めも。フェルナンド・デル・パソ『帝国の動向』(水声社/寺尾隆吉=訳)2月上旬発売。19世紀のメキシコ皇帝夫妻を描きだした880頁の長編小説。仰向けで読むのは危険なので、俯せで読む方がよさそう。「フィクションのエル・ドラード」最長かな。 http://www.suiseisha.net/blog/?p=13858
めも。バレリア・ルイセリ『俺の歯の話』(白水社/松本健二=訳)2019年12月26日発売。ひょんなことから競売人を目指すことになった人物を描く、メキシコ出身の新鋭とフメックス社の工場労働者との共同制作で生まれたコラボレーション小説。 https://www.hakusuisha.co.jp/book/b487702.html
めも。カルロス・フエンテス『アルテミオ・クルスの死』(岩波文庫/木村榮一=訳)2019年11月15日発売。メキシコ革命の動乱を生き抜き、経済界の大立者に成り上がったアルテミオ・クルスの栄光と悲惨を描いたフエンテスの長編小説が文庫化。 https://www.iwanami.co.jp/book/b482324.html
めも。フアン・パブロ・ビジャロボス『犬売ります』(水声社/平田渡=訳)2019年6月25日発売。著者はメキシコの作家。老タコス屋、読書会主催者、革命家で八百屋の女将、動物愛護協会の役人、ゴキブリ集団などなど入り乱れるメタフィクション。 https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784801004382
第5回日本翻訳大賞の推薦作品が更新されました。 悩んだ末、ソル・ケー・モオ『穢れなき太陽』(水声社/吉田栄人=訳)を推しました。先住民言語で書かれた先住民文学。その理解を深めてくれる素敵な本です。公式サイトに推薦文が掲載されています。 https://besttranslationaward.wordpress.com/?fbclid=IwAR0ZpqWw09PRWBkw2Cj-jBilRfPSowvCxOVpMQXani803cVQVNexCK0Qmyc
めも。ホルヘ・イバルグエンゴイティア『ライオンを殺せ』(水声社/寺尾隆吉=訳)10月25日頃発売予定。1898年に独立国となったアレパ。独立戦争で生き残った陸軍元帥が大統領を務める同国の物語。著者はメキシコのグアナフアト生まれの作家。 http://www.suiseisha.net/blog/?p=9693
めも。ソル・ケー・モオ『穢れなき太陽』(水声社/吉田栄人=訳)8月31日発売予定。メキシコ先住民社会における落伍者や弱者たちを描き、伝統的なモラルを批判した先住民文学。著者はメキシコ生まれの作家で、ネサワルコヨトル文学賞等を受賞。 https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784801003569
めも。フアン・ホセ・アレオラ『共謀綺談』(松籟社/安藤哲行=訳)7月20日発売予定。〈創造するラテンアメリカ〉シリーズ第7弾は掌・短編集。著者はメキシコの作家で、ホルヘ・ルイス・ボルヘスに「無限の想像力の自由」と称賛されたほどの存在。 https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784879843678
めも。フアン・ルルフォ『燃える平原』(岩波文庫/杉山晃=訳)2018年5月16日発売。1990年刊行物(書肆風の薔薇)が岩波文庫入り。これで1992年『ペドロ・パラモ』と並べられる。メキシコの大作家の代表作が文庫化して感動している。 https://www.iwanami.co.jp/book/b358698.htm