大切なのは、夢に生きることじゃない。
自己啓発みたいなタイトルで申し訳ないのですが、今日心の底から思ったことなので、共有します。
去年までの僕の目標は「夢に向かって努力すること」でした。
本棚には、夢を生きる系のマンガがあふれていました。「バクマン。」「宇宙兄弟」「キングダム」「BLUE GIANT」…
どのマンガにも、夢に生きる青年が描かれています。
その輝かしい姿に憧れ、やる気を出し、それでも心の中では夢に生きれていない自分のことを恥じていました。
僕自身には好きなことはあるけれども、夢になるほどのものはなかったのです。夢中になれることもなかった。
だから、毎日がとても苦しかった。理想とかけ離れた自分と、どう付き合えばいいかわかりませんでした。
この自分をどうにかしなければならない。悩んだ結果出した結論が、休学して生きる道を探すことでした。
このままでは、自分の現状は変えられない。後悔してしまうと思った末の決断でした。
…とかっこよく言えばそうだったのですが、ホンネを言えば逃げ出したんです。
どうしても、今の自分が認められなくて、もっとできるはずだと思い込んで、わからなくなって、休学してしまいました。
休学した後は、ライター職のインターンをすることが決まり、今もずっとそこでお世話になっています。このインターンが僕の逃げ場となりました。
それから今日でおよそ10か月が経過しました。
基本的には、取材先を探して、インタビューをする。記事を書いて、公開する。ただこれだけを繰り返しているだけでした。
しかし、気づいたら、僕はこの仕事自体を心の底から楽しんでいました。
夢なんてないのに。
ここで僕は、どうやら今できることに集中すれば、それで楽しいのだということに気が付きました。
――――✂――――
夢の大切さは、至るところで語られています。
僕は某予備校でえんえんと夢の大切さを語られ、洗脳されました。その後、自分自身もスタッフとなり、今度は生徒を洗脳する側に回りました。自分は何の夢も叶えていないのに。
こんな矛盾が社会には蔓延しているように思います。
しかし、本当に夢に生きることは大切なのでしょうか。
実はちがうんじゃないか、というのが最近思うところです。
大切なのは「今をどれだけ全力で生きるられるか」ということ。夢は「今を全力で生きるための手段」に過ぎません。
目的と手段をはき違えるととても苦しくなってしまいます。
だからこそ、夢の用法・用量は正しく守って使いたいですね。そして、うまく今を生きていきたいと思う次第でございます。
…というわけで、また明日!
(僕の大二病にかかったお話にお付き合いいただきまして、ありがとうございました。改めて読み返すとただのイタイやつですねwま、事実だからしゃーないわ…笑って読んでくだされば幸いです。)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?