マガジンのカバー画像

感想まとめ

34
映画、美術展、イベントなどの感想です。
運営しているクリエイター

#ノンフィクションが好き

映画「なまどぅさらばんじ。今が青春」を観ました

映画「なまどぅさらばんじ。今が青春」を観ました

カマドおばぁこと、福嶺初江さん。

人相と笑い声。

それが、とてもとても魅力的だった。

年齢を重ねていくことは、寂しいことじゃない。

生命の美しさを目撃した。

聴覚障害を持つ実母との暮らし。戦時中は、食べるものがなく、浜辺で貝を拾ったり、耳の聞こえない実母に戦闘機が迫る危険を知らせ、九死に一生を得た。戦後も認知症の実母を介護した経験から、現在も認知症サポーターとして活動している。

戦中戦

もっとみる
沖縄戦の図

沖縄戦の図

「日本軍は、日本人の味方ではなかった。」

当時25歳の私にとって、その言葉は衝撃だった。

人生2度目の佐喜眞美術館。

「丸木位里・丸木俊《沖縄戦の図》全14部 展」を観に行きました。

全14部の原画が公開されるのは、2年ぶりだそうです。

映画「丸木位里 丸木俊 沖縄戦の図 全14部」を見てから、佐喜眞美術館へ行く。映画では、作品が描かれていく過程や、作品ごとのテーマやエピソードが紹介され

もっとみる
映画「米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー」を観ました

映画「米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー」を観ました

ぐっと涙が滲む。

なんだこれは。

悔しさだ。

なにがこの悔しさを沸き起こらせる。

暗い映画館のなかで、自問する。

私が感じていいのだろうか。
知識として知っているのと、
体験するのは、違うから。

知らないのに、込み上げてくるもの。

人民の声は、古くならない。

もう許せない。屈さない。
人民の怒りと主張。

民主主義とは何か。
人権とは何か。

正論は、時に逃げ道を奪い、
人を救わな

もっとみる
映画「教育と愛国」を観ました

映画「教育と愛国」を観ました

伝えたいこと。

伝えられるのは、いつまでだろう。

私は、学びたい。

歴史から、学びたい。

誰かを傷つけたら、謝る。

お互いの主張が異なることは、あるだろう。裁判ならば、事実や証拠に基づいて、話し合い、判断していく。片方の主張だけ聞いて、もう片方の主張は聞かないで決めるなんてことはしない。どちらの主張も発言できる。

自分達の自尊心を保つ為だと言って、誰かを傷つけた事実を、一方的に書き換え

もっとみる
映画「Dr.Bala」を観ました

映画「Dr.Bala」を観ました

映画「Dr.Bala」を観た。

ドキュメンタリー映画「Dr.Bala」を、
シアタードーナツ・オキナワで観た。

ドクターバラーこと大村医師は、
自分のやるべきことを、やっている。
自分のやりたいことを、やっている。

愚直に続ける。必要なことを見極めて、やる。
ルートが変わっても、目的地が定まっていれば、必ず辿り着く。

ボランティアだからできる支援がある。仕事なら、過酷な重労働になる事でも、

もっとみる