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お米ワールドのこと

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お米の世界の「あるある」を、消費者の皆さんに分かりやすく説明しています。
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#美味しいお米

「東京米スター」の存在意義…その7 街の米屋が語る『お米の栄養と日本人』!

「東京米スター」の存在意義…その7 街の米屋が語る『お米の栄養と日本人』!

さて…前回からの続き。「東京米スター」についてのお話しです。

都内には800軒近いお米屋さんがいますが、その中でお米屋さんならではの資格を有している米屋が数軒あります。

その資格とは、

お米マイスター と 東京米スター

の2つです。

一般消費者にとってこの違いはよく分からないと思いますが、端的に申し上げますと

東京米スターは、

都内消費者の皆さんにとって、より身近にお米についての『困

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「東京米スター」の存在意義…その5「米屋が語る『調理器具』の話」

「東京米スター」の存在意義…その5「米屋が語る『調理器具』の話」

さて…前回からの続き。「東京米スター」についてのお話しです。

都内には800軒近いお米屋さんがいますが、その中でお米屋さんならではの資格を有している米屋が数軒あります。

その資格とは、

お米マイスター と 東京米スター

の2つです。

一般消費者にとってこの違いはよく分からないと思いますが、端的に申し上げますと

東京米スターは、

都内消費者の皆さんにとって、より身近にお米についての『困

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「東京米スター」の存在意義…その4「米屋がコッソリと教える『炊飯のコツ』とは」について

「東京米スター」の存在意義…その4「米屋がコッソリと教える『炊飯のコツ』とは」について

前回からの続きです。

都内には800軒近いお米屋さんがいますが、その中でお米屋さんならではの資格を有している米屋が数軒あります。

その資格とは、

お米マイスター と 東京米スター

の2つです。

一般消費者にとってこの違いはよく分からないと思いますが、端的に申し上げますと

東京米スターは、

都内消費者の皆さんにとって、より身近にお米についての『困った』を解決してくれるお米屋さん

と言

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「東京米スター」の存在意義…その3「お客の好みに合わせた『オーダーメード精米』とは?」について

「東京米スター」の存在意義…その3「お客の好みに合わせた『オーダーメード精米』とは?」について

前回からの続きです。

都内には800軒近いお米屋さんがいますが、その中でお米屋さんならではの資格を有している米屋が数軒あります。

その資格とは、

お米マイスター と 東京米スター

の2つです。

一般消費者にとってこの違いはよく分からないと思いますが、端的に申し上げますと

東京米スターは、

都内消費者の皆さんにとって、より身近にお米についての『困った』を解決してくれるお米屋さん

と言

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「東京米スター」の存在意義…その2「プロの目利きと技術!お米の特徴を引き出す『精米テクニック』」について

「東京米スター」の存在意義…その2「プロの目利きと技術!お米の特徴を引き出す『精米テクニック』」について

少し時間が空きましたが…。
「東京米スター」の存在意義について解説します。今回が第二回目です。

その前に…そもそもについて簡単に触れておきますね。

現在、都内のお米屋さんには二つの資格を持ったお米屋さんがいます。
一つは「お米マイスター」。
もう一つは「東京米スター」です。

両方ともお米屋さんの団体が認定している資格です。

前者は全国的なお米屋さんの団体「日本米穀商連合会」が認定してる資格

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「東京米スター」の存在意義…その1「米屋で売っているお米ってどういうお米?」

「東京米スター」の存在意義…その1「米屋で売っているお米ってどういうお米?」

現在、都内のお米屋さんには二つの資格を持ったお米屋さんがいます。
一つは「お米マイスター」。
もう一つは「東京米スター」です。

両方ともお米屋さんの団体が認定している資格です。

前者は全国的なお米屋さんの団体「日本米穀商連合会」が認定してる資格。
後者は東京都のお米屋さんで構成されている組合「東京都米穀小売商業組合」が認定している資格です。

この二つ団体は異なる組織ですが、お米屋さんがどの団

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お米からゴミは出ません。その2

お米からゴミは出ません。その2

前回からの続きです。

このシリーズでは、お米がいかに「ゴミゼロエミッション」を実現しているのかについてご紹介しています。

今回もそうですが、まだまだ2回程度では話は終わりませんので、しばらくお付合い下さい。

今回は精米した時に出る「糠」についてです。

以前も触れましたが今回はもう少しくわしく述べましょう。

そもそも糠とは?

簡単に言ってしまえば「玄米の茶色い部分」ですが、目で見ると下図

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お米からはゴミが出ません。その1

お米からはゴミが出ません。その1

お米からはゴミが出ない。

そう、お米は「ゴミゼロエミッション」を達成している農産物です。
その事実は、いかに私たち日本人がお米とのつながりが深いのか…を如実に物語ります。

それは私が米屋を継いでから非常に強く感じることです。それこそが「お米が普通の農産物」ではないことの証になるのです。

「ゴミが出ない事実」は色々な場面で出てきます。

とても一回では紹介しきれませんので、数回に分けて紹介した

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古米を美味しく食べる法その2

古米を美味しく食べる法その2

古米についての論点。

前回はどちらかと言うとやや後ろ向きな話でしたが、今回は前向きな話です。

同じ古米であっても、実は重宝される場合もあります。

ただご注意頂きたいのは、今回取り上げる「古米」とは「きちんと管理された一定の温度と湿度のもと保管されている質の良い古米」のことです。

前回取り上げたような「どのようにして食べれば良いのか」と悩むほどの「古米化」が進んだお米のことではありません。

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古米を美味しく食べる法

古米を美味しく食べる法

「お米屋さんであれば知っているだろう」ということで一般消費者から投げかけられる質問のうち、私が返答に困るのが

「古米を美味しく食べる方法を教えて下さい」です。

「古米」はいくら工夫をしても、それは「古米」です。例えば油を入れる、お酢を入れる、備長炭に入れる…。

様々な方法があります。

しかし、誤解を恐れずに言えばこれらは「ごまかしの手法」でしかないのです。

米屋として大事にしたいのは

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米は「生鮮食品」です。

米は「生鮮食品」です。

 米は「生鮮食品」です。

 このように文字で表すとやや不思議な感じがすると思います。

 お米は乾物ですから、見た目も触った感じも硬くて「鮮度がどうこう」というところまで思いは至らないと思います。

 しかし(当たり前ですが)、お米は農産物です。確かに貯蔵しやすいように乾燥させていますが、間違いなく生鮮食品です。

 ただ、他の農産物と異なり袋に入れられて陳列されている場合が多いため工業製品のよ

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