「非凡の凡、凡の非凡」 非凡とは凡では無い、凡を極めた者は非凡と化す。 さらに、凡の非凡とは無私に至り、それを血肉化し、体得した地点から現実の生々しい日常へと参入する事である。 凡の非凡へと変容した人物は一見極普通の人物と見える。 そのような人物からは異様な静けさが漂う。
芸術表現に限らずあらゆる表現には品格が重要である。 品格がないとは己自身が用いる素材を血肉化していないからである。 無私に至りそれから素材と融合して素材に生命を吹き込む。 無論、単なる趣味であればその限りではない。
竜宮城へ行ってきた。 最高級のロケーションを左手に眺めて、到着したのは龍様のお社、頭上には龍様のお姿。神主様は、祝詞を挙げられ鈴の音が神様のお出ましの合図しゃらしゃらと神様の御召物の衣擦れの音。あー厳粛。しかし、此処に辿り着くまで 険しい足場で2回も転ぶ帰りは山の尾根を飛んで帰る