牧野節子(児童文学作家)

日本大学芸術学部卒。NHK文化センター(青山教室・町田教室)、毎日文化センターなどで講…

牧野節子(児童文学作家)

日本大学芸術学部卒。NHK文化センター(青山教室・町田教室)、毎日文化センターなどで講師をつとめています。 お笑い大好き❣️ 著書に『童話を書こう!完全版』など。お気軽にフォローください♪ YouTubeチャンネルで「朗読」もしています📚

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『あぶないエレベーター』6刷

はじめて読むこわ〜い話(8)『あぶないエレベーター』(岩崎書店)が6刷になりました。 <Amazon紹介文より> もりのなかホテルオーナーのウチダさんがホテルのエレベーターに乗ったとたん、すごいスピードでおりはじめます。よく見るとそこには人間でなく、もぐらが立っていました。 さて、どんなもぐらなんでしょう~? そして、このエレベーターが着いた先とは...! 9月も半ばですがまだ暑いですね。こわい話でひ~んやりしていただけましたら幸いです☺️ 酷暑のおつかれが出る頃、みな

    • 「叶わぬ恋 2024年ver.」〜心に残る短編小説・朗読〜

      本日は、自身の作品「叶わぬ恋 2024年ver.」をお送りしております。 三歳下の大学生、従妹の冬子が好きな涼。家も近いし仲良くしていた。 だがあるとき、冬子は失踪してしまう。 いったいどこにいったのか? 手がかりを求める涼が知ったこととは…! 「叶わぬ恋」は 以前アップした作品 ですが、「BGMが大きくて声が聴きづらい」とのご指摘コメントを複数いただきましたので、今回、音声を修正し2024年ver.として再アップいたしました。ご視聴いただけましたら幸いです☺️

      • 竹久夢二「おさなき燈台守」

        本日は竹久夢二「おさなき燈台守」を朗読しております。 北の海の岬の燈台に住む親子三人。 霧深い日に難破した船を救うため、父はボートで沖に向かい、姉は一里離れた村へと走ります。 ひとり残った弟は櫓の上で、死に物ぐるいで霧笛を吹き続けるのでした。父と遭難者が迷わぬように…。 竹久夢二の作品は他に、「街の子」「玩具の汽缶車」「クリスマスの贈物」「日輪草」「風」も朗読しております。 あわせてお楽しみいただけましたら幸いです。

        • 宮澤賢治「月夜のでんしんばしら」

          今晩は宮澤賢治「月夜のでんしんばしら」を朗読しております。 作中の歌は、作詞はもちろんのこと、「作曲」も宮澤賢治です。 擬人化された電信柱の動きが映像として浮かび上がり、「ドッテテドッテテ」というオノマトペがとても印象的な作品です。 宮澤賢治の作品は他に、「マリヴロンと少女」「圖書館幻想」「花壇工作」「どんぐりと山猫」「いちょうの実」も朗読しております。 あわせてお楽しみいただけましたら幸いです。

        『あぶないエレベーター』6刷

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        • YouTube朗読〜おとなの童話編〜
          38本
        • YouTube朗読〜青空文庫編〜
          165本
        • はじめまして、牧野節子です。
          1本

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          芥川龍之介「O君の新秋」

          本日は芥川龍之介「O君の新秋」を朗読しております。 「O君」は、芥川の親友、洋画家の小穴隆一(おあなりゅういち)です。 小穴は20代の終わりに脱疽で右足が義足になりました。 「O君」のユーモラスでチャーミングな人柄が、芥川の親愛がにじむ筆によって、さらに魅力的に輝いています。 芥川の作品はほかに、「仙人」「軽井沢で」「蛙」「カルメン」「ピアノ」「鬼ごっこ」「しるこ」「猿蟹合戦」「微笑」「南瓜」「詩集」「かちかち山」「夢」「蜘蛛の糸」「女」「寒山拾得」「魔術」「蜜柑」「機関

          芥川龍之介「O君の新秋」

          NHKカルチャー教室の秋講座のご案内

          NHKカルチャー教室の秋講座のご案内です。 詳細は各リンク先をご確認くださいませ。 みなさまのお越しをお待ちしております🌰🍇🍁 📘青山教室「童話・お話の書き方」 〈曜日・日時〉 第1土曜 13:00~14:30 〈開催期間〉 2024/10/5~2025/3/29 https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1097144.html 👩‍💻オンライン「童話・お話の書き方 🆕 〈開催期間〉 2024/10/13~2025/3/9

          NHKカルチャー教室の秋講座のご案内

          オー・ヘンリー「罪と覚悟」

          本日はオー・ヘンリー「罪と覚悟」(大久保ゆう・訳)を朗読しております。 金庫破りで捕まったジミィは刑務所の靴工場で働き、恩赦により出所。また悪さを重ねていたが、恋をきっかけに、名を変え、店を開く。しかし、そんなジミーを追っている凄腕の刑事、ベン・プライスがいた…。 オー・ヘンリーは実際に刑務所に入っていたことがあります。いえ金庫破りではなく横領罪ですが…服役中、作品をたくさん書いていたそうです。 オー・ヘンリーの作品はほかに、「魔女のパン」「最後の一枚の葉」「賢者の贈り

          オー・ヘンリー「罪と覚悟」

          『丘修三児童文学作品集』

          丘修三先生の『丘修三児童文学作品集』(国土社)をご紹介♪♪♪ <Amazonの紹介文より> 25年にわたる障碍児との教師生活から、数々の受賞作品を世に送り出した著者が、未刊の幼年童話、中・短編読み物から選び抜いた作品11編を収める。 装画の油彩画、本文のカット画も自ら手掛ける。 人間観察に基づいたシリアスな作品、知られざるコミカルな味わいの読み物、ほほえましい童話と変化に富み、多彩で滋味深い作品集。 11編それぞれのタイトルもご紹介いたしますね。 幼年童話 「おへそ」「あ

