西嶋明子

コロナ禍の世界。石の重さも違って感じられるような日々。20年来のニューヨークの住人がみ…

西嶋明子

コロナ禍の世界。石の重さも違って感じられるような日々。20年来のニューヨークの住人がみなさんに綴る、過去、未来、現在のことがら。日記であったり、物語であったりします。

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  • コロナ時代のヨガ教師

  • たまには文化にどっぷりと(ダンス、ジャズ、三線、アート)、)

最近の記事

チャイナタウンとわたし

最近また対面ヨガクラスを受けにマンハッタンまでよく通っている。 コロナ前まではほぼ毎日橋を越えてマンハッタンまで行っていたのだが、オンラインヨガというものが登場してからすっかりスクリーン越しのクラスに慣れ親しんでしまい、遠く離れた土地の先生のクラスしか受けなくなって3年以上が過ぎた。諸々の事情が重なって、ようやく重い腰(ただの比喩ではなく・・・)を上げて行ってみたら新しい先生たちとも出会って対面がすっかり楽しくなった。 クラスを一つ受けるだけでも自宅からの移動時間を入れて

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      NYエッセイその4・自転車から見るニューヨーク

      • ニューヨークエッセイ第3回「ジャズの街」

        4回連載をさせてもらいました。 これは第3回目で「ジャズの街」です。 ニューヨーク在住のジャズシンガーでピアニストの霧生ナブ子さんにもいろいろお話を伺いました。多くの事柄は書ききれなかったけれど、ぜひお読みください。

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          NYエッセイ第3回「ジャズの街」

        チャイナタウンとわたし

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        記事

          月夜に屋根に猫

          インスタからコピペ 英語の下に日本語がきます。 The moon was 🌕 I often recall full moon days in Kyoto when I was in my 20s. I used to climb up on the roof of my house (it’s an Asian roof shaped like a wide triangle, not a flat one) on moon days. You’ll be am

          月夜に屋根に猫

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          NYエッセイ〜私の目に映るニューヨーク〜その2 コロナ禍と人種差別編

          NYエッセイ〜私の目に映るニューヨーク〜その2 コロナ禍と人種差別編

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          NYエッセイ〜私の目に映るニューヨーク・その1子育て・教育編

          NYエッセイ〜私の目に映るニューヨーク・その1子育て・教育編

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          音の世界というもの

          大雨の夜、カーネギーホールに辻井伸行さんのピアノコンサートを聴きに行った(もちろん自転車)。*ちなみに辻井さんの「辻」は点が一つのものらしいが、普通にタイプできないので「辻」とさせてもらいます。 クラシックのことは全くよく知らない私。でも以前辻井さんの人生を幼少時から遡ってまとめたドキュメンタリー番組を観たことがあり、彼のはち切れんばかりの笑顔と明るい弾き方がとても印象に残っていたので一度生で聴きたいと思っていた。パンデミックを経て3年ぶりのニューヨーク公演だそうだ。 会

          音の世界というもの

          冬空に魔笛

          寒い寒いクリスマス・イブのお昼に、モーツアルトのオペラ「魔笛」をリンカーンセンターのメトロポリタン・オペラハウス(メト・MET)に観に行った。オペラのことは何にも知らないのだが、これは冬のホリデー・ファミリー・プログラムなので何とかなるだろうと思い、今日が誕生日の息子と行った。 この日、ニューヨークは全米を襲う大寒波の影響で日中でも-13℃。車を降りてリンカーンセンターまでのたった1ブロックが流石にしっかりと寒い。透き通った青空と劇場をバックにリンカーンセンターの広場を携帯

          冬空に魔笛

          ダッチオーブンの哲学

          アメリカに住んでいると年の瀬よりもクリスマス前が慌ただしくなる。特にうちは息子の誕生日がクリスマスイブなので、誕生日パーティとクリスマスが重なって何度もケーキやプレゼントを買う羽目になってしまう。といっても普段うちは慎ましい生活。年に1度だけちょっと買い物をして贅沢な気持ちになれるのでかわいいもんである。私はいつもあまり物ではなくて、みんなでどこかに行くイベントなどをプレゼントにしている。 今年は自分にキャストアイロンの鍋を買った。ダッチオーブンである。2クオートの小さめの

