島尾ミホ

友の会会員が選ぶ「今年の3冊」DAY.2

雪田倫代 選:〈フロンティア〉がつなぐ3冊

私の3冊につながる言葉、それはフロンティア――最先端、地方、辺境――であるということ。近未来SFと、西日本新聞に掲載されたエッセイと、長らく絶版だった島尾ミホの最高傑作の復刊。いずれも今年の上半期に出版されたものだが、実はそれ以外にも共通点があるように思う。

①藤井太洋『東京の子』(株式会社KADOKAWA、2019年2月)

まず、藤井太洋『東京の

もっとみる

桐野夏生『デンジャラス』(中央公論新社)

2018年6月の読書記録。

桐野夏生『デンジャラス』(中央公論新社)読んだ。谷崎潤一郎と三人目の妻松子、その妹重子『細雪』の雪子のモデル)、松子の息子の嫁千萬子、の物語。重子の視点から、兄と姉の夫婦の愛情の揺るぎなさ、自分の薄幸さ、兄の寵愛が義理の息子の嫁に移っていく焦燥感を描いていて、これは小説だからすべてがすべて事実ではないだろうけれど、書くことの業、書かれることの業が執拗に追求されていて、

もっとみる
是非他の投稿も読んで下さいね!
1

昨年面白かった本

2018年は本を100冊ちょうど読みました。今年はもう少し沢山読めるといいな、と思っていますが、どちらかというと集中力を研ぎ澄まして、きちんとテキストを読み取り味わう読書を目指した方がいいような気もしています。

舞台「豊饒の海」を見る前に三島由紀夫『春の雪』『奔馬』を再読(『暁の寺』『天人五衰』もこれから読みたい)、舞台「メタルマクベス」disc1を見たら、あ、原作当たっておくべきだった、とdi

もっとみる
読んで下さってありがとう♪♪♪
12