運動会がいやなときはどうしたらいい?
「土曜日、運動会だね」とお子に話しかけると、「うんどうかいいやなんだよ。だって〇〇くん(自分のこと)はやくはしれないから」とお子が言った。
「ゆっくりでいいから一生懸命走る姿がママは見たいなあ」と咄嗟に伝えると、「いっしょうけんめいはしれないんだよ」という。
LINEで友人にこの話をしたところ、「適当でいいよと言ってみては? 振り返ってみると、運動会なんざ私の人生に大した影響を与えていないよ」と友人は言った。なるほど確かにそれも良さそうだ。友人の言葉は私の気持ちを楽にさせてくれた。
子どもにとって、運動会は幼稚園や保育園、学校に行きつづける限りは毎年やってくる行事だ。それをえいやっと気合いを入れて一生懸命やりきるのが大事な気もするが、それは学校でさんざん教えてもらう対処の方法のように私は思う。
一方で、何に対しても適当にやり過ごす、のらりくらりと生きていくというのは、学校という場ではそれほど奨励されない気がするが、実体験として大事なライフハックだと私は思う。
以上を考えた結果、今のところ一番私らしい答えとしては、一生懸命走れでも、適当でいいよでもなく、「そっか~そりゃいやだよねえ」かなあと思っている。
子どもの人生を生きるのは子ども自身だ。学校に行くなら学校生活を送るのもそうだし、運動会に出るなら競技するのは私ではなく子どもだ。
だから一生懸命やるにしても適当にやり過ごすにしても、はたまた休むにしても、子どもが決めたらよい。
お子はまだ5才なのだが、来年から始まる長い学校生活を思って、あれこれと考えてしまった。
「うんどうかいいやなんだよね」と話してくれたことがうれしい。大した答えを返せる親ではないが、私はあなたがいまの素敵さを保ったまま成長していくことを心から願っている。
運動会が終わったら、何か楽しいことしようかね。何がいいかな!
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