          ダッチオーブンの哲学

          種子島のはなし・その2

          2日目。 昨日から、どうも明日は風が強く波が高くなりそうだと言われていたものの、いやいや、みんな遠くから来たんだからちょっとくらい船に乗せてくれとひっそり思っていた。なのに朝起きて外に出たら何やら台風の前のような横向きの風が・・・。次第にこれはちょっと、と素人にも思えるような強風になって雨も時折降るようになってしまった。 雨はまだしも風が強いと漁船は出ない。 種子島で漁船? と思われるかもしれないが・・・トビウオ漁ではないです(笑) 今回の旅のメイン・イベントは何と言っ

          種子島のはなし・その2

          種子島のはなし

          種子島には鹿児島を経由しないと行けない。 簡単な観光マップにはちゃんとした位置にも載ってないし、島の形すらないこともある。 私たちは奄美大島から行くので船と飛行機のどっちで行こうか考えていたが、奄美大島と種子島の距離がわかる地図を探すのにしばし時間を要してしまった。本当はフェリーで行きたかったが時間もないので奄美から飛行機で鹿児島空港に行き、それから空港リムジンバスで鹿児島港に行き(遠い)、高速船トッピーに乗ってようやく種子島の西之表港に着いた。 *トッピーは早いが乗車券

          種子島のはなし

          からだを変える9日間のヨガワークショップ

          もうすぐ日本はゴールデンウィークの期間になるので、お出かけを予定されている方も多いと思います。そして実はこの期間中、私はニューヨークの自宅からオンラインで”京都国際ダンスワークショップ・フェスティバル”というものにヨガ教師としてワークショップを教えます! 題して 「からだを変える9日間のヨガワークショップ」 ジャジャーン(⌒▽⌒) このフェスティバルはコロナ禍以前はもちろん対面のみで、世界各国から著名で才能あふれるダンサーや振付家が来日してワークショップやパフォーマン

          からだを変える9日間のヨガワークショップ

          自分の中心を感じる

          毎週2日間オンラインで教えている日本語インヤンヨガクラス。 次回のテーマは「自分の中心を感じてバランスをとる」です。 めちゃ基本で今さらって感じですが・・・ というのも 自分の中心となる軸から動けたら全てが楽に動けるんじゃないかと私はいつも思っているのです。私の体のいろんな部分はあちこち歪んでいて、お互い違うことを言い合っていることが多いのですが、それを一つ一つ聞いて何とかまとめるのではなく、人間の体ってどこかでうまくできてるはずだから何かがカチッとハマれば一瞬でパッと変

          自分の中心を感じる

          聖者が行進するとき

          3-4歳の子どもたちとヨガをさせてもらっている日本語の幼稚園(プレ・プレキンダー)にジャズバンドがやってきてミニ・ライブをしてくれた。生徒のお父さんがジャズミュージシャンだということでまさしくニューヨークっぽい話だけど、そんな小さい時期に一流ミュージシャンの生演奏を教室で聴けるなんて本当に素晴らしい体験だと思う。 私は演奏を聞かなかったけど短いビデオを見た。 “When the Saints go marching in”というよく知られている曲、日本語ではよく「聖者が街へ

          聖者が行進するとき

          ニューヨークで琉球文化の架け橋に触れる

          今年が沖縄の日本復帰50年目にあたるということを沖縄県民以外の日本人で知っている人はどれくらいいるのだろう。ニューヨークでもジャパンソサエティで沖縄関連のイベントが行われていて、メインとなる琉球舞踊のパフォーマンスに私も行ってきました。 今公演の演出ディレクターは宮城流の嘉数(かかず)道彦さんというまだ40代前半の方ですが、なんと国立おきなわ劇場の芸術監督を33歳からやっておられるとのこと。古典芸能では珍しい?舞踊家と演奏家からなる一行はいろんな流派から集められたと聞きまし

          ニューヨークで琉球文化の架け橋に触れる