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真・善・美 - 社名の由来

今さらですが、「セントケア」という社名の由来について。

昭和58年に創業した際には、まだ「日本福祉サービス株式会社」という社名でした。

当時は介護保険が始まるずっと前ですから、まだ社名に「福祉」の文字が入っていたのですよね。

介護保険が始まって、私たちがする仕事は療養上のお世話である福祉事業ではなく、お客様の自立を支援する介護事業になりましたから、2002年に「セントケア株式会社」という名称に変更しています。

その後、法改正が進み、各自治体の権限が大きくなり、地域としての独自性や特色をもった対応が必要となってきたことから、トップダウンの施策ではなく、各地域に根付いた取り組みが行えるようにと、2007年に持株会社制に移行し本体を「セントケア・ホールディング株式会社」とし、それまでの各地域での現場活動はエリア別に地域子会社としてそれぞれ分割運営をする運びとなった次第です。

名称変更したばかりの際には、ちょうど台東区の稲荷町から中央区の京橋(銀座・日本橋付近)に本社機能を移転したばかりで、「遷都したからセントケア」とか、もともと創業時にスタートしたのが訪問入浴サービスでしたので、「銭湯だからセントケア」なんていうことをお約束的な冗談として会長がよく言っておりました。

そもそも「セントケア」は片仮名表記ですが、ローマ字にすると「Saint-Care」となります。

つまり、「聖なるケア」という意味です。

この「聖」の文字ですが、この漢字には「真」「善」「美」の三つの意味が含まれています。

真とは「何が正しいのかの認識、直感、感性」のこと。

善とは「何が良いのかの倫理、道徳観」のこと。

美とは「何が美しいのかの審美眼」のこと。

そのように捉えています。

そしてこの「真・善・美」、つまりは世の中で普遍的に「正しくて」「善くて」「美しい」とされているものを的確に見出す力のことを「美意識」と言います。

「美意識」とは、言い換えれば、「磨かれたセンス」のことであり、そして、「誰にも真似のできない価値観」のことでもあります。

真なるケアの提供とは。善なるケアの提供とは。美なるケアの提供とは。

会社全体と社員一人ひとりの思想や価値観を高めることに力を注ぐことによって、会社のレベルを高めることができますし、事業のステージをより一層引き上げることが可能となる、そういった想いが社名に込められていると学んでまいりました。

今日も読んでくださって、ありがとうございます。


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