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【手取り20万】医療系人材派遣会社で医薬品の開発について知る【5社目前編】

どうも、しんのすけです。読んで頂きありがとうございます。ゆっくりしていって下さい。
SIerを退職した後に、医療系人材派遣会社に転職しました。正社員として、また、異業界をチェンジするため、中小企業を中心に転職活動を行いました。
結果的に書類選考と筆記試験、面接1回あっさり内定をもらいました。
そして、なぜ、この業界の選定と業務内容を説明いたします。

①なぜこの業界に入ったか。
→前職で医療関連のアプリケーション開発に参画していた時に、顧客側にいた方に、この業界があると教えていただきました。業界としては、CROという業界です。Contract Research Organizationの略で、主に医薬品の開発や治験の業務を医薬品・医療機器メーカーから受託する業界です。業務といっても多岐に渡り、医薬品の治験が計画通り実施されているか病院をはじめ医療機関に出入りしている人、医薬品の有効性や安全性を統計的に分析する人、安全性の情報を集積する人、先行研究、論文や文献の翻訳を行う人など業種もたくさんあります。
もちろん、私のようなIT関連の経歴がある人もいますが、前職が医師、獣医、看護師、薬剤師、翻訳家、コンサル、医薬品の卸企業、医薬品メーカー勤務の方もいます。
私は、安全性の情報集積の業務効率化や集積に使うデータベースの技術的知識を持っていたため、実務と兼ねて内定をもらいました。

②実務で何をするか。
→グロスのほとんどは人材派遣業ですが、アウトソーシングや受託など幅広くやっている企業に入社し、私は自社での勤務となりました。
安全性の情報収集という仕事について、結論から言うと特にCROが受託する業務範囲は非常に退屈です。
世界中もしくは国内からほぼ毎日届く副作用の情報をシステム(データベース)に入力するお仕事なので、人によって向き不向きがあります。そして、業界内の企業の同じ職種は多少違う部分もありますが、仕事の内容はほぼ同じです。
入力して、他人の入力した項目をチェックし、法令に基づき必要であれば、システムでボタンをポチーで当局(医薬品医療機器総合機構(通称:PMDA)、厚生労働省所管の独立行政法人です)にデータを伝送します。
最終的には、そのデータに基づいて添付文書に反映され患者さんや処方する人に注意喚起されることもあります。
基本的に労働集約型で皆さんパソコンに向かい黙々とシステムにデータを打ち込みます。治験の場合は被験者の数から例数を予測されますが、販売された後も引き続き副作用の情報収集は継続されていますので、たとえ1日1例しか副作用の情報が来ようが、1万例来ようが、メーカーへの納期や法令に基づいた伝送(報告)期限に間に合わせないといけません。
よって、死を感じるほど残業が発生することもありますし、暇なときもあります。
基本的に、仕事量の予測はその薬を服用している患者がいる以上、予測できないのが事実です。そこで稼動時間を減らすためのITによって業務効率化を図るために、私のような人間も採用されました。

③入社前と後のギャップと本音
→なんか口コミサイトみたいな見出しになった。
入社前は、データを使って蓄積されているビッグデータを使って、統計を用いて分析するのかななど思っておりますが、上記のように、安全性の情報収集を人海戦術で処理するため、とりあえず手を動かすことが多く、事務処理、手続き型の仕事なので、人によっては毎日同じ仕事をルーチン化しているので飽きます。本音としては、CROで受託している業務スコープ内では、どのように患者さんの利益につながるのか、ピンと来ません。

長くなりましたので、転職の話と少し離れますが、今もこのニッチな仕事をしておりますので、次回、もっと詳しく書いていきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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