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Uluru-Kata Tjuta National Park アボリジニの聖地へ

こんばんは。みなさんは元気でお過ごしでしょうか? 

お盆休みの方もいらっしゃると思います。

いつもお疲れ様です。無茶苦茶日々の疲れをねぎらってね。


骨になったお気持ちはいかがですか?

いつもお祈りしていただきありがとうございました。

僕は無事にこうしてまだ息をしています。


旅の青年はようやくブリスベンから陸路でウルルへ辿り着きました。

ウルルへの陸路旅は半端じゃなく辛かったので、皆様はぜひ空路でツアーガイドの方と安全に旅に出ていただく事をお勧めします。

ウルルってどこにあるの? と言う方の為に地図を貼るね。

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遂にオーストラリアのヘソまで旅に来れた。

本編長いので、早速いってらっしゃい。

Uluru-Kata Tjuta National Park アボリジニの聖地へ

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俺はどこにいるの。まだアリススプリングスの街にいる。

今日はバッパーのみんなでバンドが演奏してるバーに飲みに行った。

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ある日、バッパーに居ると一人の新しい男が現れて俺に、「グッダイマイト」ってガチで言ってきた。この濃さ、ガチで人にグッダイマイトって言われたのって数えるくらいだ。こいつがその一人だ。そいつは自分の車で一人でウルルまで行こうとしてた。

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「ちょっと待て俺も乗っけてってくれ」そう言うと、すぐに話は決まった。

そっちの方がいろいろいい。お金もシェアできるし、何より楽しい。そしてもう一人、ウルルに行きたがってた青年がいたので俺達は三人でウルルに向かうことにした。

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道中はくっそきつかった。約5時間くらい何もない荒野をひた走る。超つまらない、だって景色は一切変わらない。ただただ茶色い地面に草が生えてるだけ。地味なことこの上ない。しかも熱い。

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車もエンジンに熱がたまりすぎて、休憩いれながらじゃないと走れない。なんなら、車が動かなくなったら俺達やばい、死んじまう。たまに十字架が道に刺さってて、人の顔写真が添えてあったりする。道端で亡くなった人がいるんだ。ヒッチハイカーも尋常じゃない太陽の下、食べるもんもなけりゃ死にそうになるだろな。

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人の手が加わらないアウトバックに向かってる。あれ、遠くにウルルみたいな大きな塊が見える。でもそれは違う、ただの形の似ていた大きな岩みたいだ。

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なんとか、かんとか俺達はウルルビジターセンターに辿り着いた。遠くにウルルが見えていた。このオーストラリアの旅に出て、ウルルに辿り着くなんて夢みたいだね。

もう行く前から行きたかった大きな街には一通り行けた。

夢は大きく、希望はでっかく、このまま進もう。

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今の生活は裕福なものだけど、って今は思っている。誰と比べることもない、寝る場所があって仕事がある。好きな女や、家族、子供もいたらもっといい気もするけど、夢がないと、生きてけないと。生きていけるけど、つまらないじゃんか。

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風に乗って、あっついあっついウルルの近く。ビジターセンターで、ウルルの歴史やこの辺に住む生き物の事を読んでた。

もうすぐで、ウルルの麓に行ける。今日、キャンプをする場所を定めた。

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あいつは車の中で寝るらしい。俺とジャーマンガイはテントの中で寝る。

とにかく、空は無茶苦茶青かった。快晴の空の下、額からは汗が垂れる、見据える先にはウルル、最大級に大きな一枚岩が見えてた。

いつまでも見上げてる青い空に飛行機が一機飛んでった。

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夕日を見にウルルカタジュタナショナルパークへ車で入った。くねくねした道を通りながらウルルは静かに近づいてきた。くっそ暑くてハエがめっちゃ飛んでるってのに、俺はなぜかアフロのウィッグを付けている。

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車の窓から見えてるウルルも、車を降りてから見るウルルもどっちも超かっこいい。これが一枚の岩だなんて、どうやって誰が調べてんだ。

