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主体性と自主性の違い
日本語って似たような感じの単語が多くて紛らわしいですよね。
それでも、よく考えてみると似たような単語にもそれぞれの意味合いと違いがあります。
今回は主体性と自主性について。上手く説明できるでしょうか。
たとえば、「挨拶をしましょう」というルールがあった場合、主体的な人も自主的な人も自ら挨拶します。
ところが、全員が挨拶をしていない時に、相手への働きかけが変わってきます。
自主性だけの人だと、大切なのは自分がその決まりごとを守れているかどうかです。
主体的な人だと、挨拶しない人がいるのは、「自分の問題」だと捉えます。
そして、どうやって相手に挨拶してもらうかを考えて行動に移します。
相手が返事をしてくれるまで挨拶しまくるなど具体的な行動を起こします。
「自主性」が決められたテーマの中で発揮される行動力に対して、「主体性」とは何をすべきか決められていないことを、自分の意思で決断し、行動することです。
「自主性」はある意味、管理された中での率先垂範、優等生的な行動であるのに対して、「主体性」は自分で考えて行動することです。
今の自分の仕事振りを見返した際に、与えられた役割の中で主体性を発揮できているかどうか。
乱暴な言い方になりますが、多くの組織において目標というのは正直、上から割り当てられます。
大事なのは、割り当てられた目標を達成するための計画を、みずからの意志で立てて実行できるかどうかなのだと思います。
「なんのためにするのか」のテーマは決まっています。あとは「どうやってそれをするのか」はそれぞれの主体性にかかっています。
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