フランツリスト

ミュッセ「悲しみ」(フランス詩を訳してみる 14)

Alfred de Musset, Tristesse (1840)

僕は 力と生命を失った。
友人たちと快活さを失った。
自分の天才を信じさせていた
僕の誇りまでも失った。

僕が《真実》を知ったとき
彼女と友人になれたと思った。
彼女を理解し 感じ取ったとき
もう彼女を嫌いになっていた。

それでも真実は永遠である。
真実をそっちのけにした者たちは
この地上で全くの無知なのだった。

神が語

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昨日はレッスンでした。先生でもレッスン通うの⁈とびっくりされますが、一生勉強!まだまだ学べることに感謝です‼️今回バッハは終了、ラフマニノフが完成間近。次回はリストです。恩師、イタリア聖母マリア祭の招聘ピアニスト高須博先生はピアノのビルトゥオーゾ(巨匠)、又練習頑張りま〜す!

ラマルティーヌ「湖」(フランス詩を訳してみる 9)

Alphonse de Lamartine, Le Lac (1820)

日本での知名度は低いですが、フランス・ロマン主義を代表する詩です。全64行と、これまで訳してきた詩よりも大分長いので、読み通しやすいように、いつもより若干意訳の度合いを強くしています。

こうして僕らは 永遠の夜の中 岸から岸へ
絶えず押し流されて行き 後戻りもできない。
この時の海原の上で ほんの一日でも
   錨を下ろ

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ピアノの魅力

ピアノって何故こんなにも癒されるのだろう。
不思議な音だ。

口では言い表せない何とも言えないこの響き。

ふと流れてくるピアノの音。
特に僕は、嫌なことや悔しいことの経験が多いほど
ピアノの音が心に響くことを実感している。

例えば、自分がピアノを弾いているとき。
誰かがピアノを弾いているのを聴いているとき。

いずれにしても,ピアノの音色が奏でられている空間は
まるで全てを浄化していくような体

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リストを知れば音楽史がわかる。ピアノ協奏曲第1番は定番のアルゲリッチで聴く。

今日は朝からリストを聴いている。音楽家としては長生きしたリストは、モーツァルトと同時代のサリエリから音楽理論、ピアノはチェルニーから学び、12歳のときウィーンで開かれたコンサートには、ベートーヴェンが聴きに来ていた。19歳のときベルリオーズとも仲良しになる。21歳のときパガニーニに影響を受けてピアノ界のパガニーニを目指す。ショパンの初ライブに駆けつけその才能を大絶賛。シューマンもショパンを高く評価 もっとみる

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リストの秘曲は、モーツァルトの秘曲で作られている?

先週は、モーツァルト晩年の短くもとても美しい曲《アヴェ・ヴェルム・コルプス》を紹介しました。今回は、《アヴェ・ヴェルム・コルプス》と関係があるリストのピアノ曲を紹介します。

《システィナ礼拝堂にて》です。

 この曲は、ちょっと変わっていまして、変わっているわりには、それほど有名ではなく、有名ではないのであまり演奏されない、マニアックな曲です。
それでも異様な美しさを放つ曲なんです。秘曲でできて

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19世紀ピアニズム〜音のドキュメンタリー「ユリウス・イッサーリス : スクリャービン/24の前奏曲集+2」

~ Fragments of History ~
ピアニストの黄金時代を担ったピアニストたち(6)

スクリャービンの初期作品はショパンの作品形式を精神的にも受け継ぎ、練習曲、夜想曲、ワルツ、マズルカ、ポロネーズ、前奏曲、と同スタイルの名曲を多く残した。中でもショパンをも凌駕する白眉の出来は「24の前奏曲集 作品11」である。

ロシアの神秘主義作曲家としられるアレキサンドル・スクリャービンは、サ

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