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ここはもうアボリジニの聖地で、登っちゃいけないんだ本当は、でも登れるようにはなってるんだ。
俺達が行った時は登れなかったから、やめといたけど、簡単に落ちちゃいそうな場所だった。ウルルめちゃくちゃ大きいし、赤茶色いし岩っていうか、山って感じ。

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俺達はウルルの周辺を歩き回った。途中で写真を撮っちゃいけない場所もあったんだ。神聖具合が半端ないんだべ、きっと。

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たくさんの洞窟もあって、何かの儀式とか、夜な夜な人々が集まってなにやら話してたんだろな。

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ウルルの岩肌にはたまに黒く色づいたところがある。あれは雨の通り道だと思う、違うかな。そうっぽいなやっぱり、滝のように水が落ちてきて、その下には小さな湖が出来るらしいんだけど、その時は干からびてて何にもなかったよ。「ノースイミング」っていう看板が出てたけど、誰か泳いじゃうめでたい奴でもいたのか。

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夏の超暑いシーズンはウルルは登れないらしいぜ。いいんだけどさ、別にいいんだ。念願のウルルもタッチしたし、思い残すことは何もない。

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サンセットを見る為にルックアウトに行った。他にも何人か見に来てた。近くにウルルが見えて、空には雲が出てたけど、夕日も微かに射してウルルを真っ赤に染めた。

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ウルルが赤く輝く、これがレッドセンターのへそ。

この日のこの瞬間しか俺達にはなかったんだ。

時間は流れて夕日は沈んでいった。

簡単な料理をバンガローで作って食べた。

シャワーを浴びて、少し砂の乾いたにおいを嗅いだテントの中。

虫も眠るし俺達もすぐに眠りについた。

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朝、僕等は朝日に照らされるウルルを観に行く。世界に光が満ちて朝が来る。遠くの大地が光だす。真上の空は青く晴れ渡る、朝日がウルルを照らしてく。

一番いいポイントを捉えたくて、シャッターをたくさん切った。ウルルは朝日を浴びて黄金色に輝いている様だ。

大地の色と、空の色が好きでたまらない。

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それからすぐに僕等は40キロくらい離れた所にあるカタジュタっていう一帯を観に行ったんだ。そこは風の谷とも言われていてさ、『風の谷のナウシカ』のシーンに出てきそうな地形をしてる。

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車を停めて歩き出したんだけど、辺境過ぎて周りには誰も居なかった。看板が立ってて、道から外れて歩かない様にって書いてあった。そうなんだ、けっこー危険な所かもしれない。

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大きな岩と岩の間を練って歩いて行く、尋常じゃないハエの数。大きい深呼吸でもしたら何匹か吸い込んでしまいそう。一緒に居たジャーマンガイの背中にハエがたかりまくってた。

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ところどころに窪みがある独特な形をした岩だった。表面は赤茶色で、地面も同じ。歩きやすいように、たまに人口の橋が架かってる。不思議なのは、奥に進むに連れて木が生えて来たこと。地面も岩場だと思ってたけど、土もあった。
岩場と岩場の感覚が徐々に狭くなり、終いには先に進めなくなった。看板にもここから先は進むなと書いてある。

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その先には風の入り口か、出口があって、地面は緑で覆われていた。変な地形、急に地面がへこんでるように思う。水たまりでもあったのか。木が生えまくってる。珍しい地形と、珍しい植物がここにはある。岩場の間から見上げた雲も白く群れを成して漂ってた。

今週末はTOEICテストだ。なんとか800点は越えたい。そしたら東京に移り住む。そうだ、勉強を続ける事、そしたら海外でだって働ける。俺は頑張る、でもたまに気が緩むことだってあるよなぁ。最近は雨がずっと続いてて、なんかはっきりしない天気だ。なんてことを考えながらこれを書いてる。ってここからいくらか書いたところでパソコンが急に再起動しちゃって、書いたの消えてた。とてもショックだ。

