- 運営しているクリエイター
記事一覧
わが子を里親ではなく施設に託した理由
2020年、息子が4歳のとき、わが子の養育が困難となったわたしに提示された選択肢は、児童養護施設と里親の二つだった。児童相談所の人から具体的にどんな説明を受けたのかあまり覚えていないが、結果的にわたしは児童養護施設を選んだ。施設でも里親でも、わたしの症状が落ち着けばまた迎えに行けるだろうと分かっていたにもかかわらず、わたしは里親を選ばなかった。
長らく、日本の社会的養護は施設養護が中心であっ
「最低な母親」という烙印-子どもを施設に託すことは、罪か
「子どもを施設に預けておいて、自分は教育の仕事をするなんて、いったいどういうことだ」
「子どもを施設に預けていることを公表しているのだから、広報の業務はしない方がいい。会社のイメージが悪くなるから」
「『子どもが幸せになるためには、まず親が幸せになるべきだ』なんて、詭弁だ」
これらは、すべてわたしが当時4歳だった息子を児童養護施設に預けていたときにかけられた言葉だ。
友人から目の前
答えが10を超える足し算
夏休みだ。小学1年生の息子には、国語の「読み声」(よみごえ:宮崎の方言および習慣)といって、教科書の音読のほかに、足し算引き算カードに毎日取り組むという宿題が出ている。
息子は、答えが10以内の足し算と引き算は両手を使って解けるし、手を使わなくてもすぐに答えられる場合も増えてきた。しかし、答えが10を超える足し算がなかなか難しいようだ。
私は普段あまり息子の勉強を見てやれない。宿題は放課後デイ
「療育」への感謝とモヤモヤのはざまで ~2021年の出会い~
「療育」という言葉を聞いたことはありますか? この記事は子どもが療育を受けることになった親としての一つの体験記事です。私が療育について以前抱いていたイメージやなぜ療育を受けることにしたのか、実際に受けてみての感想について書いていきます。
お子さんが療育を受けている/受ける予定だという保護者の方や、療育に関わる支援者の方に「こんな体験もあるんだな」と知ってもらえたらうれしいです。ではしばしの間