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思考の記録

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日々流れていく思考の断片
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#振り返り

就活で「会社選び」に終始していた私は、社会人になってから「生き方選び」をし直した

就活で「会社選び」に終始していた私は、社会人になってから「生き方選び」をし直した

1.就職活動の波にのまれてふと気づけば周りは就職活動を始めていた。

あの時、私は訳の分からぬまま大きな波にのまれ、とにかく周りと同じように「就活」を始めなければという焦りに突き動かされていたと思う。「大学卒業後に働く会社」を早く選ばなければと焦っていた。

その時点で、自分が選択肢を狭めていることにも気づかずに。

就活にはだいぶ苦労した。自分が何をしたいのか、全く分からなかったからだ。

正確

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『ことば』に魅せられて

『ことば』に魅せられて

◆すべては好奇心から言葉にまつわることには、何かと好奇心がうずくタチだ。

毎日普通に使っている言葉でも、ひとたび口から出た瞬間にその面白さにハッとすることがよくある。何でこんな言い回しをするんだろう?とか、この言葉はもう死語っぽいかもな、とか、ついつい考えてしまうことも多い。

彼の口からたまに方言が飛び出そうものなら、テンションが上がって質問攻めにしてしまう。それが動詞なら、その活用形や用例な

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いのちについて

いのちについて

幼稚園にあがる前に、交通事故に遭った。

友達の「危ない!」という切迫した声が聞こえた次の瞬間、映画みたいに世界がブラックアウトした。

車にひかれた瞬間のことは何も覚えていない。感覚も、音も、視界に映る風景も。どんな車が私に向かってきていたのかさえ、見えなかった。

次の記憶は、父の運転する車で病院に向かう車内の後部座席だった。私は母の膝に頭を乗せて横たわり、「痛い、痛い」とうめいていた。泣

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