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規律と規則の違いとは
普段、会社の方針を部下や入社されたばかりのスタッフさんにお伝えする際によく使用するのが、「規律」や「ルール」や「規則」や「ものさし」といった言葉。
どれも似た感じで、守らないといけない基準のようなイメージですが、実際にはそれぞれどのような違いがあるのでしょうか。
まず、規則とは。
辞書には
それに基づいて行為・手続き・操作が行われるように定めた規準。きまり。おきて。
とあります。
つまり、規則とは、従わなければいけない手本のことであり、違反してはいけない規準です。
次に、ルールとは。
これだけ英語ですから結構曖昧なのですが、前述した規則と訳すこともありますし、規定や規約という言い方もされていますね。
スポーツなどに当てはめて考えてみると、具体的な内容であったり、行動レベルまで落とし込まれているのが一般的にはルールと言えるものなのかもしれません。
そして、規律とは。
規律は人としてあるべき態度、行いになります。
「規律が乱れている」という表現を使う場合もありますが、「秩序」と言い換えることもできそうです。
もう少し難しい表現だと、「規範に基づいて、自らの行動を律すること」。
また新たな単語が増えてしまいました。
では、規範とは。
規範を調べてみますと、「判断・評価・行為などの、拠るべき規則・規準」とあります。
つまりは、規範こそが価値観であり「ものさし」だと言えます。
なにやらややこしくなってまいりましたが、順番で並べて言いますと、正しいものさしを持ち、規律を重んじることで、定めたルールが守られる、とこんな感じでしょうか。
「経営方針書は何のためにあるか」と当社の会長に質問してみると、次のような回答がありました。
規律ある考え方を持つことが、規律ある行動につながり、規律ある人材となる。
そして、規律ある人材が規律ある企業文化を築く。
各人が責任を持って、規律の下で自由に主体的に行動できることが、いい会社につながる。
そのために示している「正しいものさし」が経営方針書なのです。
今日も読んでくださいまして、ありがとうございます。
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