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読書感想文

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2024年6月の記事一覧

「沖縄文化論 忘れられた日本」を読みました

「沖縄文化論 忘れられた日本」を読みました

岡本太郎は、「日本再発見」「沖縄文化論」「神秘日本」という日本紀行3部作を発表し、「沖縄文化論」で、毎日出版文化賞を受賞している。

1960年(昭和35年)「沖縄文化論」を中央公論で連載(全6回)
1961年(昭和36年)「忘れられた日本ー沖縄文化論」として出版
1972年(昭和47年)「沖縄文化論ー忘れられた日本」と改題し再版
2022年(令和4年)「新版 沖縄文化論ー忘れられた日本」を出版

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「Au オードリー・タン 天才IT相7つの顔」を読みました

「Au オードリー・タン 天才IT相7つの顔」を読みました

今年2024年5月20日、台湾に新政府が誕生するにあたり、政務委員(デジタル担当/IT大臣)を任期満了で退任したオードリー・タン(唐鳳)。

IQ180の天才。トランスジェンダー。台湾史上最年少で政務委員に就任。ハッカーであり、詩人。そんな彼女も、ひとりの人だ。

彼女の魅力は、圧倒的な知能と人間力。
過去の辛い体験を、本人の力に昇華している。

1.彼女はハッカーハッカーは、探求心から難題を解決

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「対象喪失 悲しむということ」を読みました

「対象喪失 悲しむということ」を読みました

初版は1979年。私が生まれる前。
2024年のいま読んでも、おもしろい。

悲しむことは、簡単のようで、奥が深い。

悲しむこと。
自分の内側にある感情に気づき、味わい、受け入れること。

自分の内側にある感情。それは、見たくないもの、気づきたくないもの、受け入れたくないもの。いろいろある。

誰にだって、ある。私にも、ある。

内側(感情)を見なくても、外側(生活、仕事、健康など)に問題がなけ

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声を聴き、権利を守るために

声を聴き、権利を守るために

権利の話は、マジメで堅苦しくておもしろくない感じがするけれど、ほんとはとっても愛に溢れてる。権利を主張することは、わがままとか図々しいことじゃなくて、自分とみんなを大切にすることだ。

もちろん、主張が異なり、ぶつかることもあるかもしれない。それでも、どちらの意見も大切にされる。それが、権利を守られるということだ。

片方だけの声しか聴かれなかったら、不公平だ。その不公平が、日常で起きていませんか

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私には力がある

私には力がある

みんなに伝えたい事。
それは、自分を守る方法。

安全を確保し、つながり、自分には力があることを自覚すること。

それが、自分と大切な人たちを守るためにできること。

心的外傷は、すべての人に起こる可能性がある。
すべての人に関係があること。

心的外傷(トラウマ)は、心の傷。

知らないから、分からないから、誤解が生まれる。みんなが知って、あたりまえになれば、いい。

心的外傷(トラウマ)につい

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