          『丘修三児童文学作品集』

          牧野信一「熱い砂の上」

          本日は牧野信一「熱い砂の上」を朗読しております。 若者達、芸者さんにいいとこ見せたがる遊び人、親子連れ、小学生、女学生などなど、海辺の焼けた砂原を駆ける様々な人々が活き活きと描かれている作品です。 牧野信一は私の従伯父(いとこおじ・父の年嵩の従兄)です。 牧野信一の作品はほかに、 「地球儀」「香水の虹」「ライス・ワッフルの友」 「街上スケツチ」「どうしたら私は憐れな彼女を悸さずに済せるだらう」 「センチメンタル・ドライヴ」「鸚鵡の思ひ出」 「I Am Not A Poe

          牧野信一「熱い砂の上」

          「二学期に-後編-」〜心に残る短編小説・朗読〜

          本日は、自身の作品「二学期に-後編-」を朗読しております。 「どの星にだったらいきたいか、感想聞かせて、二学期に」 夏休み前に少年が木陰で手渡してくれたその本を、少女は何度も何度も読み返します🌳📘 そしてやっと、待ちわびた二学期がやってきました…。 「二学期に-前編-」はこちらです。 「あのときの王子くん(星の王子さま)」も、どうぞあわせてお楽しみくださいませね🌟

          「二学期に-後編-」〜心に残る短編小説・朗読〜

          サン=テグジュペリ「あのときの王子くん(星の王子さま)」

          10回に分けておとどけしてまいりました「あのときの王子くん(星の王子さま)」(アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ作 大久保ゆう訳)を、今回は通しでまるごとお送りいたします。 この作品には、名言といってもいい言葉が幾つも出てきます。 あなたの心にのこるのは、どのシーンのどんなフレーズでしょうか…🌟 『星の王子さま』は映画や舞台など、いろいろなかたちで上映、上演されてきました。 私も何本か観てきましたが、なかでも印象的な一本を拙著でも取り上げていますので、それを次にご紹介い

          サン=テグジュペリ「あのときの王子くん(星の王子さま)」

          「あのときの王子くん(星の王子さま)」26~27

          「あのときの王子くん(星の王子さま)」(アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ作 大久保ゆう訳)を、10回にわたり朗読しております。 <26~27> 🌠ヘビと話している王子くんを見た飛行士は、おそろしいことが起こる予感を抱き、心が苦しくなります。 「きみを、ひとりにはしない」そう繰り返す飛行士に、王子くんが告げた言葉とは…? そしてその夜、砂漠の上で、王子くんは…🌟 物語の最後に、飛行士が読者にするお願いは、なんてせつないことでしょう…📨 <1~2> <3~4> <5~

          「あのときの王子くん(星の王子さま)」26~27

          「あのときの王子くん(星の王子さま)」22~25

          「あのときの王子くん(星の王子さま)」(アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ作 大久保ゆう訳)を、10回にわたり朗読しております。 <22~25> 🏜飛行機がなおらないまま飲み水もつき、飛行士も王子くんも喉がからからです。 二人は井戸を探しに砂漠を歩きだします。 やがて夜になり、月の下、王子くんはいうのでした。 「砂漠が美しいのは、どこかに井戸を隠してるから…」と。 明日も続けてお楽しみくださいね🌟 <1~2> <3~4> <5~6> <7~8> <9~11>

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          「あのときの王子くん(星の王子さま)」20~21

          「あのときの王子くん(星の王子さま)」(アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ作 大久保ゆう訳)を、10回にわたり朗読しております。 <20~21> 🦊ある庭に咲きそろう5000ものバラたちに出会い、王子くんは自分の星の一輪のバラと比べ、みじめな気持ちになります。 そこにあらわれたのは一匹のキツネ。だんだん親しくなっていくうちに、キツネが王子くんに教えてくれた、たいせつなこととは…? 明日も続けてお楽しみくださいね🌟 <1~2> <3~4> <5~6> <7~8>

          「あのときの王子くん(星の王子さま)」20~21

          「あのときの王子くん(星の王子さま)」16~19

          「あのときの王子くん(星の王子さま)」(アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ作 大久保ゆう訳)を、10回にわたり朗読しております。 <16~19> 🐍地球に着いた王子くんは、さまざまな出会いを重ねていきます。 月の色をしたヘビ。 砂漠の花。 やがて高い岩山にのぼった王子くんは、自分の思いを言葉にして呼びかけるのですが…? 明日も続けてお楽しみくださいね🌟 <1~2> <3~4> <5~6> <7~8> <9~11> <12~15>

          「あのときの王子くん(星の王子さま)」16~19

          「あのときの王子くん(星の王子さま)」12~15

          「あのときの王子くん(星の王子さま)」(アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ作 大久保ゆう訳)を、10回にわたり朗読しております。 <12~15> 🥃色々な星を王子くんはめぐっていきます。 飲んだくれの星。 仕事人間の星。 街灯に明かりをつける人の星。 そして6つ目の星にいた地理の博士がすすめてくれた星へと、王子くんは向かうのでした。 明日も続けてお楽しみくださいね🌟 <1~2> <3~4> <5~6> <7~8> <9~11>

          「あのときの王子くん(星の王子さま)」12~15