎてがんじがらめなんだけど自業自得なので頑張って全部完結させるという意思表明の話【作品リスト付き】

タイトルですべてを表す小説が増えてますが、やってみて分かりました。便利。訴求性高い。

タイトルの通りです。
完結せずに終わっているnoteの記事や小説をここに挙げて、奮起を図るという記事です。
いくぞおら。頑張るぞこら。

では、途中まで書いて、気が向いたらまた少し書いて……を繰り返しながら永遠に完成しない僕のサグラダ・ファミリアたちをとくとご笑覧ください。

1.諏訪への一人車中泊旅行記(後半

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最近のCMの話

最近のCMの話

はじめに さて、noteではいろいろな話を上梓してきたわけですが、過去最高にしょうもない話をします。

 CMの話です。

 いや、決してCMがしょうもないと言ってるわけじゃないですよ。くだらないのは僕の話です。

 最近、生活環境が変わってテレビをよく見るようになったんですが、テレビ番組にはもれなく付いてくるんですよね。CMってやつが。

 ここ数年、ほとんどテレビなんて見てなかったものですから

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自分の文章を「下手ですが」「拙いけれど」なんて言う必要は全く無いという話

自分の文章を「下手ですが」「拙いけれど」なんて言う必要は全く無いという話

そんなこと言わなくても大丈夫。
君の文章はとっても面白いよ!!!
だからさ、胸張っていこう!!!!!

という意味ではなくて。

それは読者が判断することだから、そんな予防線を張らないでいいんだよ。

という意味です。

これはnoteなどで「なるべく多くの人に読んでもらえたら嬉しいな」という視点でテキストを書くとき、自分に言い聞かせている事でもあります。

YouTubeに Netflixなどの

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2020年に書いたもの(ショートショートやエッセイなど)を振り返る

2020年に書いたもの(ショートショートやエッセイなど)を振り返る

こんばんは。
年の瀬、どうお過ごしでしょうか。

僕は年明けに引っ越すことになり、慌ただしく家財の整理などをしています。
「人ひとり生きていくのに、こんなに物が必要なんですか?」と、自分の中にいる冷めた人格になじられたので、学生の時に町田の古着屋で買った服を泣く泣くゴミに出すことにしました。
着古したセーターをぎゅっと抱きしめて「たくさん着た。今までありがとうな」と呟きつつ、こんな姿を咎める人もい

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自分はなぜ「ものを書く」のか Vol.1

知り合いが芥川賞を取った。

「知り合い」と称したのは、彼と僕は、単に部活の先輩後輩という関係でしかなかったからだ。
実際、テレビに彼が映った時も最初は気付かなかった(ペンネームだったというのもあるが)。

僕からしてもこんな感じなので、向こうは僕のことを覚えていないか、覚えていても「そんな奴いたっけなあ」くらいものだろう。

ともあれ、ネットニュースに載っている彼の写真をあらためて見ると、懐かし

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