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わたしの学んだこと

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読んだ専門書や学んだ専門的なことをまとめておくところ
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【読書メモ】カウンセリングの理論(第1章序論から第3章ロジャーズ)


第1章 序論
第1節カウンセリングの定義

◆カウンセリングの実践家として自分なりのカウンセリングの定義を作らなければいけない。それには正誤はない。自分がクライエントに一貫した反応を示すためのもの。

私なりの定義は、「クライエントの人生を知ることであり、クライエントの理解者としてその自律をサポートするもの」だと思う(今現時点)

◆この本でのカウンセリングの定義は「言語的および非言語的コミュニ

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【論文まとめ】大学生の幼少期の親からの意思決定支援の認知と自己決定感

川嶋健太郎・蓮見元子(2019)の論文をまとめる

はじめに

近年、自分のことを自分で決めることのできない子どもが増えている。流されるままの大学生の増加。

→その原因として、幼少期からの意思決定の経験不足、支援不足が疑われる

保護者は子どもに対して
どのような事柄について選択をさせるのか(意思決定の機会の提供)
選択肢の種類はいくつか(選択肢の提供)
間違った選択をした際にどのように言い含め

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【本紹介】子どもと学校(2)

【本紹介】子どもと学校(2)

「教える」と「育つ」教育とは何か

教と育に分けることができる

どうしても教える行為に重点が置かれがちだが、教育される側に潜在する「育つ力」を無視することはできない

教える側が生徒に何ができるかといった教師→生徒の一方向の働きかけが目立つ

疑念
生きていくためには膨大な知識と社会的スキルを必要とするから教えるに一生懸命になるのは当たり前だが、
❶「教え」に乗っかれない子どもがいる。
❷そして

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【本紹介】子どもと学校(1)

【本紹介】子どもと学校(1)

教育における価値価値の一様性

本当に生き方が多様になっただけ価値観も多様化したのか?
→良い成績=良い子とする一様な価値観に染まっている
→子どもの個性に従って大学を選ぶのではなく、その成績によって適当なところを選ぶ

このような一様性は子どもたちの幸福を奪っている

「素直な良い子」という言葉
→目上の人にいうままに従うこども=良い子
→大学に入って突然自主的判断を求められると挫折する

多発

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