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それから俺達はもう一つの観光地に移動した、そっちの方が開けてて壮大なスケールでウルルの大自然を感覚で感じることが出来た。

もう二度と行くかもわからない土地。歩いてきた道は全部岩の上だったんだろう。きっと地面の下では全部繋がってんじゃねぇかって、勝手に思ってる。

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ごつごつした岩道を石ころ蹴りながら歩いた。36℃以上ある時は観光しに来ちゃいけないらしい。そのくらい暑かったように思ったけれど。至る所に低い木が生えてる。水を十分に取れないから大きく成長しないのか。

俺ってトルコのカッパドキアも行くことになるっしょ、ちょっとだけウルルと雰囲気似てたよね。スケールのでかさはカッパドキアかも知れないけど、ウルルもパンチはあった。

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陽射しが出てきて、岩場が色づいた。僕の靴の底も赤茶けた色してる。
僕等はルックアウトに着いた。遠くに地平線そして、大きな岩場がまだ見える。ここは見晴らしがいいから、たくさんの観光客がいた。地面のパワーを大いにもらってきたよ。
上半身ちょっと裸で。何時間くらいただ歩いてたんだろ。
たぶん二時間以上もう歩いてる。周りは岩だけだってのに。

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僕等の歩くペースはバラバラで、いつの間にか車はアリススプリングスに向けて走り出してた。ウルルとはもうこれでさよならだ。

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そうそう、ウルルより大きな一枚岩がオーストラリアにはあるって知ってた? 西オーストラリアにあるらしいぜ。だからウルルは「最大級」に大きな一枚岩って形容されるんだぜ。

世界、ひれぇよな。

編集後記

俺そんなに訛ってたっけ!!

はぁはぁ。もう息きれてる。

さっきね、今度の満月にKindle電子書籍で発表する『光の中を旅してた』ダイジェスト版の内容紹介を整えていたのだけれど、伝えたいことが溢れすぎて、かしこまりすぎて、もうわけがわからなくなったので、一旦休憩しています。

今はnoteの下書きを書きながらバンドのYoutubeを整えてます。

(休め!! お盆だぞ!!)

少し耳鳴りがする。夜、鳴らないですか? それとサイレン。

東京にいる皆さん、今は静かに磨きましょう。深く潜りましょう。

俺たち何処かで繋がっているから、安心していてください。

noteの前のあなた、もしこのnoteの更新が途絶えた時、僕は息してるんですか。そしたら、今度の満月に出すダイジェスト版が俺の遺書ラブレターになります。

俺も、この旅の青年の作品の一つになりたいんだ。


何処かにいきたくてもいけない、動きたくても動けない。

見えない、聞こえない、臭えない、信じられない。

この時間、全部注いで、君とシェアしたい。もう少しで、届ける。

待っていてください。

一瞬、こいつが煌いてそれが伝染すれば世界は変わる。

今、人生が変わりそうで備えています。

この旅の青年は、ウルルまで行って、アフロのウィッグを付けてマジでふざけてる。そんなこと。どうして。

あ、こんなんでいいんだって、画面の前の皆さんが少し「ほっ」として頂けたら嬉しいです。

(当時はそんなこと考えてないですよ。ただのノリです。)

はい。と言う事で今回は皆さんも大好きな『風の谷のナウシカ』にあやかりまして、スキしてもらおうという魂胆でーす。

こんたん。発音が可愛い。

映画を観に行きたい!! ナウシカかっこいい!!

ジブリの映画の事を書いている方のnoteを見に行こうかな。

そういうの得意な人いるもんね。ありがとうございます!!

それでは、次回からはAustralia season 2nd Sydney後編が始まります。

もうオーストラリアですることは全部済ませたし、本文も短いのでサクッと気楽に参ります。

俺も写真一つで感性伝えられるような人になりたい。

noteでもInstaでも、いいなぁーって思ってみてます。

じゃまたね。スキです。

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