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229:音楽 ニッコロ・パガ二ーニとフランツ・リスト

金曜日は音楽を学びます🎵

ニッコロ・パガニーニ(1782~1840)

イタリア出身の名バイオリニスト

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特に長くて複雑な技巧的楽節を得意とした

あまりにも演奏が上手く

「悪魔に魂を売り渡した代償として手に入れたものだ」と噂され

演奏会に来た聴衆には十字を切る者や

足が地に着いているか確かめる者もいたそうだ

そんな彼の名声は1828年パリで始まった

ここで聴衆の女性たちを魅了し批評家をうならせた

パガニーニはいろいろと演出をしたが有名な演出は

猛烈な勢いで演奏している最中に

バイオリンの弦が3本、次々と切れて

残った1本だけで演奏を続けるという演出だ


しかしパガニーニはバイオリン協奏曲を6曲作ったが

そのうちよく演奏されるのは2曲だけで作品をあまり残さなかった

ほかの超絶技巧奏者と同様に

パガニーニは自身の技量を誇示することを目的とし

恐ろしい速さの独奏部と必要最低限の伴奏しかしなかった


フランツ・リスト(1811~1866)

ハンガリー出身のピアニスト

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1824年にパリにやってくると

パガニーニの演奏に感銘を受け

「ピアノのパガニーニ」になると誓い

2年間自宅にこもり猛練習をした

目標を達成して演奏を始めると

演奏の最後にときどきヒステリーの発作を装い

自分は音楽にのめり込んで我を忘れているのだ

という印象を強めようとした

これによりリストが生まれつき芝居っ気が多いことが明らかになった

このリストの作戦は女性に効いた

自分に夢中になったパリの上流階級で何人も恋人を作り

マリー・ダグー伯爵夫人や

ロシア貴族の

カロリーネ・ツー・ザイン=ヴィトゲンシュタイン侯爵夫人と

恋愛関係になった

マリーとはスイスへ逃避行し3人の子が生まれたが

約10年の同棲ののち2人は別れた

カロリーネは生涯の伴侶となり

リストはその影響によりカトリック信仰を深めた

カトリックでは離婚が禁止されているため

結婚することは叶わなかったが・・・


おわりに

この2人の作曲家にしてソリストは

何よりもロマン派音楽の焦点を

作曲から演奏へと移し

そうすることで音楽をそれまで以上に

古典派の美学から引き離したのだ


演奏にすることにとりつかれたような

演出は観る者を魅了し

音楽はもちろん演奏者の2人に惹かれていった

同時代の作曲家・演奏者はもちろん後に続く

多くの音楽家に影響を与えた

突き抜けた技術と演出は人々を惹きつけた

多くの女性を惹きつけた2人は

人間的にも魅力的な人だっただろうなと思います🎵

今日はここまで!

最後までお読み頂きありがとうございます😃

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