マガジンのカバー画像

229
noteに投稿した詩をまとめました。 (pixivでは、過去作や詩集等も投稿されてます。よければそちらもよろしくです!→https://www.pixiv.net/users/6…
運営しているクリエイター

2023年12月の記事一覧

「心を掴んで離さないもの。」(詩)

「心を掴んで離さないもの。」(詩)

夢を見た。

昔好きだった誰かの夢だ。

愛されているのに、心地の悪い。

酷く、苦しい夢。

私は未だ過去に深い傷を残す。

恐れている。

今日はたまたまだった。

まさか、

夢にまで出てくるとは思わなかったけれど。

トラウマは巡るように心を撫でる。

まだ。

私は過去に囚われている。

忘れたくても、忘れられない。

それでも、私は知っている。

この苦しみを乗り越えられる可能性。

もっとみる
「出来たらいいのに。」(詩)

「出来たらいいのに。」(詩)

無理だ。

分かり合えないことを知って。

根本の原因に気付く。

争いの火種が転がる。

積み重なった歴史の上。

綺麗に濯がれたこの身体で。

貴方は、

何がしたいんだ。

私は、

何かがしたいんだ。

現状を好転させる何かを。

積み重なった歴史の上で。

もう、かつての過ちを繰り返さないように。

それでも。

私達は人間だ。

どうしても分かり合えない人はいる。

対立し、ぶつかり合

もっとみる
「control.」(詩)

「control.」(詩)

息を整え、言葉を紡ぐ。

けして暴論にならないように。

感情的にならないように。

「弱みに漬け込む人間」がいる。 

そんな恐ろしいことに気付いた私は。

怖がる心を優しく包んだ。

心が何かで穢れないように。

眼前の相手を見据えて。

けしてぶれないように。

負けないように。

誰よりも真っ直ぐな瞳で

前を見る。

思い通りにはいかないことばかりだ。

心を抑え込む。

他人を気遣えば

もっとみる
「全て抱えて。」(詩)

「全て抱えて。」(詩)

私は進む。

超個体の人類が進む。

退化はない。

退路もない。

ただそこにいる

紛れもない私。

大きな機械。

歯車のひとつ。

知識、愛、言葉。

託された全てを抱えて。

私は歩く。

人類は進む。

悲しみも。

後悔も。

私の全ても。

誰かの全てだったものも。

抱えて。

私達は

これからを生きていく。

退化はない。

退路もない。

人類という大きな機械の

小さな歯

もっとみる
「かざして、アイオライト!」(詩)

「かざして、アイオライト!」(詩)

眼前の恐怖を遮って。

怖いのは人間の底知れぬ悪意。

悪気がなくてもなんだって?

自分も他人もかざしている。

「正義」と「悪」の二元性。

勧善懲悪で成り立つほど。

世の中そんなに甘くない。

「どんなことでも一発解決!」

無理難題を可能とする魔法なんてないから。

それでも、

科学だけを信じるのも違う。

目に見えないものはある。

サンタだってどこかにいる。

それがどれだけ荒唐無

もっとみる
「選定の夢。」(詩)

「選定の夢。」(詩)

私には夢がある。

いつか聞いた予言の詩。

誰かが作った予言の詩。

それが私を作ったんだ。

予言の内容はこうだ。

「現実の世界は不自由だ。

時として嘘だって

平気でつかなきゃいけないし。

自分を傷付ける人に対して

容赦しちゃいけない。

少し感じた違和感で、

細い希望を手探り寄せる。

それはそれは血にまみれた物語だ。

僕らはそれに縛られている。

楽園はどこだ?

夢はどこに

もっとみる
「look at me.」(詩)

「look at me.」(詩)

きっと、ずっとそうだった。

今、詩を詠うのも。

貴方の目の前にいるのも。

見て欲しかった。

誰かに褒めて欲しかった。

そんな承認欲求。

誰にだってあるようなもので。

どこか醜く、憐れなもの。

そんなものがあってしまったから。

詩を詠わないと。

誰かの役に立つように頑張らないと。

自己を肯定できなかった。

小さな私。

目の前でうずくまる。

葛藤を晒してまで。

悩みを詩に

もっとみる
「realize.」(詩)

「realize.」(詩)

心に向き合って。

原点に向き合って。

私の気持ちはどこにあるのだろう。

ずっと、ずっと考えていた。

この心のモヤモヤはなんだろう。

漠然としたもの。

目を瞑れば蘇る思い出。

苦楽を思う。

これからを思う。

私は何がしたいのだろう。

今、やりたいことが出来ているのだろうか。

前に元気かと他人に問われたとき。

私は言葉に詰まってしまった。

しまったから。

私は今、素直には笑

もっとみる
「words」(詩)

「words」(詩)

頭の中を声にする。

声を言葉にする。

あたまのなかを詩にする。

素直な言葉達。

普段、誰にも伝えることはないのに。

詩にしたら伝えられる気がした言葉達。

「難しいな。」

一蹴される言葉。

「考えすぎだよ。」

一蹴される言葉。

そんな言葉のなかに。

本当は、

大切なものが眠っているんじゃないか。

ちょっとした違和感。

頭が小さく警鐘を鳴らす。

だから。

頭を回して、考

もっとみる
「苦しさの中でも。」(詩)

「苦しさの中でも。」(詩)

漠然と考える不安。

決まらないタイトル。

独断で行動しちゃ

成功率は半々だ。

うまくいったり、うまくいかなかったり。

きっと。

感情をコントロールすれば。

直感を信じてみれば。

タイミングを見計らえる。

やれるはずだ。

信じて、頑張ってみた。

けれど。

こういう時に出来ないんだ。

自信がある時に限って失敗する。

でも。

自信がなくて、失敗する時もある。

提示された選

もっとみる