国立でのIPS合唱団の演奏会の帰り、電車に乗った。3人掛けの座席が対面で空いていた。家内に、そこに座る様に促し、私は手前に座ろうとした。この時、我々の様子を見ていたお嬢さんがニッコリと会釈し、席を立って隣を譲ってくれた。この温かさは、特別な人が持つ、特別な優しさだ。両親の愛だね!
人を喜ばせることが好きって、本当に素敵だなと私は思う。自分の身を削っては本末転倒だから、大それたことじゃなくていい。ほんの少しの気持ちが、相手の心を密かに大きくゆさぶったりする。分厚すぎるたまごに、見合わせた顔が思わずほころぶ。そんな大将の粋な優しさに、お腹も心もあたたまる。